941『自然と人間の歴史・世界篇』インドの雇用・労働の状況(2020)
インドの2020年5~8月時点での生産年齢人口(15~64歳)は、約9億8213万人であり、このうち、約4億1362万人が労働力人口とされる。しかも、後者のうち39歳までの若者人口が1億8545万人もいる。
これに対し、65歳以上は約685万人に過ぎない。文字通りの人口ピラミッド構造であり、同じような人口規模であるとはいえ、人口高齢化が進む中国とは、大いに異なる。
出生率も高く、総人口は2030年までに15億人を超え、中国を上回り世界一となる見込みだ。その中で、毎年2000万人超の若者が労働市場に参入してくる見通しになっている。
インドの2020年5~8月時点での生産年齢人口(15~64歳)は、約9億8213万人であり、このうち、約4億1362万人が労働力人口とされる。しかも、後者のうち39歳までの若者人口が1億8545万人もいる。
これに対し、65歳以上は約685万人に過ぎない。文字通りの人口ピラミッド構造であり、同じような人口規模であるとはいえ、人口高齢化が進む中国とは、大いに異なる。
出生率も高く、総人口は2030年までに15億人を超え、中国を上回り世界一となる見込みだ。その中で、毎年2000万人超の若者が労働市場に参入してくる見通しになっている。
次に、同期間における失業率については、一般的には11.5%、それに潜在失業率と呼ばれる広義の失業率が16.61%だと報告されている。後者の概念には、働きたくても職がない人、調査時点で積極的に働く意思を持っていない人の双方が含まれる。
年齢、性別による失業率の差についても、大まかに述べておこう。
まずは、上記と同じ期間での15~19歳の一般的な失業率は53.54%、潜在的な意味での失業を含めた広義の72.90%だという。20~24歳の一般的な失業率は40.15%、潜在的な意味での失業を含めた広義の失業率は47.31%だという。25~29歳の一般的な失業率は17.27%、潜在的な意味での失業を含めた広義の失業率は22.22%だという。30~34歳の一般的な失業率は7.51%、潜在的な意味での失業を含めた広義の失業率は11.80%だという。さらに、35~39歳の一般的な失業率は7.39%、潜在的な意味での失業を含めた広義の失業率は11.91%だという。
まずは、上記と同じ期間での15~19歳の一般的な失業率は53.54%、潜在的な意味での失業を含めた広義の72.90%だという。20~24歳の一般的な失業率は40.15%、潜在的な意味での失業を含めた広義の失業率は47.31%だという。25~29歳の一般的な失業率は17.27%、潜在的な意味での失業を含めた広義の失業率は22.22%だという。30~34歳の一般的な失業率は7.51%、潜在的な意味での失業を含めた広義の失業率は11.80%だという。さらに、35~39歳の一般的な失業率は7.39%、潜在的な意味での失業を含めた広義の失業率は11.91%だという。
では、地域による失業率の差についてはどうなっているのだろうか、大まかに述べておこう。
15歳以上の人口は10億4559万6千人、そのうち都市部では3億5268万2千人、地方については6億9291万4千人である。
15歳以上の人口は10億4559万6千人、そのうち都市部では3億5268万2千人、地方については6億9291万4千人である。
その並びで、雇用についての都市部と地方の差を述べておこう。都市部の一般失業率は12.7%、潜在的な労働者を入れた広義の失業率は19.17%なのに対し、地方の一般失業率は11.02%、潜在的な労働者を入れた広義の失業率は15.39%だという。
(続く)
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