少し軽めの記事を書きます。
現在、ジャンプSQにて藤崎竜先生の【屍鬼】の連載が続いています。
【十二国記】で有名な小野不由美先生の同名小説が原作の吸血鬼モノのホラー作品で、
原作の怖さとフジリュー先生独特の雰囲気がうまく融合した良作だと思います。
アニメの放映も終了し、漫画版もそろそろ物語の佳境に入る頃でしょうが、
最近、この【屍鬼】の物語上で「シリアスな笑い」が目立つようになってきたので
今日はそれについてちょいちょいと書いてみたいと思います。
「シリアスな笑い」とは?
「シリアスな笑い」は、週刊少年ジャンプで連載中の【バクマン。】内で説明された表現方法の一種で、
「シリアスなのに、なぜか笑えてしまう場面」のことを言います。
バクマン作中では、
「思わず笑ってしまうが、本来は真剣な場面」
「作者は笑いを取りに行っているつもりはないかも」
「子供は笑わないし、感動すらする」
などと説明されてます。
多分、こういう場面のことを言うのでしょう。
【北斗の拳】の有名な「お前のようなババアがいるか」の場面です。
当時真剣に読んでいた子供たちにとっては笑える場面ではなかったと思いますが、
時が経った今、あらためて読んでみると物凄くネタっぽいことに気づかされて、
今ではすっかりネタとして定着してしまいましたね。
他に、「汚物は消毒だ~!」とかミスミのじいさんの種もみの話とかも、
ヘタするとシリアスな笑いになるかと思います。
屍鬼における「シリアスな笑い」
さて、最近の【屍鬼】の「シリアスな笑い」を紹介します。
まずは、こちら↓
でかいっ!
大川のじーさんでかすぎっ!!
別に大川のじーさんはリアルに巨人のようにでかい設定ではありません。
別の場面を見てみると、こんな感じ。
それでも多少でかいですが、最初に紹介したコマほどではなくなっています。
これが、実際の設定上の大川のじーさんの身長でしょう。
最初に紹介したコマの大川のじーさんは、怒りによって巨大に見えるという、
そういった演出だと思います。
ですが、このコマのインパクトはすさまじく、なんともいえぬシュール感が「シリアスな笑い」を誘います。
この大川のじーさん巨大演出は、のちにどんどんエスカレートしていき、
しまいには人間を両手でコキャッ!とやるまでに・・・。
シュールだよ・・・シュールすぎる・・・。
「シリアスな笑い」いただきました~。
もうひとネタ紹介します。
【屍鬼】には、数は少ないですがお色気シーンがちょいちょい入ります。
その場面がこちら↓
尾崎医院の癒しナース・やすよさんのランジェリー姿!!
なんと、【屍鬼】のお色気シーンはすべて彼女が担当しています。
彼女のランジェリー姿はちょいちょい見られますし、メイド服を着たこともあります。
【屍鬼】唯一のお色気担当キャラ・やすよさん、どうですか!?
・・・いやいやいやいや
ないでしょ。
普通、下着姿のお色気シーンといえば、こうでしょ!↓
ふー、眼福眼福。
さすがは矢吹先生のお色気シーンだわ。
御目汚しの後だから、なおさら至福に感じるわ・・・。
が、やすよさんのお色気シーンは自重するところを知りません。
ジャンプSQ最新三月号では、ついにこんなシーンまで↓
どんどんエスカレートするやすよさんの「お呼びでないお色気シーン」は、
はっきり言って、読者の笑いを誘います。
ですが、場面はいたって真剣な場面なのです。
そらそうです、ギャグで野犬になんて襲われません。
でも、追われてるのがやすよさんだと笑えるのはどうして・・・。
以上、【屍鬼】の「シリアスな笑い」特集でした。
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その受け狙いは『封神演義』の頃からやっている事を改めて気が付きました。
やっぱフジリュー、笑えるシリアスを地に行く原作クラッシャーとして有名。