↑ フリー画像から拝借。
おはようございます!
ハル文庫の高橋です。
9月になりました。
夏の終わりを告げるかのように、
季節を区切るかのように、雨が降っています。
今日は「怒り」の感情についての話です。
(心理カウンセラーで作家の野口嘉則さんのVoicyの話から
孫引きしています。)
悲しみや不安などが第1感情であるのに対し、
「怒り」は第2感情だって、ご存じでしたか?
まったく初めて聴く話です。
第2感情ってことは、2番目の感情ということで、
「怒り」の前には、必ず第1感情があるということ。
悲しみや不安、みじめさやがっかりした気持ち、喪失感(←すべて第1感情)
などがまずあって、
それらを感じたくないために、
「怒り」という感情(←第2感情)にとって変わるのだそうですよ。
たとえば、みじめな思いを感じさせられたがゆえに、
それを感じさせたアイツを敵とみなし、
怒りをぶつけるのだそうです。
アイツが悪い。
アイツのせいだ。
謝りなさいよ!!(…って?)
なんとまあ!
第2感情「怒り」を相手に向けることで
悲しみやみじめさといった第1感情を感じなくてすむ!!
(ということは、怒りは「傷つきたくない」という自己防衛本能から発しているってこと??)
(よく怒ったら負けだとかいいますが
怒りっぽいということは、精神的に少し弱っちいってことかも、ですね。)
では「怒り」を感じたら、どう対処すればいいのか?
悲しみや不安のように、怒りを感じて味わおうとしてはいけないそうです。
怒りに浸っていると、怒りを増幅する思考が湧いてきて、
怒りをエスカレートさせていくんだそうですよ。
たしかにねー。
覚えがあります。
考えれば考えるほど、ああでもない、こうでもないと
怒りがムクムク膨らんでいくんですね。
そこで「怒りの対処法」です。
①まずは言語化して、外に吐き出してしまう。
人に話を聴いてもらうのでもいいし、紙に書き出す方法もあります。
湧いてくる気持ちをつぎづきに書きなぐるんです。
②あるていどスッキリしたところで、
怒りという第2感情を引き起こした、そもそもの第1感情は
何だったのかを探っていく。
たとえばお店の人の対応に怒ったという場合は
自分はその対応でみじめな気持ちにさせられたとか、
友だちが仕事だからといって食事の約束をキャンセルしたという場合は、
喪失感だったり、淋しさだったりを感じたとか。
いろいろあるはずです。
③そして自分が怒りでもって帳消しにしたかった第1感情と向き合い、
静かに感じて味わうようにしてみる。
すると怒りも治まってくるそうですよ。
自分が怒ったときには、
「これは第2感情」「第2感情」と呪文のように自分に言い聞かせると
冷静になれるかも、ですねー。
面白いです!!
ちなみに、イライラや妬み、憎しみも第2感情だそうです。
こういうものも、「怒りの対処法」でもって治めてしまいましょう。
では、雨はまだまだ降りつづいています。
今日も素敵な1日を!