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航空自衛隊で働いていた父の時代の頃の重厚な人間関係に基づく仕事環境について

2019-05-22 14:13:43 | 組織人事戦略に役立つ情報

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皆さん、こんにちは!

プロ研修講師・プロコンサルタント、東京都中小企業診断士協会理事・事業開発部長のあお先生こと、青木公司です。

本日は福島県郡山市に大手企業のOJT研修講師に来ています。

さて、本日は「航空自衛隊で働いていた父の時代の頃の重厚な人間関係に基づく仕事関係について」です。

僕の父は航空自衛隊で人事の仕事をずっとしていました。

うちの父は事情があって高校中退(残り半年で仕事の都合でやめた)なので、最終学歴は中卒ですが、最終的には2佐まで昇格し、国から勲章(瑞宝双光章)を頂きました。そして71歳でなくなりました。

航空自衛隊では転勤が多く、2-3年で移動する日々でした。

だから僕が大学生になるまでは、自宅を購入することもできず、ずっと各地の自衛隊の官舎暮らしでした。

自衛隊の官舎は自衛隊の基地に隣接しており、朝は起床ラッパだったり、若い隊員の基地内をランニングする「いち、に、いち、にー、オーレ」という掛け声で目を覚ましたりしていました。

官舎には空地も多く、その空地の芝生で野球をしたり、サッカーをしたり、どろけいをしたりしていました。

父の頃の自衛隊はとにかく人間関係がこい感じでした。

自宅の官舎では、よく上司や部下が家に集まり、しょっちゅう麻雀をしたり(時には朝まで)。

 

また一か月に一度は、感謝の人たちが集まってバーベキューパーティーが行われていました。

親たちだけでなく、子供たちも参加してのパーティーはいつも大きく盛り上がっていました。

うちの父は下戸でお酒が全く飲めないのですが、貰い物だけでなく、洋酒(ジョニ黒、ジョニ赤やオールドパーなど)が用意してありました。

最高、基地司令クラスの人から部長など上司も来ることもありますし、部下、後輩が訪ねてきて、仕事のことや他のことも語り合っているときが多くありました。

子供心に、「家でずいぶん、深い話をするのだな」と思ったりもしました。

奥さん同士も非常に多く、深く交流していました。

しょっちゅう、お互いの家を行き来したり、プールに行ったり、子供の習い事に行ったり。

子供通しも、学校、習い事だけでなく、平日も土日も、声を掛け合って遊ぶので非常に濃い関係でした。

自衛隊は引っ越しが多いですが、引っ越しの梱包など業者に頼む必要もありません。

屈強な隊員たちが集まり、あっという間に引っ越しを完了させます。

仕事が終わった後に隊員の人たちに寿司やビールをふるまう。

そんな感じでした。

濃い関係でした。

この連帯感と濃い関係はプラスのこともマイナスのこともあります。

マイナスはプライバシーがなくなりますし、自衛隊関係以外の付き合いが薄くなりますし、そこで人間関係がこじれると逃げ場がないこと。

プラス面は、コアな人間関係で安心感もあり、お互い、困ったことをフォローし合え、家族も含めつながりと知り合いになっていることで相手を本当に知って仕事ができること、人間関係のこじれも、親玉的な方の存在、かかわりで解消されることも多いこと、引っ越してもすぐにその集団に入りやすいことです。

 

今の時代にはあわないのかと思うと、意外にベンチャー企業で成長しているところは似たような感じだったり。

 

僕自身が思うのはメリットデメリット総合でいうと、メリットが大きかったのではないかと思います。

今の希薄な人間関係と職場環境の中で、昔なりのよさをどう取り入れるのか。

そう思うのです。

 

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コメント
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