↑ 『フェイクスピア』のチラシの一部です
おはようございます!
新しい一日が始まりました。
オリンピックも無観客ながら、盛り上がっているようですね。
コロナというのはなんとももはや、です。
今日は、サラ☆さんといっしょに久方ぶりに観たお芝居『フェイクスピア』についての話題です。
コロナのおかげで、去年観た芝居は
リニューアルしたPARCO劇場こけら落としの『大地』のみ。
大泉洋さんを中心にした群像劇。
政治犯として収容所に収監された演劇人たちが
それでもなお、たくましく芝居に情熱を燃やす物語。
久しぶりにみて、涙がでるほどうれしかったのを覚えています。
そして今月あたまの8日に、それこそ1年ぶりぐらいで見たのが
野田地図・野田秀樹さん作・演出の『フェイクスピア』
野田秀樹さんはコトバの人。
その言葉の展開、遊びの部分はまさに「天才じゃないか」と思わせられるんです。
老優の(といっては失礼? そんなことはありませんよね。この言葉には敬愛の念がこもっています)白石加代子さんに橋爪功さん。
そこに若い高橋一生さんや前田典子さんがからんで
野田地図ではいままで観たなかで最高、といってもいいくらいの
面白さと深さをかねたお芝居でした。
(白石さんは秋田県の恐山のイタコ見習いの役。役柄にぴったり)
コロナに入って、オンラインで演劇を放映したりしていますが
やっぱり「演劇」というからには、目の前で生きている人たちが繰り広げる
喜劇・悲劇をダイレクトに観ないと始まらない
と思ったりしました。
今回の芝居のメインは、冒頭の写真のように「コトバ」です。
その言葉群は重く、生きており、そして瞬間で消えていく命の最後の響きです。
舞台美術の動きも斬新ですばらしく、
「お芝居はほんとに最高だな」と思いました。
今朝の話題は、野田さんが東京芸術劇場にかけた
『フェイクスピア』というお芝居についてでした。
今日も素敵な1日をお過ごしください!
★今日贈りたい言葉★
「すべての日がそれぞれの贈り物をもっている」
by マルティアリス(古代ローマの詩人)
寝る前に、どんな贈り物を受け取ったか、
考えてみると楽しいかも。些細なものでも素敵かもです。