ちょっと前に、新宿の朝日カルチャーセンターで開講された、茂木健一郎氏の
「赤毛のアンに学ぶ幸せになる方法」という公開講座に行ってきました。
面白かったですー。
なかでも、印象的だったのが、アンの感化力についてのコメント。
なるほどなと思いました。
茂木氏がいうには、「アンには化け物みたいなところがある。アヴォンリーにきて、いろんな人を変えていく。爆発的な感化力だ」
聖書は「はじめに言葉ありき」といっています。
アンは、ブライトリバーの鉄道の駅からアヴォンリーに向かう馬車のドライブで、早速、いろんな場所にどんどんん前をつけていきます。
この「名前をつける」ということは、世界を変えていくことを意味します。
アンの登場によって、マシューもマリラも変わっていきます。
若々しい気持ちや愛が芽生えるのです。
茂木氏は、「ここで起こっていることは、とてつもない奇跡みたいなこと。
アンの登場は、マリラとマシューには奇跡である。これは、この作品を読むうえで
大事なコンセプトだ」とおっしゃっていましたよ。
うーん、なるほど、そうなのねぇ。
そう思いました。
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