以前、自分がどのように音楽と出会い、どうして今でも音楽を続けているかを
エッセーに綴ったことがある。今回はそのエッセーをいくつかに分けて紹介しよう。
「のっぽのおじさん:異邦人との出会い」
名古屋で生まれ育った僕が、何故ニューヨークにやって来て、
今でも好きな音楽を続けているのかと言えば、
それはのっぽのおじさんとの出会いがあったからである。
中学1年の夏休み。
僕は両親の友人宅を訪問がてら家族と軽井沢に滞在していた。
そんなある日、兄がある特ダネを聞き入れにわかに興奮し始めた。
どうやら外国人スターが近くのホテルに滞在しているらしい。
兄貴の後をひょこひょことついていった僕は
ホテルから出て来たのっぽのおじさんと出会った。
生まれて初めて間近で見る外国人だったと思う。
兄は狂喜乱舞していたが、僕の目には単に背の高い異邦人にしか映らなかった。
それでも、何と書いてあるかわからない彼のサインを見て、
僕は未知の世界を垣間見ていたような気がする。
つづく...
エッセーに綴ったことがある。今回はそのエッセーをいくつかに分けて紹介しよう。
「のっぽのおじさん:異邦人との出会い」
名古屋で生まれ育った僕が、何故ニューヨークにやって来て、
今でも好きな音楽を続けているのかと言えば、
それはのっぽのおじさんとの出会いがあったからである。
中学1年の夏休み。
僕は両親の友人宅を訪問がてら家族と軽井沢に滞在していた。
そんなある日、兄がある特ダネを聞き入れにわかに興奮し始めた。
どうやら外国人スターが近くのホテルに滞在しているらしい。
兄貴の後をひょこひょことついていった僕は
ホテルから出て来たのっぽのおじさんと出会った。
生まれて初めて間近で見る外国人だったと思う。
兄は狂喜乱舞していたが、僕の目には単に背の高い異邦人にしか映らなかった。
それでも、何と書いてあるかわからない彼のサインを見て、
僕は未知の世界を垣間見ていたような気がする。
つづく...