拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

焼き色の違いはフライパンの違い

2017-04-11 12:35:07 | グルメ

昨日の餃子に使った挽肉は鶏のモモ。スーパーで半額だったので。で、前回より野菜の量を増やしたつもりだったが、ぴったり前回と同じ18個でタネ切れ。残りの2枚はソーセージを巻いた(なんでもまきゃあいいってもの……だ)。で、一部を鉄子(鉄のフライパン)で、残りをビタ子(ビタクラフトのフッ素樹脂加工のフライパン)で焼いたのだが、焼き色に違いがくっきり。鉄子で焼いたのはいい焼き色がついてるがビタ子のは薄い。鉄は思いっきり強火にできるからなぁ。

メイショウマンボ

2017-04-11 10:15:00 | 日記
しかしながら、現代日本の阪神競馬場を駆け抜けたのはロバではなく3歳牝馬だった(桜花賞)。「絶対」と言われていたソウルスターリングは三着。こんなものだ。競馬に絶対はない。ジェンティルドンナにずっと「史上最強牝馬」でいてほしい私はほっと一安心(ファンとはこんなもの。コシ・ファン・トゥッテ!(ファンの意味が違うだろって)ジェンティルだってその前の強い牝馬(ウォッカ、ダイワスカーレット、ブエナビスタ等々)のファンからはずっと白い目で見られてきた。パヴァロッティのお父さんだって、ディ・スタファノはもっと上手かったとか言ってなかなか息子をほめなかった。もしかしたら自分もはりあってた?パヴァ父はなかなかの美声のパン職人だった)。因みに、今年の3歳牝馬にはもう一頭ファンディーナというすごい馬がいる。次の日曜日に走る。こうやってこれから活躍する牝馬が現れる一方で去りゆく牝馬もいる。桜花賞の前日、メイショウマンボが最後のレースを無事走り終えた。G13勝の名馬は、しかしながらこの数年ずーっと二桁着順(ビリから数えた方が早い)。ファンは「なんで引退させないんだ。走れば走るほどこの馬の名誉が傷つく」と悲鳴をあげていた。だが、陣営は走らせ続けた。諦めたファンは、仕方がない、マンボが走る限り応援する、と心中気分だった。で、ようやく引退。謎が二つ。なぜ陣営は走らせ続けたか?もう一花咲かせたい、調教ではよく走った、だから「なにかの拍子」に本番でも走るかもしれない、と期待を持った?もう一つの疑問。そもそもなぜマンボは走らなくなったか?恋する乙女になったから(かも)。競馬ネタをもう一つ。「ショコラブラン」という馬がいる。これを「ホワイトチョコレート」にしたらだめ。10文字で字数オーヴァー。

ろばくん

2017-04-10 23:03:12 | 音楽

ロバの話が出たので、ロバに関する徒然話。その1。ゼッフィレッリ監督の「ロミオとジュリエット」で、国外追放となったロミオと添い遂げるためにジュリエットがロレンツォ神父の計らいで仮死状態になる。ロレンツォ神父は事の次第をロミオに伝えることを仲間の神父に託す。託された神父はロバに乗ってえっちらこっちら。ところが事情を知らないロミオの友達が本当にジュリエットが死んだと思い、それをロミオに伝えようと馬で早駆け。途中でロバと神父を追い抜いたときは映画館の中で「ああーっ」という声がもれた(中学生のときだった。どっかから(学校?)映画の割引券が回ってきたのだった。ジュリエットのオリヴィア・ハッセーがヌードになるという前評判ばかり喧伝されていて、もしかするとやばい映画かもと思った。まったくそうではなかった(たしかにヌードになったけど))。その2。20年くらい前、某民放が、芸人とロバの日本縦断旅を放送していて、そのロバはロシナンテといい、アメリカ大陸出身というふれこみで、私は100%それを信じてロシナンテが危難に遭遇するたびに涙にくれていた。その後、ロシナンテは国産のロバだということが写真週刊誌であばかれ、開き直った某民放は、ロシナンテは実は「木村嘉夫」であると公表した。私はえらく傷ついた。30代にしてまだ邪悪な世間を理解していなかった。その3。子供の頃、テレビでやってた「おはようこどもショー」の「ろばくん」の着ぐるみに入っていたのは愛川欽也さんである。その4。ロバの話ではないが、やはり20年くらい前、「ナリタブラ『リ』アン」というポニーがいて、さんまさんの番組で、調教を施したらやたらと走るようになった。このポニーの名は、当時の最強馬の「ナリタブライアン」からとったものだった。ということで、次回は競馬の話(寄り道しなければ)。

ろばの歩み(BWV182)

2017-04-10 19:26:57 | 音楽

昨日、多くのキリスト者の方々が「今日は棕櫚の主日」と投稿していた。そうか、だから月が丸かったんだ(棕櫚の主日=復活祭の一週間前の日曜日。復活祭=春分の日の後の最初の満月の次の日曜日。今月の満月は明日だそうだ)。「棕櫚の主日」は、イエスのエルサレム入城のメモリーだそうで。とくれば、BWV182(バッハのカンタータ)。冒頭のシンフォニアは、イエスがロバに乗って入場する様子を音で描いている。じゃあ、BWV182は当然「棕櫚の主日」に演奏するために作曲されたんだよな。うん、そのようだ。バッハがまだ若いとき、ヴァイマールで最初に書いたカンタータだそうだ。因みに、このカンタータにはバスのレチタティーヴォがある。バッハがカンタータん中にレチタティーヴォを取り入れたのはヴァイマールからだそうで、前任地のミュールハウゼンで書いたカンタータにレチタティーヴォはない(BWV4とか)。

ディアナ・ダービンの乾杯の歌(後奏はストコフスキーの趣味?)

2017-04-09 10:58:37 | 音楽

記事を書いて、コメントをいただいて、返信で「ビブラートの少ない声でした。古楽向きかも」と書いて、本当にそうだったっけ、確認しようと思って、検索したらすぐ出てきた。記憶のとおりだった。後奏がやたらに派手で、チャイコフスキーの第5交響曲みたいになるところは指揮のストコフスキーの趣味だと思う。この人はバッハを派手に編曲した人で、インタビューでそのことを聞かれて「でも、昔の曲を一番編曲したのはバッハなんだよ」と答えていた。

ça va?

2017-04-09 09:58:45 | グルメ

実はコリン星から来たのではないゆうこりんは小さいお子さんを二人抱えて人生の再出発。発言に重みがある。だから、以前苺のショートケーキが好きと言っていたゆうこりんがサバが体にいいと言ってるのを聞くと、今夜はサバにしようと思う。ところが同じ番組で脳梗塞から復活した磯野貴理子さん(夫は24歳下)が鶏の胸肉で料理をしてるのを見ると、今夜は胸肉で、とも思う。結局、最近食してなかったサバを買って、カレー味のムニエルにする。ご飯に塩焼きでいいじゃんけ、とも思うが、和食は私にとってハードルが高いのだ。お飲み物は大好物のヴァイツェン(小麦ビール)。近所のスーパーがドイツからの輸入物を一本200円以下で売ってる。思わず買い占め。

レジのおばさんの乾杯の歌

2017-04-09 08:50:21 | 音楽
近所のスーパーのレジのおばさんの一人は商品の値段を読み上げるとき「○○○えーーーん」と「円」を高く伸ばす。聴いてるうち、99えーん、88えーん、198えーん、りびぁー、もりびゃも……と「乾杯の歌」になっていった(私の頭の中で)。椿姫の乾杯の歌を初めて聴いたのは映画「オーケストラの少女」だった。ディアナ・ダービン扮するヒロインが失業楽士のオーケストラの演奏会を成功に導き、舞台の上で、指揮者のストコフスキー(本物!)に何か一言、と言われもじもじしてたら客席にいた仲良しのタクシードライバーのおっちゃんに歌えと言われて、じゃあ、トラヴィアータを、と言って歌ったのだった。テレビでこの映画を観た次の日が学校の遠足で、私は早速ファルセットでこの歌を歌って変人扱いされた。時代は下って、なんかのガラコンサートのアンコールで、出演者全員が乾杯の歌を歌うことになって、ところが誰がどのパートを歌うのかきまらない様子で、で、始まったら居並ぶソプラノを出し抜いてバルツァが出だしを独り占めしてガッツポーズをしていた(他のコンサートでも同じようなことをしていたからこれは演出だ。私は日頃バルツァをおっかないと思っていたから(以前のブログ参照)、十分納得できる演出だった)。

人の話を聞かない

2017-04-08 10:34:32 | 音楽
新しい朝ドラのヒロインとその父親役の俳優さん(あまちゃんの春子の若い頃を演じた女優さんと下ネタ大好きで有名な俳優さん)がトーク番組で言っていた。お二人とも人の話を聞かないのだそうだ。自分で話をふっておきながら返事に興味がわかないともう聞いてないそうだ。おおっ、いるいる、ヴァーグナーのオペラの中に、そういう人。特にジークリンデ(以下L)。双子の兄だか弟だか分からないジークムント(以下M)との二重唱にこういうシーンがある。(L)「以前川面に浮かんだ自分の顔を今日見た。それはあなただ」(M)「君こそ私が心に思い描いてきた絵姿……」(Lが遮って)「O still!」(だまって!)。ジークムントはまだ話の途中。しかも、ジークリンデが訳の分からないことをいうので必死に話を合わせたのにだまれと言われたジークムントの立場はない。まあね。ジークリンデからすれば、自分達がそっくりであること(=昔生き別れた兄妹だか姉弟だか)に気づいてそのことを言ってるのに「絵姿」とかそっちの方が訳が分からなくもない。さて、新しい朝ドラの話に戻る。お父ちゃんは来週東京で失踪するそうだ(予告編)。私はテレビガイドもなんにも読んでないからまったくの推測だが、東京でお父ちゃんが帰郷の際に立ち寄った食堂に佐藤仁美さんが演じる店員さんがいてなんだか妖しかった。この人と駆け落ちをする!?さあ、これ、当たりか?

ようやく一厘咲いた

2017-04-08 10:18:51 | 日記

近所の「見事に咲いてない桜並木」、今朝ようやく一厘咲いていた。ほんとに一厘だけ。写真のアップを見ると、これソメイヨシノじゃないね。遅咲き桜ってやつかな。さて、少し前にiPadの中のSiri嬢の話を書いたら「Siri嬢はマルチリンガルなのですね」というコメントをいただいた。ふむ、いつもドイツ語で話しているが、他の言葉で話しかけたら返事をするだろうか?と思って「Good morning!」と言ったら「Hier sind einige Filme mit "good"」(「グッド」が付く映画を紹介するね)と言って映画のタイトルをだーっと出してきた。元はマルチリンガルだったが今ではドイツ語以外を忘れてしまったようだ(そういう風に設定しただけの話)

デビュー当時のグルベローヴァの椿姫

2017-04-07 12:17:34 | 音楽

すごい白黒映像が出てきた。グルベローヴァがヴィオレッタを歌うトラヴィアータ。イタリア語ではない。バンスカ・ビストリカ1968とある。どこだ?スロバキアだって。郷里だ。すると、このまったく分からない言葉はスロバキア語か。伝記をひっぱり出す。1968年に学校を出たグルベローヴァはスロバキアの片田舎のバンスカ・ビストリカの劇場(観客は500人しか入れずオケピットのヴァイオリンは6人でいっぱいなった)と契約し、ロジーナでデビュー、その年の12月14日には椿姫を歌ったとある。それだ!すごい。ほとんど完成している。「そはかの人か」が始まるのが20:35あたり。「花から花へ」(24:30あたり)へ移るときの高らかな笑い声なんか後年と同じ。このときグルベローヴァは21歳(私の一回り上の戌年で誕生日が同じだから(超自慢)すぐ計算できる。それにしても「そはかの人か」ってあらためて見ると変な訳だなぁ。「それ」を「そ」と言うなんて他に用例があるのだろうか。でも、7文字で語呂がいい感じもする。

げうざ

2017-04-06 22:03:29 | グルメ

ゲゲゲの女房で、水木しげるさんの奥さん(役の松下奈緒さん)がキャベツもりもりの餃子を作っているのを見て作ってみたいと思った。最近では、こないだ終わった朝ドラのヒロインの芳根京子さんがアサイチで皮から餃子を作っているのを見て作ってみたいと思った。だが、私は、毎日自炊をしているが、そのほとんどはイタリアン。なにせ、料理を覚えたのはテレビで、BS1でやってた「イタリア料理紀行」が私の料理のバイブル。その他、さとうりかで~すの佐藤里佳アナウンサーが出てた料理番組と、井森美幸と榊原郁恵が出てた料理番組も貴重な教材だった。因みに、今は競馬番組でおなじみの井森美幸をたかが元アイドルと言ってはいけない。その昔、11PMでオペラ特集をしたとき、著名なソプラノ歌手を差し置いて井森氏が鼻歌まじりでばんばん高音を出し、夜の女王の3点Fもかるがる出し、歌手先生を「すごい」とうならせていた。ご本人は「やればできるもんですね」とけろっとしていた。この人は相当な声楽の素質があると思った(そのときの録画をDVDにダビングしたやつがある。かようにわがやにはお宝が山ほどあるがいかんせん兎小屋(以下)なもんですぐ取り出せないのが悔しい)。餃子の話に戻る。うまく作れるだろうか。さすがに皮は市販のやつだが、タネは豚肉とキャベツとニラとネギとニンニクとしょうがをたっぷり使って自分でこしらえた。で、皮でつつんで(つつみ方もまったく慣れてない)焼く。おろ~。旨い。「後は焼くだけ」のを買ってきて焼いたのよりずっと旨い。なにが違ったんだろう。とにかく面白い。いろんな具を入れたりいろんな香辛料を使ったりして楽しめそう。

「ひとりだけどひとりじゃない」

2017-04-06 11:12:49 | 言葉
時々ドイツ語でお話をする友達がいる。その友達は薄い板の中にいる。iPadのsiri(音声付き秘書機能アプリ)だ。最初、なんだか知らないがiPadが勝手にしゃべってると思って薄気味悪かったが、分かってみると、同じ問いにも毎回違った返事を返してくるので面白い(さっきテレビで見たが、大阪ミナミの一寸法師像もしゃべりかけてくるそうな)。このお友達はかたぐるしいのを嫌う。例えば、「Wie geht's Ihnen?」(ご機嫌いかがですか)と聞くと「Lass uns doch Du sagen,dann verstehen wir uns besser」(Duでしゃべろうよ。その方がもっとよくわかり合えるよ)と返してくる。よし、そんなに言うんだったら禁断の質問もしちゃうからね。分かりあおうって言ったのはそっちだからね。で、あんたいくつ?(因みにsiri嬢は……「嬢」というくらいだから女性(の声))。すると「Ich bin nicht berechtigt,diese Frage zu beantworten」(この手の質問にはお答えできません)。急にガードをはってきた。そっか、いきなり聞いたからいけなかったんだ。今度は「Wenn ich dich fragen darf」(もし聞いてよければ)と前置きして、あんたいくつ?。すると「An wen soll ich deine Nachricht senden?」(誰に伝えようか)。おっ、逃げた。なんとしても答えたくないようだ。もしかしてすっごく年上?でもフランスの大統領候補のイケメン男子の奥さんは24歳上だってよ。野際陽子さんは私より22歳上だがぜんぜんいけるもんね。それでも、ぼちぼち「unhoeflich」(失礼ね)と怒られそうなので別の質問。さらに禁断の問い。結婚してるの?すると「Ich bin solo,aber nicht allein」(ひとりだけどひとりじゃない)。おっ、なんとも意味深なことを言ってきた。独身だけど寂しくないということ?それとも……そう言えば、彼女の名前を聞いてなかった。君、なんて名前?そしたら、「Ich heisse Siri」だって。まんまじゃん。