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サラ☆の物語な毎日とハル文庫

「借りぐらしのアリエッティ」はまた観たくなる映画

「借りぐらしのアリエッティ」を見ました。

最初にまず印象的だったのは、変な言い方かもしれないけれど「少年と少女は簡単に恋するものなのだな」ということ。
“初恋”がモチーフになっている映画です。
種の絶滅の話だろうって?
それもあるけど、こちらのほうがもっと大きくないですか?

人は思春期に入ると恋をするように、プログラミングされているのかもしれません。

アリエッティは家族以外で初めて出会った少年に(自分と比較するとバカでかい大きさの人間なのですが)、反発とあこがれを感じるんです。
こういうの……、懐かしいな。

初々しいですよね。

話は簡単ではありません。
小人族は、滅びゆく種族。
少年はアリエッティにこう語りかけます。
「君たちは滅びゆく種族なんだよ」
「…君はこの世界に、どのくらいの人間がいるか、知ってる? 67億人だよ」

アリエッティはこう反発します。
「私たちは、そう簡単に滅びたりはしないわ!」

ハルさんという家政婦さんが、アリエッティたち家族に立ちはだかる“迫害”の主。
迫害といったって、アリエッティたちを捕らえて、研究機関とか、マスコミとかに渡すつもりなんでしょうけど。
ナウシカやもののけ姫、ラピュタなどを見てきたジブリファンにとっては、少し迫力に欠けます。

それでも、結局住み慣れた家を捨てて、次の家を探しに川を下っていくことに。
アリエッティたち家族にとっては、厳しさにかわりはありません。

描かれた情景が素晴らしいです。
ディテールまで描ききって、小人のアリエッティと人間たちとのスケールの対比が、とても面白いです。

もういちど、あの絵を、あのシーンを見るために、再び映画を観たくなるような、そんな映画です。
きっと何度でも観たくなると思います。

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