ほとんどハズレが無いのが浅田次郎さん
若くして過労死した椿山課長が、期間限定(7日間)で現生に蘇る。
もともとは朝日新聞の連載だったそうで、テンポもよく数日かけて読むには区切りもつけやすい。
先ず元課長はSAC「スピリッツ・アライバル・センター」へ到着する。
次にいろいろあってRMR「リライフ・メイキング・ルーム」(特別逆送措置)を経て現生へ。
まあ横文字、それもいわくありげに頭文字だけ並べると、何やら有難くなりますね。
小説家は「稀代の大ウソつき」と作者本人がどこかで言っていましたが、
本領発揮の小説で、どこまでも縦横に大風呂敷は広がってゆきます。
しかし東さんの様に饒舌にならないところがやはりすごい!
ホロリとしたり、うんうんと頷いたりしながら読めました。
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次はこれ
何年も前から読んでみたいと思いながら、やっと読む機会を得ました。
設定はあり得ない「塩化する世界」ですが、その舞台を借りていろんな人間模様を描いています。
ただ「終わったかな?」と思うとまた始まる。「Fin」が出てくること何と5回
これは「大風呂敷」ではなく「パッチワークキルト」の様なものでしょうか?
初々しさの残るデビュー作ですが、楽しめました。
ところで ここだけの話ですが、有川浩って女性だということを初めて知りました。
ずっと男性だとばかり思ってました。
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「世界中で最も多くの読者をもつ自己啓発書作家」
と言われたベストセラー作家オグ・マンディーノの作品
『この世で一番の奇跡』の続編で心の洗濯に最適
僅かでも「一番の贈り物」ができる、
ラグピッカー擬き程度にでもなれたらいいと思いながら読みました。
SAC到着時の評価とは関係ないとは思いますが・・。
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