前回からの続き
高校生編~20世紀末
もうすぐ21世紀!
1000年に一度しか訪れないミレニアム・イヤーを
迎えたとき、私は高校生の少年でした。
世間では「2000年問題」が警戒され、コンピュータの
誤作動による社会機能の混乱が懸念されていました。
実際はフタを開けてみれば大きな事件は特に起こらず、
「なんだ結局なにもなかったじゃん」と拍子抜けしたものでした。
でも、それは社会の大人たち . . . 本文を読む
2012年6月16日(土)に、NHK-FMのモンスター番組
『今日は一日アニソン三昧』がひさしぶりに放送されます。
この『今日は一日○○三昧』というラジオ番組は、不定期で
放送されている特番です。
世間一般からみるとマイナーと思われるような特定のジャンルの曲を
十数時間にわたってひとつのラジオ番組でかけ続けるという
その番組内容は、「NHKの本気」を感じさせるには十分な内容で、
特にこの『アニソ . . . 本文を読む
「スピンオフ」とは、既存の作品(本編)から別の作品が派生することを言います。
具体的には、本編の主人公以外のキャラクターが主人公となって
「外伝的作品」が展開されることを言います。
日本のスピンオフ作品では、『交渉人 真下正義』や『容疑者 室井慎次』など
多数のスピンオフを展開したドラマ『踊る大捜査線』シリーズが有名かと思います。
本編のサブキャラクターが魅力的な場合、その魅力あるサブキャラ . . . 本文を読む
今回は、数ある漫画のジャンルのなかで比較的最近確立したであろう
「ヒーリングコミック」を特集してみようと思います。
ヒーリングコミックとは?
一応、ここで紹介する「ヒーリングコミック」というジャンルを定義付けしておきます。
多分、まだ定義がはっきりしていない言葉だと思うので、ここで解説する定義が
公式定義ではないのであしからず。
ヒーリングコミックというのは、作品を通じて読者に精神的 . . . 本文を読む
先週から、NHK-FMにて『とことん歌う声優コレクション』という番組が放送されています。
これはその名の通り、声優さんが歌っている曲を特集した番組なのですが、この声優さんが歌う曲の中には
声優さんが演じているキャラ名義で歌っている、いわゆる「キャラソン」もちらほら含まれていました。
今でこそ、キャラで売っているアニメにはほぼ確実に付いてくるキャラソン。
僕はてっきり、キャラソンは2000年代に . . . 本文を読む
TVアニメには、本編の他にオープニング・エンディングのパートがあります。
オープニングパートは大抵の場合、アニメ本編の主要登場キャラクターがほぼすべて登場し、
ぐりぐりよく動く、作品全編の内容を凝縮したようなつくりになっているのに対して、
エンディングパートは動きを抑えた静かな作りになりがちです。
オープニングのように、視聴者を引き付けて本編を観てもらおうという縛りもないので
極端な話、どんな風に . . . 本文を読む
「サザエさん時空」とは、アニメ「サザエさん」のように物語の登場人物の年齢は変わらずに
登場人物たちを取り巻く季節や社会情勢は変化する、という物語形式である。
この形式をとっているのは「サザエさん」のほかには、「ドラえもん」や「ちびまる子ちゃん」
「クレヨンしんちゃん」「こち亀」「名探偵コナン」など、長寿作品に多い。
今回は、この「サザエさん時空」について、
"「サザエさん時空」に迷い込む瞬間 . . . 本文を読む
物語において、キャラクターの「コンビ」というのは結構重要だ。
ひとりひとりのキャラクター性ももちろん大事だが、二人一組のコンビを組むことによって
キャラクターやストーリーの面白さが相乗効果で二倍にも三倍にも増幅するのである。
信頼のおける友人同士、仕事上のよきパートナー、戦場で遭う宿命のライバル、恋人同士・・・
どんな関係でもよい、二人が組み合わさることによって物語が盛り上がれば、
その二人は . . . 本文を読む
最近逝去された北森鴻氏の小説で、「香菜里屋」シリーズというミステリー小説がある。
ビアバーのマスターが探偵役となって、バーに訪れる客たちが持ち込む"謎"を解決する物語である。
その小説では「酒場」が、物語が持ち込まれる場となっているのだが、
そういえばゲームにおいても、酒場が登場するものが多いなー(とくにRPG)と思ったので
様々なゲームで「酒場」がどのような役割を果たしているか調べてみた。
. . . 本文を読む