↑ 『プー横町にたった家』(A.A.ミルン著/岩波書店)
こんにちは!
ハル文庫近辺の小・中学校では、明日から2学期が始まります。
今日は夏休み最後の日。
ブックカフェ担当のヤスコさんが、大きな張り紙を2つして、
クマのプーさんを型どった大きいクッキーを、たくさん焼きました。
カフェでは、子どもたち用に、おやつセットを100円で販売しています。
飲み物とお菓子でワンセット。
そのお菓子を、今日はプーさんクッキーにしたってわけです。
でっかいプーさんのぬいぐるみが、
屋根付きの庭に置かれた、テーブルの前の椅子に
ドカッと陣取っています。
張り紙にはこんなことが書いてあります。
「ぼくがいちばんしてたいのは、何もしないでいることさ」
もう一つの張り紙には
「ぼく──あのね、
ぼく、もう何もしないでなんか、いられなくなっちゃったんだ」
二つとも、クリストファー・ロビンが大の仲良しのクマのプーさんに告げた言葉。
クリストファー・ロビンは、9月から学校に通うことになったのでしょう。
(もしかしたら寄宿学校という可能性も)
もう、百町森には来れないと言ってるんです。
ヤスコさんの張り紙は、「ハル文庫のみんなも、明日からは新学期だから、
もう遊んでばかりはいられない」というメッセージ。
子どもたちは、気持ちを切り替えなければいけません。
そして、子どもが新学期ということは、大人も同じ
夏の華やぎも、夏の休暇気分も、もうおしまい。
区切りのときです。
もう、何もしないではいられない!
(もっとも大人は、いつだって、何もしないではいられないことばかりですが。)
ここで弾みをつけて、
夏バテなんかにうつつを抜かしていないで、
コロナなんか、頭の片隅に置いて(もちろん最大限に注意しつつ)、
行動を起こすときがきました。
にしても、クリストファー・ロビンとプーさんと、森の動物たちとの別れには
せつないものがあります。
楽しかった、幼い子ども時代を後にして、学校に行く。
時間の観念なんてなかっただろうに、
目覚まし時計がけたたましく「朝だ、起きろよ! 学校に行く時間だぜ!!」と
お節介をやくようになるんです。
やれやれ。
さあ、子どもの皆さん。
夏休みはあと12時間で終わりですよー!!
では、今日も素敵な1日を!