去年の後半に出た『獣の奏者』の続編、「探求編」と「完結編」を読みました。
思うに、『獣の奏者』の「闘蛇編」と「王獣編」は主人公エリンの成長を軸に置いた、エリンの物語ですが、続編のほうはエリンの生き様を中心に据えた歴史物語です。
読み終えて、ちょっとだけエリンのために泣きました。
そしてもういちど、最初に刊行され、作者の上橋菜穂子さんが「この2冊で『獣の奏者』は完結したのだ」と言っていた、ファンタジーとして度肝を抜かれた「闘蛇編」「王獣編」を読み返しています。
惜しいことしたにゃー。
最初の2冊が出てからしばらく時間が経っていたのだから、もう一度、1、2巻を読んで、続編の3、4巻を読めばよかったと思います。
そうすれば、続編をその後の物語として、もっと鮮やかに読むことができたのに。
そう思って、また1・2・3・4と続けて読もうとしているサラ☆であります。
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