皆さん、おはようございます!
プロ研修講師・プロコンサルタント・中小企業診断士のあお先生こと青木公司です。
本日は大手企業の執行役員の方などと打ち合わせです。
さて、今週もポジティブに過ごして頂けるようにいい言葉をお贈りいたします。
「あそこで止めたら終わりだろう!
本店だ!首相だ!と言っている場合かよ。」・・・吉田昌郎(元東京電力執行役員、元福島第一原発所長)
2011年、東日本大震災の時、メルトダウンを起こした福島第一原発。
その中で、命を懸けて、チェルノブイリ原発事故の10倍もの被害が出て、最悪、東日本が壊滅する可能性もあった福島第一原発の事故の被害を食い止めるために命を懸けた吉田所長。
一緒に働いていたベテランの原発作業員は、「防具服の後ろに「吉田」と書いてある姿を見るだけで安心でき、この人のためにもやるぞという気になった。
がんで退任と聞いたときには涙する作業員でいっぱいでしたよ」。
と言われるほど慕われていた方だったらしいですよね。
「いいか、これから海水注入の中止命令が本店から来るかもしれない。
俺がお前にテレビ会議の中では海水注入中止を言うが、その命令は聞く必要はない。
そのまま注入を続けろ。いいな!」
政府や東電本店の海水注入中止命令を無視して、原発に海水注入して冷やし続けたのは有名ですよね。
その後、そのことが原発のさらなる悪化を防止する要因になったと評価されていますよね。
吉田所長は、まさに原発のプロ。現場主義の厳しい上司だったそうですが、一方で温厚で、それでいて親分肌で部下に慕われていたそうです。
現地で事故対応を続けてきた東電社員からは「あの人だから団結できた」と言われていたそうです。
また、収束作業に当たってきた協力会社の元作業員の話では、吉田所長は、かなりのヘビースモーカーで、免震棟1階のタバコ部屋にいって、気さくに作業員たちと話していたそうです。
そして、「好きなだけ吸って」と、部屋に大量のタバコを置いていったそうです。
協力会社の作業員は、「東電社員は信用ならないけど、吉田さんだけは信頼できた。」
といっているようです。
大阪教育大付属の中学校、高校から東工大というエリートながら、現場主義でやさしく、大きい人で人情派でいいボスだったようですよね。
元女子サッカー日本代表の丸山桂里奈さんは女子サッカー、東京電力マリーゼ時代に福島第一原発で勤務しており、吉田所長が所長だったようですね。
気さくに飲みに行ったりもしていたようです。
「吉田さんにはたくさんたくさんお世話になり、本当にひとつひとつの言葉、吉田さんの優しさ、笑顔は今でも私の脳みそに張り付いています。
いつも悩んでいた私に吉田さんは声をかけ続けてくれ、アメリカに行く時も背中を押してくれて、振り返ればいつもそこには吉田さんがいてくれました」と語っています。
エリートのはずなのに現場主義で、こういう優しい、人情派の親分。
いざとなれば自分が背中でみんなを率いる。
素晴らしいですよね。
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