リーマンの鯉釣り日記

鯉釣りを始めて、もうかれこれ40年、鯉釣りが好きなんですと言える気持ちを持ち続けていたいです。

夏の野池

2024年07月14日 | 野池
 暑さと梅雨が重なり、釣りには年間を通して一番厳しい季節になっていますが、私は年間を通してcarpfishingに勤しんでいますので、この季節ならではの装備等も使いながらの釣行になります。
 先ずは、暑さ対策ですが、これはクーラーを使います。PHEVの車(三菱アウトランダー)を使って、静かな車内であたりを待ちますが、車が日向でも困るので、木陰のフィールドを選びます。数年前までは、余呉湖の木陰を求めて遠征していましたが、最近は地元の野池をベースにしています。静かな山間の野池で木陰もあり、珍しい鳥の声も聴けて、これ以上の環境はないかと特に、昨年からはその釣行回数も増えてきました。地元であるメリットを使いながら、2回に1回釣れればいい感じで、野池探索も視野に入れての釣行になっています。また、多くは5,6時間の釣行が主体で、1投だけの勝負になります。
 したがって、装備も少なく、食事も昼の1食程度で、その代わり、1投ですが、ポイントも探索しながらで、釣りの当たりを待つ時間も無駄を省いてだらだらと時間を浪費しないように意識しています。
 先日、いつも釣行とでご一緒させていただく、TANI CHANNELのTさんから、一度使ってくださいと、ほしいと思っていたものを提供していただきました。それが、


検寸台のバッグです。検寸台は今や、carproadさんしか購入できない状況ですが、この製品は完成度も高く、また、メモリの精度も高く、ユーザー目線で改良も加えられたりして、大切な備品の一つです。特に、大型の鯉を釣った時には、検寸台できちんと測って、記録しておきたいので、なかなか使う機会は少ないものの、大型を意識した釣行では欠かせないタックルの一つです。また、客観的に、長さは測ってこそ記録としての価値があり、大事にしたいものです。
 さて、測る機会があっての検寸台ですが、この連休を利用して、計画的に地元の野池の釣行を計画しました。何とか大型1本を上げるために、フィーディングを重ねて、1投必釣を目指しました。
 1週間前にもフィーディングだけして、翌日に1投だけ竿を出しましたが、水中の倒木に絡まれラインブレイクとなり、今週は前日にフィーディングして、翌日の朝からの1投に賭けます。
 振り返って、このフィールドも初めて竿を出してから毎年通っていて、足掛け5年目になります。最初は果たして鯉がいるかどうかも分からない中で、バスマンに聞いたりしながら、生息していることを確認出来て、竿を出し始めました。最初の年は、秋の釣り期でしたが、70台と80台の鯉が釣れて、その姿が綺麗で、そこから本格的にこの池に通うようになりました。一度釣れるとそのポイントでは2度とつれなくなり、警戒心の強いフィールドです。翌年から春の時期なら大型も期待できると浅場を狙うも、空振りを繰り返し、何度か通う中で、何とか90台前半まで釣ることができたものの、それが限界かなと感じていました。とは言え、夏の猛暑の釣りでは、木陰があり、1日中日差しが避けられる環境が一つの大きな魅力となり、昨年からは夏場の定番フィールドになりました。
 快適な釣り環境を堪能できるフィールドという位置づけになり、何とか喰わせるために、試行錯誤する鍛錬の場所として考えるようになりました。特にフィーディングの量と質に関しては、私が最も意識しているポイントでもあり、ここでのある種の実験がほかのフィールドに行かせると考えています。具体的にはフィーディングとしては、粉餌とボイリーの種類とその量をいろいろ試していきます。闇雲に撒いてしまうとわからなくなるので、基本は撒かない中での量と質を考えます。そしてそのフィールドにマッチした量と質の決定を行います。撒くことよりも撒かないことの方が難しく、勇気がいります。
 そして、前日のフィーディングの効果を期待して、今回はその続きとしてのフィーディングを行い、30分ほど寝かして、第1投です。今回は何とか喰ってくるだろうと予想していて、マット、ネット、そして検寸台まで用意して、カメラの三脚も準備しています。
 投げてから1時間ほどした頃でしょうか、突然のバイトアラームの連続音が車内に響き渡り、覚悟していたものの、やはり少し慌てます。とは言え、連続音が続く中で、鯉が走っている状況が伝わって来ます。ネット、マット、検寸台、そしてカメラ三脚を両手に持ちながら、釣り座に急ぎます。熊笹の生い茂る山の斜面をその熊笹をかき分けながら急ぎます。釣り座に着いた時には、糸は止まっています。しかし、竿を持つと鯉の動きが伝わって来ます。100mほど道糸が出されています。水深も6,7mほどあり湖底から徐々に浮かしてくる感じです。意外と簡単に浮かすことができたのですが、そこからなかなか寄って来ません。というか、寄ってきてはまた反転して走り、その原動力は大きな尾びれで、何度もその尾びれで水面をたたく光景を目の当たりにしながら、15分ほどかけてやっとネットイン。久しぶりのやり取りの長さに鯉釣りの面白さを堪能できました。野鯉系のスラっとした体型で、その尾鰭の大きさに驚かされます。引きも強さを思い出させてくれます。


足掛け5年かけての大型で、満足できる1本です。5年の時間を振り返りながら、石の上にも3年といいますが、初めて竿を出してから5年目でやっと釣れた感じですが、いるかどうかも分からない状況から始めて、やっと区切りの大型を上げることができ、これがきっかけにさらに大型を期待したくなるのも釣り人の性かもしれません。記念すべき今回の釣行でした。


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