リーマンの鯉釣り日記

鯉釣りを始めて、もうかれこれ40年、鯉釣りが好きなんですと言える気持ちを持ち続けていたいです。

遠征前に2

2024年05月25日 | 野池
 昨年あたりから,遠征することが多くなり,一方,地元の河川は亀が多くなったり,景色の点からもどうしても足が遠のいてしまい,景色が素晴らしい野池で竿を出すことが多くなってきています.

 特に暑い季節になると,河川では日陰もなく,一方,野池では木陰で陽を避けながら当たりを待てるところから,必然的に野池に足が向いてしまいます.更に,いろいろ自分でナビを見ながら野池を探索するのも,やってみるとなかなか面白さがあります.

 どこかで誰かが釣ったという情報が手に入りやすくなってきている一方,逆に知られたくない気持ちからや,すぐにその情報をもとに釣り人が来るのを避けるために,背景を隠したり,微妙にわからないようにすることも多くなってきたように思います.昔は雑誌もあって,ポイント紹介なども行われていたのですが,SNSの発展によって,却ってポイント情報も行き届かなくなっているとも言えます.

 いずれにせよ,自分でフィールドを探索して,それこそ,鯉がいるかいないかわからないところから自分で調べ,竿を出して,やっと当りをもらえるというプロセスを経験することも一つの面白みでもあります.最近はそういう鯉釣りも中々乙なものだと感じています.気がついたらいつもの場所で竿を出している自分では何だかね.そんな気持ちを大切に今回も地元の野池で竿を出しました.そういう訳で,自分以外は竿を出すカープアングラーもいなく,そばを通り過ぎる人も車もいない場所でゆっくり竿が出せることで,気持ちもリフレッシュいしているのが最近の私です.季節ごとの変化する景色を堪能できるくらいのアングラーでいたいものです.

 今回は自分のメインタックルで何とか一本をと,いつもより粘る気持ちで竿をセットしました.
  竿:FreeSpirit HI-s 200 12ft 3.5lb
   バンクスティック:ステンレス 2ロッド仕様 スタビライザー装着
      リール:UKDaiwa tournament iso 5000QD
      道糸:フロロカーボン4号

バイトアラーム:ATTX 小さく,丈夫で電池も持ちがよく,飛距離が出るのが特徴です.以前はデルキムを使っていたのですが.

 前日にフィールド探しの途中でフィーディングを少ししておいての今回の釣行なので,ある程度釣果を期待しつつも,竿を出したのが朝の9時半でした.少し粘って6時間ほどかなと思いながらアタリを待ちます.その間,遠くで竿を出している釣友とSNSで連絡を取りながら,静かな場所を堪能するように,本を読んだり,道具の整理をしたり,はたまた車の整理をしたりと,時間だけが過ぎていき,なかなか期待の当りがありません.

 今は時期的に,産卵後の一休みの時期で,自分の長年の経験からも産卵明けの一休みの時期はあったのですが,最近はその時期のずれを考え各地に出かけて釣果を出してもいたのですが,どうも今年はそれが各地とも一定した今の時期のようで,なかなかアタリがもらえないことが情報として聞こえて来ています.前日のフィーディングも効果が無いようでは厳しいかなと思いつつ,午後5時まで粘ってみようかなと思っていた,午後の4時過ぎに連続音ではないバイトアラームの当りを知らせる音.これは藻に絡まれていると直感でわかるも,大した藻でもないので,タモとマット等持ちながら釣り座に急ぎます.100mほどの担ぎこみのポイントであるので,釣り座に着くまでに時間もかかりますが,釣り座に着くと右の竿の穂先が右に曲がり,揺れています.どうも藻に絡まっているようですが,何とか藻が切れるくらいなので,不安は少なく,やり取り開始です.藻を切って,切れた藻が道糸に絡みながら,その先に鯉が付いている状況です.重さもトルクも感じられないので,これは小型の鯉かなと感じるも,ここでは80cm以下の鯉は釣れたこともないので,少し不安に思いながらも寄せてくると,標準サイズですが,やせているのがネットインする前からその水中で泳ぐ姿からも伺い知れます.ネットインして記念撮影し,その場でリリース.

傷のないきれいな魚体が特徴ですが,さすがに少しやせすぎていますね.産卵後とは言え,栄養が少ないのかと心配ですが,ボイリーを食べることで少しでも大きく育って欲しいと感じます.とは言え,傷のないきれいな姿には感動を思えます.この魚体の美しさもこのフィールドの特徴であり,魅力でもあります.
大きさは87㎝です.今年は冬の釣りで小型が釣れて今年の平均サイズは83.4㎝で,昨年の89㎝にまだまだ及びませんが,少しずつサイズアップをと思ってはいるところです.まだまだこれからという感じの今年の釣果ですが,暫くは我慢の釣りでもあるかなと思いながら,訓練の場所として景色のいい野池での釣行も楽しんでいきたいと思っています.

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