Ombra Mai Fu ~ 優しい樹の下で

POP ♡ OPERA SINGER 
 増田 いずみ ~ OFFICIAL BLOG

蝶々夫人

2007年05月10日 | masudaizumi.com
オペラの中でも大好きな作品「トスカ」

このDVD、アラーニャとゲオルギューの映画版、とってもいいです

それを観た流れで、以前買った作品をざっと眺めているとき、気がついたのが


二度と観たくないDVD・・・あまりおすすめできません。怖いものみたさでご覧になりたい方にはおすすめ
あまり私も批評するのは好きではありませんが、これだけはちょっと、という作品です


「蝶々夫人」ブレッシャー版

ダニエラ デッシーが歌っているので、と思って買ってみたところ、前衛演出にも、ここまでやるか、という作品で、一度観たものの、しばらくお蔵入りでした

なんといつもコンサートでアレンジしていただいている塩入さんも、「俺も、買っちゃったんだよ、やられたよね。サングラス逆さにかけて歌ってるんだよ、勘弁してほしい」と笑い話になりました。


ただし、銀座で初心者のためのオペラ講座を催したとき、このDVDは威力を発揮してくれて


「これもオペラ演出です。初めていったオペラが、こういう演出だったりすると、かなりオペラというイメージが変わってしまうわけです。そんなわけで、プログラムでは演出家もチェックしましょう」

現代演出が好きな方もいらっしゃるでしょうが、私はどっちかというと、ベタの古典の演出、その時代の衣装、森英恵さんの衣装で浅利慶太さんの演出のほうが、音楽に没頭できる。歌舞伎みたいにね、それが一番いいとされてきた演出なら、何度観てもいい物はいい、っという演出。自分自身、オペラをポップにアレンジしてるわりには、演出は古典好きです。


自分の感性がフィットすれば「いいもの」ということになるのでしょうが、オペラも様々ですね