拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

グリーグ

2024-02-10 09:03:55 | 音楽

横野好夫です。昨日、カーサクラシカのセッションに行ってきたんで、拝島さんからスペースを借りて書かせてもらってます。

最近、カーサクラシカの客席に作曲家の名前を書いたスタンドが立ってる。私のお気に入りの席はグリーグ。グリーグがお気に入りなのではなく(いえ、グリーグは好きですけど)、前からお気に入りだった席にグリーグの札が立った、ということ。グリーグはクラリネットでペール・ギュントを吹いたことがあるけど、この日吹いたのはブラームスのソナタ(1番の第1楽章)。家でちゃらちゃら練習してるんだけど、マンションだから堂々と音を出せない。だから、吹けてるんだか吹けてないんだか分からない。「本番の数だけ人は上手くなる」って誰かが言ってたから、ここはいっちょうセッションで吹いてみるか。で、吹き終わったら、ピアノの金澤さんが「通った!」。私も「通った!」。途中で力尽きて止まると思ってたからね。出来は悪かったけど上出来(矛盾した表現)。なによりリードミスがなかった。考えたんだよ。以前のセッションでなぜリードミスをしたか。一つは意気込みすぎて息圧が強くなりすぎたから。もう一つは、お酒をたんまり飲んだせいで意気込みがなくても息圧が強くなりすぎたから(こないだ入った居酒屋でも、隣のグループの声の大きいこと!こっちの話がなんにも聞こえなかった……って、ボクたちが飲んでる周りの人たちも同じことを思ってるんだろうね。自分のことも分かるだけ、ボクは上等です)。その対策。まず、最初からワインにしないでビールから入る。で、ビールを飲んでる間にクラリネットを吹いてしまう。そして、なにより、張り切らない(冷静に、とも言う)。この対策が効いて、昨日のリードミスはゼロでした。だけど、ビールだけでも結構酔ってしまって、赤ワインも飲みきれないでだいぶ金澤さんに飲んでもらった。

2巡目はカウンターテナー(拝島さんは「おかま声」と言う。失敬な)で、シューベルトの「ます」と「魔王」。来るシェアライブの予行演習。あと、ソプラノさんから「ホフマンの舟歌」のデュエットのお誘いがあったのでそれ。舟歌をご一緒した方々のお名前を記するカタログがまた一行埋まります……って、まだカタログは作ってないんだけど、10人未満で既に記憶があいまい。ぼける前にホントに作っとこうか。

「ペール・ギュント」と言えば、娼婦館で「ソルヴェイグの歌」が流れる映画があったよなー。「青春の門」だっけ。

グリーグはノルウェーの作曲家。北欧はこの時期ずっと夜。この季節に自殺者が増えるってノルウェーの人が言ってた。朝、お日様にあたるのは大事らしい。あと、落ち込むことがあっても、それを文章にして客観視すると精神衛生上よいらしい。夏目漱石も、「怒ったら十七字(俳句)にまとめる」とよいと書いている。エリート臭ぷんぷんの漱石だけど、エリートはエリートなりに大変らしい。拝島さんも、友達が全然いないけどね(ボクも人のことは言えない)、せっせとブログを書いて精神衛生を保ってるんだってさ。

 



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