皆さん、こんにちは!
プロ研修講師・プロコンサルタント・中小企業診断士のあお先生こと青木公司です。
久々の更新になってしまいました。
それがこういうネタ!「出雲駅伝 大学駅伝3冠を制すのは?経営コンサルタントが選ぶ順位はこれだ!」。
色んなスポーツが好きなあお先生ですが、大学駅伝もその一つ。
去年は出雲、全日本学生駅伝を駒澤大学
箱根駅伝は三冠確実と駒澤大学が言われる中で、青山学院が新記録で制しましたよね。
青山学院が今年も強いと言われる中、それを追うと言われているのが國學院大學、駒澤大学、創価大学などなのでしょうか。
さて、果たしてどうなるか。
予想していきたいと思います。
1. 出雲駅伝の特徴
わずか6区間、45.1㎞くらいというのが特徴です。
全日本学生駅伝の8区間106.8km、箱根駅伝の217.1kmと比較すると圧倒的に区間数が少なく、距離が短いというのが特徴です。
6区間しかないので選手層が比較的薄いチームでも6枚、実力が高く、調子が良い選手を並べられれば勝負になります。
また、5.8kmー10.2kmの短い距離なので、箱根駅伝のように約ハーフマラソンの20-23km程度の長い距離の走力がなくても通用するスピードマラソンというのが特徴です。
6区間しかないので流れが非常に重要で、他の駅伝以上に先頭効果(先頭を走れる心理的余裕と撮影者を風よけにして進める効果)は非常に大きいです。
スタートから上位をずっとキープすること。これが勝利の方程式で昨年の駒澤大学のようにスタートからずっと先頭を走っていくと、すべての選手が非常にいいタイムで走れ、勝利につながることが多いです。
逆転を狙うにしても、一度大きな差をつけられてしまうと厳しく、少なくてもトップと近いところをつないでいき、後半区間で区間賞を取るような走りをしないと逆転が難しいでしょう。
2. 区間の特徴
1区 8.0km
スタートの一区は非常に重要です。距離も出雲駅伝で3番目に長いですが、前述の効果を得るためには、可能であればスタートでトップ。最低でもトップに近いところでつなぐ必要があります。
そのため各大学、実力1番手-3番手の選手で、スタートでどんと突き放せる選手をおくか、集団走の得意なスピードスターを置いてくるでしょう。
2区 5.8km
この駅伝、最短区間です。ただし、距離が短いが前半区間ではなされてしまうと挽回は困難になるため、やはり力の落ちる選手はおけません。
前半重視の大学はもちろん、実力ある選手を置きますし、そうでない大学も5000mなど短い距離で強い選手を置いてくるでしょう。
3区 8.5km
前半の最長区間でエース区間の一つとなります。ここでトップ争いをしていないと後半、巻き返しはきつい。しかも例年、風も強く逆風が吹くことも多い区間です。また1区、2区をへて選手がばらけてくる区間です。
エースで1万メートル以上で走力が高く、馬力もあり、単独走もこなせる選手を置きたいところです。
留学生ランナーが使われることも多い区間です。
4区 6.2km
2番目に距離が短い区間です。過去はつなぎの区間と言われましたが、逆に今はここに力のある選手を配置できるかどうかでかなりのタイム差がつく区間でもあります。単独走もいけるランナーを配置する必要があります。距離が短い駅伝なので、1区間でおおきく挽回することは難しい。遅れを取ったチームはここで挽回が必要です。
5区 6.4km
3番目に距離が短い区間ですが、ここの区間は多少アップダウンがあるため、坂に強い選手を置く必要があります。個々の区間の区間賞争いをできるようなチームにアドバンテージが出てくるコースです。
6区 10.2km
最長区間であり、エース区間です。10.2kmと長いので実力のあるランナーなら30秒から45秒くらいの差ならひっくり返すことも可能な区間です。
1万メートル27分台のエースランナーでロードの強い選手を持つチームは最後で追い込むこともできる区間です。
3. レース展開をこう読む。
おそらく、1区、駒澤大学が抜きんでた1万メートル、5千メートルのトップタイムを持つ篠原選手を投入し、ロケットスタートを狙ってくるでしょう。それを優勝候補の青山学院大学、國學院大學、その他大学が追っていく展開になり、区間1位は駒澤大学ががとると思います。2位に15秒差で鶴川選手、3区で20秒差で上原選手か。ただし、駒澤大学はここでリードしてもゲームチェンジャーの佐藤圭太選手が3区などで怪我ででれないのが痛い。
2区で青山学院大学が首位に躍り出て、宇田川選手は1位をキープ。國學院大學は野中選手(山本選手?)が追い、首位を競うも3区で黒田選手が突き放し、青山学院が首位キープ。それを30秒差で國學院大學が追い、駒澤大学も追う展開。その他、創価大学、大東文化大学が追い、それを城西大学、早稲田大学、東洋大学、帝京大学が追う展開に。
4区、5区では層が厚く、この区間にも走力が高く好調の選手を置けるチームが巻き返してくるはずです。
その意味でトップの青山学院大を4区に辻原選手(28分27秒)、5区に高山選手(28分25秒)を置ける國學院大學が差をつめて15-20秒差に詰めてくるはずです。ここで3位は創価大学、4位駒澤大学、5位大東文化大学などになると予想。
6区 青山学院は太田選手(調子が悪いので、黒田選手を置く可能性もある。その場合、ここですでに國學院が首位になっているはず)、国学院大學は平林選手を想定。ロードに強い太田選手も平林選手との走力さから國學院大學が逆転。3位にはムチーニ選手を6区に使って、創価大学が食い込んでくるか。
1位 国学院大學
2位 青山学院大学
3位 創価大学
4位 駒澤大学
5位 大東文化大学
6位 城西大学
7位 東洋大学
8位 早稲田大学
9位 帝京大学
10位 法政大学
を予想します。
4. 主力各大学の状況
1位. 國學院大學
1万メートルのチーム10番までの平均が28分21秒と他大学を圧倒する層の厚さで多くの選手が今年、ベストを更新。
しかもその上位9名中9名までが出雲にエントリーされ、10番目の選手も箱根で区間6位の鎌田と非常に好調。チーム6番手の1万メートルの持ちタイムが高山君の28分25秒、7番手の辻原君が28分27秒、8番手の後村君が28分30秒と1、2名直前で故障などがあっても、余裕で補完できる強さ。
区間予想は
1区 上原選手(1万メートル28分16秒)
2区 野中選手(同28分17秒)
3区 青木選手(同28分2秒)
4区 辻原選手(28分27秒)
5区 高山選手(28分25秒)
6区 平林選手(27分55秒)
で山本選手(28分16秒)が万全なら2区、4区に入ってもいい。
また後村選手(28分30秒)が2区、4区に入っても差はない。
昨年、出雲区間上位で好走した嘉数選手が昨年より1万メートルのタイムを十数秒短縮した28分40秒で出走できなそうという層の厚さ。
1年生に28分49秒の飯国選手、5000m13分47秒の浅野選手など有望なランナー、ほかに上級生で28分45秒の田中登馬選手など4名の28分台ランナーが登録すらされないほど層が厚い。
2位. 青山学院大学
青山学院大学も1万メートルの10名の記録は28分31秒と創価大学についで3番手も5000mのタイムは國學院大學を大きくしのぎ、スピードもあり、今回のエントリー10名もほぼ万全に近い。直近の絆記録会を見ても調子もよさそう。1年生で折田選手をはじめ、強力なランナーが多くいるがエントリーもされないほど層が厚い。
青山学院を優勝候補筆頭に挙げる人も多い。
当然、優勝してもおかしくないが、2枚エースの一人、太田選手がやや調子が戻っていないこと、出雲駅伝は圧倒的戦力の青山学院にしては取りこぼすことも例年よく見られることから、僅差の2位と予想した。
区間予想は
1区 鶴川選手(5000m13分18秒)
2区 宇田川選手(1万メートル28分43秒)
3区 黒田選手(1万メートル27分52秒)
4区 鳥井選手(1万メートル28分33秒)
5区 白石選手(1万メートル28分33秒)
6区 太田選手(1万メートル28分20秒)
を予想します。
ただし、野村選手、塩出選手、平松選手、若林選手など調子によって置き換えてくることもありえる。やはり強い。
3位 創価大学1万メートル上位10名平均は28分28秒と國學院大學についでいる。またエントリーも公開されたが、主力選手が比較的順当にエントリーされていて6名はしっかり組めそうだ。
國學院大學、青山学院大学を脅かすとしたら創価大学が最有力ではないか。
6区は悩ましいが、1万メートルチーム最速の27分46秒のムチーニ選手をアンカーに置く布陣で考えた(吉田響選手もありえるか)。
1区 小池選手(1万メートル28分26秒)
2区 小暮選手(1万メートル28分32秒)
3区 吉田響選手(1万メートル28分12秒)
4区 石丸選手(1万メートル28分27秒)
5区 吉田凌 選手(1万メートル28分36秒)
6区 ムチーニ選手(1万メートル27分46秒)
4位. 駒澤大学
上位10名の1万メートル平均タイム28分34秒6と今回の出雲出走チームでは国学院、創価、青山学院、大東文化(28分34秒0)についで5番目。
5000mまでは強い選手やトラックで記録はないがロードは強い選手もいるので総合力はもう少し高いと思う。しかし、今回、1万メートル27分28秒のチーム最速の佐藤圭太選手が出走できないのは痛い。
優勝するため、1区で突き抜ける戦略で、昨年同様、1万メートル27分38秒、5000m学生記録の13分15秒をたたき出した篠原選手をおいて、どんと突き抜けることを目指すと思うが、青山学院の鶴川選手もついていきペースメーカーにされ15秒程度しかつかず、国学院の上原選手も第二集団から追い上げ、20秒差で来るはず。その後、佐藤選手のいない中でどこまで青山学院、国学院大学に対抗するか。
ここで青山、国学院に45秒程度、離すことができれば、先頭効果もあり、面白い戦いになるも、最後は国学院、青山学院、創価大学の後と見た。
6名並べてみると篠原選手という図抜けたエースがいるもやはり、2枚看板の佐藤圭太選手がいないのは痛い。昨年の最強4年生が卒業した影響も甚大。
1区、3区、6区の主要区間以外、特に4区、5区がどこまで優勝候補の3大学に迫れるか。
1区 篠原選手(1万メートル27分35秒)
2区 帰山選手(5000m13分46秒)
3区 伊藤選手(1万メートル28分28秒)
4区 金谷選手(同28分56秒)
5区 安原選手(同28分59秒)
6区 山川選手(1万メートル28分36秒)
5区に桑田選手(28分59秒)などを使う可能性もあるか。
なお、駒澤大学はエントリーを公開していないため、他の選手に変わる可能性もある。
5位 大東文化大学
1万メートル28分34秒0と今回、出雲に出るチームでは4位。
エントリーも主力が順調にされていて、唯一、留学生がピーター・ムワンギ選手からエバンス選手選手になっているが、実力は互角。
順調なメンバーが組めることから5位に置くも、4位の駒澤大学をかわせる力もあると見た。
非常に28分13秒から28分33秒の選手でメンバーをくめるため、非常に安定度も高く思えるが、27分台で爆走できるようなエースの力がないのはやや惜しい。
昨年の出雲駅伝に出走していないため、区間エントリーが読みづらい。
以下になるのではと予想。
1区 西川選手(1万メートル28分19秒)
2区 エバンス(同28分29秒)
3区 小田選手(同28分21秒)
4区 棟方選手(同28分32秒)
5区 大濱選手(同28分33秒)
6区 入濱選手(同28分13秒)
以降、簡単に触れる。
6位 城西大学
1万メートル上位10名28分47秒9と今回出場チームで1-5位予想にさらに東洋大学に次いで7番手。
27分47秒のキムタイ選手、27分59秒の斎藤選手、28分3秒の平林選手と3枚、強力だが、それ以降の28分台が28分53秒、28分59秒となり、6番手が29分6秒と心もとない。
1区 平林選手、3区キムタイ選手、6区斎藤選手とおいて、他大学と競うとして、つなぎ区間をどうつなぐか。
選手層も薄いので、怪我が出れば大きく力も下がる。エントリーも現時点で発表されていないのでベストメンバーが組めて6位。ベストを組めなければ、さがるか。
7位 東洋大学
1万メートル上位10名平均は28分38秒で今回のチームで6位となっているが、その中でエントリー発表で出雲を走るとみていた、昨年箱根2区1時間6分台で激走した梅崎選手、1万メートルチームトップの28分8秒の石田選手、28分37秒の岸本選手、さらにスーパールーキーの松井選手が登録から外れたのは痛い。
その結果、28分30秒以内で走れるのは小林選手の28分12秒ただ一人。
なんとか耐えてこの順位。
8位 早稲田大学
1万メートル上位10名は城西、帝京についで9番手の28分56秒。
しかし、28分台ランナーは5名とはいえ、27分58秒の石塚選手、28分17秒の山口選手、28分30秒台の工藤選手、伊藤選手、さらに28分50秒台とは言え、力はありそうな伊福選手、なぜ29分台だと思うようなロードの強い間瀬田選手など面白い選手がいる。6名だけで言えば提供を上回るか。
そこを見て、帝京より上と予想したが、エントリーがまだ発表されておらず、故障などがあればチーム力は下がる。
伝統のプライドに期待か。
9位 帝京
1万メートル上位10名は28分51秒で8番手。
1万メートル28分台ランナーは6名しかおらず、28分4秒の山中選手を除けば28分30秒以内はいない。
エントリーが発表されておらず、上位6名の1万メートルタイムでは早稲田を下回るため、この順位とした。
10位 法政大学
上位10名の1万メートルの順位は関東の大学では最下位の29分4秒。
苦しい戦いになりそうだ。ただし、上位7名は28分台ランナー(※ただし全員が50秒台)。
ただエントリーを見ると28分ランナーのうち4名しか登録されていない。
この状態だと苦しい戦いと思われるが、毎回、ロードでは検討する法政大学だし、他大学の状態次第では上も目指せるか。
ちなみに関東以外の大学だと1万メートル上位10名平均は33位に京都産業大学が29分40秒で登場するが、これはしばらく3大駅伝に出走できていない慶応大学の32位29分31秒より大きく下回る。
距離の短い出雲駅伝だけに、関東の大学に途中で脱水やけがなどのトラブルが生じなければ、関東の一角を崩すのはかなり厳しいとみている。
さて、皆さんの予想はどうですか?
全国各地の大手企業、特許法人や社会保険労務士法人など士業事務所、大手企業労働組合、中小企業の多くのコンサルティング。
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