新しい年になると、道糸を新しく巻き替えて、新年の釣りの開始と気持ちを改めることがこれまでもありましたが、皆さんはいかがでしょうか。
石鯛竿を使っていた頃は、リールはアブの7000Cでしたので、道糸は7号を200mというのが自分の標準でしたが、ユーロスタイルに変更してからは、道糸は4号を使っています。リールがUKDaiwaのトーナメントISO5000QDなので、4号を300m巻いています。モノフィラメントだとどうしても比重が小さく、沈みが遅く、落としオモリを使う中で、落としオモリが石などに食い込んだりして、トラブルがあり、さらに、モノフィラメントが糸縒りなどが起こるため、この10年近くは、フロロカーボンの4号を使っています。
実際の使い方としては、フロロカーボンの4号は80mほど巻くだけで、下巻きにモノフィラメントの5号クラスの糸を200mほど巻いています。実際に投げる距離は80mもないので、キャスト後にまだ少しフロロカーボンの糸がリールに残っている状態です。フロロカーボンは比重が大きく、沈みが早く、したがって、落としオモリは必要がなく、また、糸ヨレも少なく、耐久性もあります。ただし、糸の伸びは少ないので、そこはQD(クイックドイラッグ)などリール操作と竿の弾力を意識して、使い慣れた竿で、魚とのやり取りをします。また、糸がたくさん出された時には、下巻きのナイロンモノフィラメントは伸びがフロロカーボンより大きいので、糸の弾力を使い、鯉の引きを吸収して対応できます。
4号の道糸で切られないかとの不安は、実際に道糸4号を巻いて、竿を曲げながら切れるかと考えると、先に竿が折れるのではないかと思われます。なので、4号で十分な強さがあると言えます。岩などの擦れに対応するのは太さは大切な要素かもしれませんが、水月湖などのフジツボのスレでは、道糸の太さもあまり関係ないくらいに、例えば、8号の道糸でも簡単に切れてしまいます。
使っているフロロカーボンは写真のDaiwaのJUSTRONのフロロカーボン4号です。240m巻で、80mごとに目印が付いているので、それを頼りに、リールに80m巻いています。
下巻きのナイロンモノフィラメントは滋賀の昔からの釣友のKさんから頂いたものです。
大量にあるので、贅沢に使わせてもらっています。道糸の交換に関しては、下巻きの糸は1年に1回程度ですが、フロロカーボンに関しては80mであるので、ラインブレイクした時には変えるようにしていますが、耐久性はあるので、意外と長持ちします。私は基本的に道糸はたらして、水中に沈ませるので、キャストしてから静かにフロロカーボンの道糸を一直線に静かに沈めてアタリを待ちます。したがって、バイトアラームに関してもスインガーを使いません。なるべく警戒心を鯉に与えないことを意識してのセッティングになります。リールもたくさんありますが、道糸に関してはすべてのリールで上記のような巻き方になっています。
1月もいよいよ終わりで、明日から2月になりますが、この冬は例年になく寒く、温暖の地の見えの松阪も雪は降ることはなくても、寒さで鯉もなかなか食ってきそうになりません。尤も、動いている鯉もいるので、そういう鯉なら食ってきそうですが、2月から始動して行こうかと、上記のように道糸を点検し、リールやロッドのメンテナンスも完了したのを機にゆっくり始動していきます。春までは、流れのある河川の方が鯉も食ってくるので、地元河川を中心に始めたいと思います。
河川工事の関係で、これまで入れなかったポイントも竹やぶを伐採してもらって、入れるようになったところが気になっているので、そこでの釣果をと考えています。