走って帰る大冒険！パート５

いろんな想いが頭を駆け巡りながら

遠く川の横の道をぼんやり見ていると、

元気に手足をブンブン伸ばして走っている子が見えました。

トレーラーに乗る時にいつも被る赤いヘルメットの息子です。

いつもお腹がポンポンな息子です。

３人兄妹の兄として赤ちゃんのお世話をしてくれる息子です。

相撲してもまったく勝てず、すぐ泣いていた息子です。

振り返るとチャリの後ろで居眠りしていた息子です。

今、想い出の道を１人で元気に走っています。

遠くで豆粒ほどの大きさにしか見えませんが、

この目には大きく、大きく、たくましく見えました。

息子が急に止まってこっちを見たので、手を振ると

ピョンピョン跳ねながら、手を振ってます。

その顔は、自信と達成感がみなぎっていました。

すぐ走り出したので、こっちも急いで漕ぎ出しました。・・・つづく

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走って帰る大冒険！パート４

遠くに川の横の道を見ながら待ちました。

あの道は、まだ息子が１歳の頃。

保育園に入園して、大丈夫かな～？と心配しながら

ママチャリの後ろに乗せて、毎日通った道です。

その日の出来事を話しながら通った道、

停まって花を摘んだり、カエルを探した道、

大雨が降った後は、水が増えててちょっと怖かった道、

散歩のお年寄りに、初めてあいさつ出来た道、

今では、３人兄妹なので息子と２人で遊ぶことはないですが、

あの頃は、息子だけを見てました。

そんな想い出詰まったあの道を、あの子は１人で走ってくるのか

そう思うと、なんだかうれしいような、寂しいような、何でだろう？

子の親ってよくわからんもんです・・・つづく

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