最近95歳のFull codeの患者さんが突然亡くなったんですが
色々なナース・CNAが「95歳でFull codeかぁ~」と神妙な面持ちだった。
Full codeとは容態が急変した際に延命処置を施すことで
ドラマとかでよく見るCPRやAED、人工呼吸器など
様々な医療器具や薬を使って延命治療・蘇生措置を行う事を指します
その逆にDNR(Do Not Resuscitate)というのもあって
ホスピスに入っていたり余命末期の患者さんには
容態が急変しても延命治療・蘇生措置を取らないという方針もあります
で、この亡くなった患者さんは家族の意思によりFull code。
痴呆があり体の自由が効かなかったものの
特に病気らしい病気というものは無かったらしく
ある日の夜中に亡くなっているのを夜勤CNAが発見
すでに手遅れで戻ってくることはなかったのですが
色々なナース・CNAが高齢でのFull codeに関して話し合っていました。
病気はなくとも高齢だと体力が低下しており
蘇生措置を取っても、CPRで肋骨が折れたりして痛い思いをしなければならず
また、蘇生しても体が回復するまでには大幅な時間がかかります
時間がかかるどころか、回復せずに引きずり続けなければならない事も多いので
高齢でのFull codeに疑問を持つ人は少なくないのです
これは倫理の問題と言いましょうか、人の価値観はそれぞれなので
何が正しくて何が間違っていると簡単に答えの出る問題ではないです。
また、Full codeかDNRかの選択は本人および家族の自由なので
医療従事者はその方針に則って医療行為を施すのみなのですが
普段からお世話をしているナーシングスタッフとしては
苦しんで生きながらえるよりも、おだやかに眠らせてあげたい、
という意見のほうがえいやの周りでは多いんですね。
もちろん、家族にとってみれば、
病気でも高齢でも失いたくない大切な家族の一員ということはわかっています。
死に対する問題、治療に対する問題、色々複雑です。
←総合病院には倫理委員会があります
色々なナース・CNAが「95歳でFull codeかぁ~」と神妙な面持ちだった。
Full codeとは容態が急変した際に延命処置を施すことで
ドラマとかでよく見るCPRやAED、人工呼吸器など
様々な医療器具や薬を使って延命治療・蘇生措置を行う事を指します
その逆にDNR(Do Not Resuscitate)というのもあって
ホスピスに入っていたり余命末期の患者さんには
容態が急変しても延命治療・蘇生措置を取らないという方針もあります
で、この亡くなった患者さんは家族の意思によりFull code。
痴呆があり体の自由が効かなかったものの
特に病気らしい病気というものは無かったらしく
ある日の夜中に亡くなっているのを夜勤CNAが発見
すでに手遅れで戻ってくることはなかったのですが
色々なナース・CNAが高齢でのFull codeに関して話し合っていました。
病気はなくとも高齢だと体力が低下しており
蘇生措置を取っても、CPRで肋骨が折れたりして痛い思いをしなければならず
また、蘇生しても体が回復するまでには大幅な時間がかかります
時間がかかるどころか、回復せずに引きずり続けなければならない事も多いので
高齢でのFull codeに疑問を持つ人は少なくないのです
これは倫理の問題と言いましょうか、人の価値観はそれぞれなので
何が正しくて何が間違っていると簡単に答えの出る問題ではないです。
また、Full codeかDNRかの選択は本人および家族の自由なので
医療従事者はその方針に則って医療行為を施すのみなのですが
普段からお世話をしているナーシングスタッフとしては
苦しんで生きながらえるよりも、おだやかに眠らせてあげたい、
という意見のほうがえいやの周りでは多いんですね。
もちろん、家族にとってみれば、
病気でも高齢でも失いたくない大切な家族の一員ということはわかっています。
死に対する問題、治療に対する問題、色々複雑です。
←総合病院には倫理委員会があります