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~ナースえいや三十にして立つ~
アメリカでCNA→ICU RN→NP

出産レポ②嫌な予感

2018-08-25 00:05:57 | 【アメリカ】2人目妊娠出産
前回(出産レポ①)の続きです。


①予定帝王切開で入院

当日は午前7時半にL&Dへチェックインして
午前9時半から手術開始というスケジュール。

私は母と妹と一緒に病院へ向かい
主人は長女をプリスクールへ送った後に合流。
チェックインした後はLDRへ通され
 ・病院のガウンに着替える
 ・既往症などを聞かれる(Admission H&P)
 ・各種書類にサインをする
 ・バイタルサインの測定
 ・IV(点滴ルート)の確保
 ・NSTによる胎児モニター
くらいなものです。
部屋にはSCD(フットポンプ?)や
Foley(導尿カテーテル)も用意されていたけど
LDRでは装着されず手術室(OR)に入ってから。



病院ガウンはアメリカでは一般的な
後ろで紐を縛るタイプのチラ見せセクシーガウン(^▽^;)
私は性格的にも職業的にも
こういうのは全然気にならないけど
大和撫子な日本人の方は抵抗あるかも。

署名しなければいけない書類は複数あるけど
主なものは
 ・手術&輸血の同意書
 ・麻酔の同意書
 ・私の予防接種(Tdap)の同意書
 ・次女の予防接種(Hep B)の同意書
 ・支払いに関する同意書
あたりだったかな?
新生児のVitamin K shotは同意書のサイン不要らしく
自動的に全員に投与するとの事。
これには「ん???(・・?)」となったけど
別にVit K投与を断るつもりはなかったので追及はせず。
でもVit KはSubQかIMの注射だったと思うので
同じInvasiveなHep Bはコンセントフォーム必要で
Vit Kは要らないのがちょっと不思議です。

IVは18Gを左手の甲に入れられたんですが
(本当は前腕が良かった(¬_¬)ボソッ)
とにかく薬剤が血管を刺激して痛かった(´;Д;`)
NSとかLRといったIV fluidだったら問題ないけど
Amoxか何かの抗生剤を入れた時と
全身麻酔時のSedation medsを入れた時は
腕の血管がヒリヒリ/ビリビリしてメッチャ痛かった(´༎ຶོρ༎ຶོ`)

あと、低血圧なので入院直後に2LのBolusを入れられ
その後は125ml/hrのMaintenance fluid(LR)をキープ。
入院1時間半にして



こりゃ産後に浮腫むな( ´Д`)



という予感でいっぱい。
予感は見事的中。産後の浮腫みが酷かったー(´Д` )
手術中にもBolus入れたし
翌日にFoleyが抜けるまでIV fluid 125ml/hr継続してたから
出産後の体重は出産直前よりも多かった(゚д゚lll)
軽く見積もっても入院中に6-7Lは入れられたはず。
出産4日目でも出産直前から500gしか落ちてなかったYO。
完全にThird spacingで全身水膨れ状態でした。

ちなみに妊娠中の体重増加は妊娠前+10kg(22lb)で
ギリギリ10kgを死守いたしました (`・ω・´)ゞ
そこから
 ・出産直後は+10kg以上
 ・産後4日目から1週間までは+9kg前後
 ・産後1週間から2週間で大幅に落ちて+2kg前後
 (この間は利尿剤飲んでるわけじゃないのに
  排尿量がハンパなかったZE)
 ・産後2週間以降は+2kgを継続中
という感じで推移しています。

今のところほぼ完母で育てているので
体重をこれ以上落とすつもりはなく+2kgをキープするつもり。
長女の時に妊娠前の体重まで落としたら
母乳が減っちゃったんですよねー。


②麻酔科医の都合で手術時間が遅れる

入院してから私の準備完了までに要した時間は1時間ちょっと。
手術間近になってもORへ行く気配がないので
「前の人の手術が押してるのかな~?」と気楽に構えていたら
担当ナースが部屋に来て

麻酔科医が他の妊婦さんにEpidural(硬膜外麻酔)を入れており
1回目は上手く入らなかったので今入れ直している最中。
手術時間が少し遅れます。


と教えてくれました。その時点で午前9時半ちょっと前。
それから待てども待てども音沙汰がない!
午前10時になってもORへ行く気配がないので



嫌な予感でいっぱい( ;´Д`)



エピデュラルのカテーテル入れるのって
普通だったら10-15分くらいしかかかりません。
最初に「麻酔科医の都合で遅れる」と言われてから
45分経っても音沙汰ないのは明らかにおかしい!

麻酔科医待ちをしている間に暇を持て余したのか
手術に立ち会う人達が次々と私のLDRに来て
(担当ナース、ベイビーキャッチャーのナース、
 私のOBGYNであるDr.B、レジデントのOBGYN、
 メディカルスクールの学生など)
自己紹介や各種説明をしてくれました。

彼らの話の内容から
麻酔科医の都合で手術が押しているのは本当な模様。
結局、私がORに入ったのは当初の予定より1時間後の10時半近く。
エピデュラル入れるのに軽く1時間以上要している麻酔科医に
一抹の不安を覚えたのは言うまでもありません。


次回(出産レポ③)へ続く。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
本当に、嫌な予感ですね。 (Hit-chan)
2018-08-25 04:13:19
私のように、初めての出産で医療知識も乏しい場合でも、「何が起こっているのだろう?」と不安になりそうな状況ですね。だから、えいやさんにとっては、「何で、この処置にこんなに時間がかかっているんだろう?」と具体的な疑問が湧いてきたでしょうし、余計に不安になりますよねぇ。

前の記事で、「赤ちゃんが生まれた時に意識が無かった。」と読んで、正直びっくりしました。いくら帝王切開でも、TVや周りの人の経験で見ても、必ずと言って程、赤ちゃんが生まれた時に意識のあるお母さんの所に持って行って、「生まれましたよ~。」と言っているイメージがあったので。

この先の出産レポート、興味深いです。
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Hit-chanさん (えいや(管理人))
2018-08-27 08:11:00
母体または胎児の命にかかわるような緊急事態だと、即効性のある全身麻酔による緊急帝王切開はありえますが、普通の帝王切開の場合で全身麻酔というのは現在では稀ですよね。私の場合、とても情けない麻酔科医要因の理由で全身麻酔になり(詳しくは出産レポ③で記述しています)、私は意識はないし、主人も手術室に入れず立ち会えなかったので、消化不良な想いの残るお産で本当に残念でした。大切な赤ちゃんの誕生に、こんなくだらない理由で立ち会えないなんて信じられないです。こういった事態に陥るお父さん&お母さんが1人でも少なくなることを願うばかりです。
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