ゼロからのレコードレーベル

アメリカで日本人がゼロからスタートしたインディー・レーベル。純粋に音楽の楽しさを追求するレーベルの将来はいかに!?

NYCバレエ

2008-12-06 23:35:27 | 音楽
音楽は日常生活の中で至るところで親しまれる。
音楽は音楽だけでも人の心を高揚させたり、
感動を与えてくれるが、脇役として引き立てることも
他の媒体と対を成して、また別の芸術形体を作りあげることもできる。

総合芸術であるバレエもその一つだ。
2008年11月29日にNYステートシアターでNYCバレエを見た。

20ドル以上の入場料がかかる舞台、コンサートは行かないようにしているが
オペラ、バレエ、ブロードウェイを見る時は、中々それでは見られない。
ということで今回は奮発して33ドルの4階席を購入した。

しかし、生のオーケストラはいい。
ミックスもしていないのに、こうもいいバランスで響くのは
指揮者、オーケストラ演奏者たちが優れている証拠だろう。

プロダクションもステージ衣装も舞台も、このシーズンならではの
華やかなもので、大人から子供までを楽しませてくれた。

特筆すべきは、ジョージ・バランシンの振り付け、
そして、それを踊りこなすバレエダンサーたち。
完璧であろうその踊りと美しい肉体は涙さえ誘う。

さらには、そのバレエを引き立てる脇役でありながら
主役でもあるチャイコフスキーの音楽。

こうして世を去った後でも
4階席にいる僕を感動させる
バランシン、チャイコフスキーは圧巻。

チャイコフスキーは本当にツボを得ている。
今でも生きていたら、我が社レーベルも契約したいところ。

スーパーで流れる音楽、ドライブしながら聞く音楽、
iPodで聞く音楽も全部音楽。
でもこういう音楽も時に体験するべきだと痛感。

以前は、バレエ、オペラ、クラシックコンサートへ
足を運んだが、ここ数年というものはすっかりご無沙汰だった。
今後はまた少しお金がかかりそうだ。