長女:5歳
Kindergarten(年長組)
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次女:2歳
Toddler2歳児クラス
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私:30代後半
ナースプラクティショナー
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お久しぶりです。生きてます。コロナ罹ってません。生きてます。家族も無事です。
仕事の疲労感とか、共働き家庭+子供のオンライン授業+度々閉鎖されるデイケアなどの荒波に揉まれてブログまで書く気になれず。
乳児がいて万年寝不足というわけでもないのに、子供の寝かしつけで真っ先に寝落ちるのは私σ(^_^;)という毎日です。
さて、ついにアメリカではCOVID-19(新型コロナウィルス)のワクチンEmergency authorization use(緊急使用?)が承認されましたね。私が働いている病院でもワクチンが回って来る予定らしいのですが、話を聞く限りERやICUで働くスタッフが優先されるとの事。私の働くCritical careグループの医師及びナースプラクティショナーも最優先枠に入っているので、受けれるようになったら真っ先に受ける予定です。
ワクチンも製薬会社によって違うので、ファイザーは嫌だとか、モデルナの方がいいとか、正式な臨床試験を経ていない不透明なワクチンなんて嫌だ、なーんて声も聞こえてきます。が、目の前でコロナ患者に咳を吹きかけられている毎日を送っている身としては、効果率90%でも副作用があっても是非とも受けたい!!!と言うか、よくぞ今までコロナに罹らず来れているものだと自分でも不思議。やはり、ガッツリN95マスクを着用しているのがいいのでしょう。一緒に働くドクターも他の同僚NPも、超最前線にいるのに誰一人たりとも罹ってません。
一般の方々は病院の様子を目にする事が無いので、なかなか理解するのは難しいでしょうが、コロナは惨いです。コロナが憎い。
今までもコロナ患者の急変速度が異常なこと、予後が悪く致死率が高い、回復しても数ヶ月単位の回復期間が必要な事はブログで言及してきました。文字で書くと簡潔です。でもね、これらの言葉の裏には様々なストーリーが隠れているんです。
私はもう、あんなに息遣いが荒く辛い肩を見たくありません。胸筋だけではなく腹筋までも使って息をするのに精一杯、話す事さえままならない、助けを求めている、訴えかけている瞳を見たくありません。
一番辛いのは患者さんです。でも、こちらもそんな患者を見るのが辛いです。どんなにこちらが策を尽くして頑張っても、快方に向かわず、やがては人工呼吸器に繋がれて死を迎えて行く患者を目の前に、己が無力だと感じる時も多々あります。
先週はIMCと呼ばれる、ICUと一般病棟の間にある中間病棟でコロナ患者を担当していましたが、通常時であればICUレベルの患者が今はココにいます。私も何とか人工呼吸器に繋がれないよう、ICU送りにならないように必死に対策を取っていますが、毎日のようにICUへ送らなければいけない患者はおり、そういう方々の予後はやはり良くありません(;_;)
そして、コロナ患者も激増していて病院のベッド数も足りないし、スタッフも足りない。そして、既存スタッフの疲労困憊もかなり深刻です。この状況に耐えられず予定を早めて引退する人や、辞めていくナースやスタッフも結構います。
それから、医療従事者のコロナ感染も少なからずあり、1-2週間で回復する軽症なケースから、1ヶ月ほど仕事に来れなくなるケース、はたまた入院となって命を落とす医師、PA、NP、ナースなどがいる事も事実。やはり他人事ではありません。
コロナの第一波では50代以上の慢性疾患持ちが多く、夏の間は20-40代の若い層が命を落とすケースが特徴的でした。今は第一派と同じで、50代以上が主な患者層ですね。
色んなことを書きましたが、皆さん、無駄な外出は控える、外出する際はしっかりとマスクを着用する、そして家族間でも油断しないで、誰か1人でも風邪の症状があったら大事を取って対策を取るようにしてください。前にも書きましたが、夫婦で入院するケースや、一家揃って感染→誰かが重症化して入院というケースは結構あります。そして、今は冬なのでインフルエンザ予防接種もお忘れなく!
多くが家族との集まり出てかかった、旅行してかかった、国境を超えて出かけてかかった、などで、
出かけていないでみんな家にいてくれー!!!!という気持ちでいっぱいです。
ICUなんかは最重症の患者さんばかりですよね。。。えいやさんもどうぞお気をつけて。。。!!!
多分どこの病院も今は同じ様な感じだと思います。うちの病院もICUのベッド数を増やしたりして対応していますが、それでもベッドが足りずにERはベッド待ち患者でいっぱいです。と言うか、ベッドよりもスタッフの方が足りてない!普段よりも重い患者なのに担当患者数はいつも以上…スタッフの疲れが激しすぎて、内部から医療崩壊しそうな気もします。うちの病院では、ほとんどが仕事場か家族間で罹って来ますね。土地柄全米各地から旅行者が来るのと、文化的に大家族だったり、友人も家族と捉える人達が感染している傾向です。家族間じゃみんなマスクしないですもんね。