バイク・キャンプ・ツーリング

NERIMA爺、遅咲きバイクで人生救われる

1997年10月5日 四国ツーリング(初日) 

2024年12月26日 | 1997年 四国ツーリングから帰郷
10月5日(日)
 練馬~和歌山~徳島(小松島港)

 午後3時過ぎ、四国に向けて練馬出発。環8は少し渋滞。完成したばかりの井荻トンネルで、首に巻いていた新品のネル地のタオルを吹っ飛ばしてしまう。あっと思ったときには遅かった。
 3時40分には東名高速に乗る。秦野あたりでちょっと雨。

 午後6時40分には浜名湖PAで鰻定食を食うが、もそもそしてあまりうまくない。名古屋は午後8時頃通過。東名阪道路を走り出したものの、なかなかSAが現れない。ガソリンが底を尽きかけている。トリップのオドメーターは420キロ!

 コックはとっくにリザーブ。いつストップしてもおかしくない。走る車も少なく、東名高速と違い、道も暗い。ここでバイクを押すことになったら最悪だ。次の大山田PAまで数キロなのだが、案内板にはガソリン給油所のマークがない。次の御斎所SAまでは10キロくらいか。ここには給油所あり。けれど、もう夜の9時過ぎ。営業しているのだろうか。不安になる。

 2キロほど走ったところで桑名インター。迷わず一般道に下りて、料金所でガソリンスタンドの場所を訊くと、すぐ近くにあると言う。ほっとしながら直行する。20歳前後とおぼしきスタッフとちょっとおしゃべり。東京から走ってきたばかりだというと驚いた顔をする。さらにこのまま四国にいくんだと言うと――
「この山を越えた、あの四国のことですか?」
「朝までには渡るつもりだよ」
 もっと驚いたようだ。

 結局、ガソリンは15リットル強。あと50キロは確実に走れた計算だ。けれどガソリンが満タンになり安心。すぐに東名阪に戻る。時刻は9時11分。次の御斎所SAにはいると、バイクが1台停まっている。その横で仮眠をしているようだ。それにしても、人の数が少なくて寂しい。トイレを済ませてすぐに出発。本線にでる前に、ガソリン給油所に寄って、何時までやっているのか訊いてみると、24時間営業だと言う。全国、どこのSAでも同じらしい。いい勉強になる。(だが、このあと経費削減のため、24時間ではないSAのガソリンスタンドも出てくることになる)

 このあと亀山で高速を下りて、名阪国道にはいるが、ほとんど高速と設備は変わらない。関東にこんな国道はない。車は高速と変わらず、時速100キロくらいでぶんぶん飛ばしている。(これもあとで聞いたのだが、ここは元々は高速道路だったようだ)

 午後11時、奈良から五条に向かう途中で道に迷い、あたりをうろうろ。結局、和歌山市についたのは夜中の午前2時。奈良では1回タチゴケしている――あまりに赤信号が変わらず、信号無視のように発進して急停止したところを転んでしまう。フェリーは和歌山港から徳島の小松島港まで2時間の船旅。旅の興奮とこれまでの生活パターンで一睡もできない。午前4時半には小松島につく。初めての四国だ。結局、そのまま走り続け、室戸岬に向かう。