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創元社の「知の再発見、双書」の『海賊の歴史』によると、ギリシア神話にも海賊は登場するそうです。
イカリーア島の砂漠で寝ていたティオニュソスは、海賊に捕らえられました。
海賊は、ティオニュソスをどこかの王子と思い込み、身代金を要求するために船に連れ込んだのです。
ところが船は突然動かなくなり、海から伸びてきた葡萄のつるに覆われてしまいました。
ディオニュソスは獅子に変身し、恐れおののいて海に飛び込んだ海賊はイルカに姿を変えてしまいましたとさ。
まあ、神話の世界だから、あまり話は生々しくない。
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敵国またはそれに順ずる国の船ならば、海賊行為を働いてもいいという免許状をもった海の男たち。
ドレイクという私椋船員はエリザベス女王から免許と出資金をもらい、世界中の海を荒らし回ったそうです。
そして、船が沈みそうなほどの財宝をのせてイギリス本国に帰港。
エリザベス女王に、なんと!! 4700パーセントの配当金を手渡しました。
おかげで女王は外国からの借金をすべて返済。残金の一部を貿易会社に投資したりしたそうです。
それって、女王も海賊の仲間だったってこと??
海賊行為は犯罪であることには間違いないと思うけど、バックに背負うものがあれば、ナイトにだってなれるのです。
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