【封神演義】は中国「三大怪奇小説」のひとつであり、中国で昔から読みつがれてきた物語である。
日本では、週刊少年ジャンプで連載された藤崎竜の漫画版【封神演義】で認知度を一気に高めた。
そんな【封神演義】も、元は中国古代の歴史的大事件・商周革命を元につくられている。
今回は、藤崎竜版【封神演義】と、実際の歴史を比較しながら物語を追っていくことにする。
作品の舞台
【封神演義】は紀元前100 . . . 本文を読む
漫画【るろうに剣心】の主要キャラクターたちは、実在の人物をモチーフに構築されている。
今回は【るろうに剣心】のキャラと、そのモチーフになった人物とを比べてみる。
緋村剣心(ひむらけんしん)
かつて、幕末の京都で修羅さながらに人を斬った「人斬り抜刀斎」の異名を持つ元・長州派維新志士。
維新後は流浪人となり、逆刃刀を手に「不殺(ころさず)」を誓い、全国を流れる。
飛天御剣流の使い手。
・ . . . 本文を読む
今日面白いCDを見かけたので、つい買ってしまった。
Black Mages: 3 - Darkness And Starlight 【CD】
これはファイナルファンタジーシリーズのバトル曲をメタルアレンジしたものを
生演奏で収録したアレンジアルバムである。
FFシリーズの作曲者・植松伸夫もオルガンでバンドに参加している。
面白かったのは、このCDの9トラック目。
「Darkness and . . . 本文を読む
物語において、キャラクターの「コンビ」というのは結構重要だ。
ひとりひとりのキャラクター性ももちろん大事だが、二人一組のコンビを組むことによって
キャラクターやストーリーの面白さが相乗効果で二倍にも三倍にも増幅するのである。
信頼のおける友人同士、仕事上のよきパートナー、戦場で遭う宿命のライバル、恋人同士・・・
どんな関係でもよい、二人が組み合わさることによって物語が盛り上がれば、
その二人は . . . 本文を読む
前回の続き
世界の終わり
セリスが目覚めたのは、世界崩壊から一年の月日が経った頃であった。
小さな孤島。
セリスを介抱していたのは、帝国軍人時代に世話になったシド博士だった。
他の仲間たちがどうなったのかはわからない。
草木や生物は日に日に朽ちてゆく。
世界はカオスを超えて終末へ向かっていた。
かろうじて島に生き残った人々も、次々と希望を失い北の岬から身を投げたという。
あの人・・ . . . 本文を読む
【ファイナルファンタジー6】に登場する「ロック」と「セリス」は、
歴代FFのカップルの中でも、特に応援してあげたい名カップルである。
今日はそんなおふたりにスポットライトを当てて、そのドラマを追って行きたい。
その前に、二人の基本情報を。
「ロック・コール」
世界をまたに駆ける冒険家の青年。ゲーム開始時25歳。
トレジャーハンターを自称するが、裏の顔は反帝国組織「リターナー」の諜報員。
. . . 本文を読む
今日は、ソフトバンクのCMに出てくる「お父さん」を見てて思ったことを書こうと思う。
ご存知、「お父さん」は白い犬である。
でも、しゃべる。すごく渋い声でしゃべる。(声:北大路欣也)
奥さんは日本人女性(役:樋口可南子)
長男は黒人男性(役:ダンテ・カーヴァー)
長女は日本人女性(役:上戸彩)
という、変な設定がウケて、今ではお茶の間で見ない日はないほどCMが流れている。
一応、現在 . . . 本文を読む
前回、ロトの勇者についてその伝説の装備と共に考えてきたが、今回は天空系勇者について、
伝説の装備と共に考えてみる。
なお、本考察の前提条件として、『Ⅳ』、『Ⅴ』、『Ⅵ』を「天空シリーズ」として捉え、
物語の時系列は『Ⅵ』→『Ⅳ』→『Ⅴ』であるものとする。
では、以下時系列で見ていきたい。
※※注意※※
以下に書く内容は、ドラクエシリーズの物語の核心に触れています。
特に、『Ⅵ』プレイ中でネタ . . . 本文を読む
前回「第二部」からの続き
抜擢
度重なる敗走。
そのことが、逆にジェリド・メサ中尉のティターンズ内部の評判を高めたといえる。
なんと、ティターンズの総帥である「ジャミトフ・ハイマン」本人が、ジェリドを
第三勢力アクシズ代表「ハマーン・カーン」との会見においての自身の警護を任せたいと
希望してきたのである。
惨敗に次ぐ惨敗。しかし、その奇跡の生還っぷりが逆に評価された。
ジェリドはティ . . . 本文を読む
前回「第一部」からの続き
マウアー・ファラオとの出会い
ジャブロー脱出時、輸送機にすがりつくジェリドの手をとったのは、
「マウアー・ファラオ」というティターンズの女性MSパイロットだった。
本項では、このマウアーという女性について触れておきたい。
マウアー・ファラオ。年齢は17歳か21歳(設定があやふや)。
階級は少尉で、ジェリドより年下であり下僚でもある。
冷静沈着で物腰も上品。
ラ . . . 本文を読む
今回は、【劇場版Zガンダム】に登場するジェリド・メサ中尉にスポットを当てて、
彼の物語を追ってみる。
その前に、【Zガンダム】基本情報(Wikiより)
宇宙世紀0087。一年戦争終結から7年後の世界が舞台である。
ジオン公国軍に勝利した地球連邦軍はやがて軍内部に「ジオンの残党狩り」を名目に、
スペースノイドへの強権的制裁を加えるエリート部隊「ティターンズ」を創設。
急速に勢力を拡大したティ . . . 本文を読む
最近逝去された北森鴻氏の小説で、「香菜里屋」シリーズというミステリー小説がある。
ビアバーのマスターが探偵役となって、バーに訪れる客たちが持ち込む"謎"を解決する物語である。
その小説では「酒場」が、物語が持ち込まれる場となっているのだが、
そういえばゲームにおいても、酒場が登場するものが多いなー(とくにRPG)と思ったので
様々なゲームで「酒場」がどのような役割を果たしているか調べてみた。
. . . 本文を読む
RPGなどでは、ときにどうしても印象に残ってしまう名前の敵キャラがいる。
【ファイナルファンタジーⅥ】に出現する、「リトワールビッヘ」という敵は、
僕のなかでベスト5に入る、印象に残った敵の名前である。
↑これが「リトワールビッヘ」。
思い出のなかでは、イモムシの形をしていたのだが、あらためて見てみると
ニワトリとヘビのモンスターであった。
僕は今日、この記事を書くためにこのモンスタ . . . 本文を読む
【ドラクエシリーズ】といえば、その物語は基本的に『勇者vs魔王』という単純な構図となる。
特にⅠ~Ⅲのロト三部作では、勇者=主人公であり、魔王を倒すことが最終目標であった。
だが、Ⅳ以降、勇者は少し特別な存在として扱われる。
Ⅳ以降のナンバーでは、勇者の登場しないナンバーも存在する。
そんなドラクエにおける『勇者』について、ドラクエシリーズで歴代『勇者』と
その装備を時系列的に見直しながら、『勇 . . . 本文を読む
漫画【魔法陣グルグル】に登場する、"グルグル"という魔法は実にユニークな魔法である。
"グルグル"の使い手はミグミグ族の魔法使い"ククリ"。勇者"ニケ"と共に魔王"ギリ"を倒す旅へ出る。
グルグルは、地面に魔法陣を描き、描いた魔法陣によって様々な効果をもたらす魔法である。
【魔法陣グルグル】連載当時、ファンタジーにおける魔法といえば、手のひらから炎やら稲妻やらが
放出されるというのが定 . . . 本文を読む