☆まゆまんのおっちょこ日記☆

先天性心疾患の二男。手術の事を備忘録としてはじめました。
私の事、思う事、回想、思い出、旦那や長男の事。のブログです!

10年経つのですね。後編

2021-03-23 09:17:00 | 日記
親戚のおじさん、おばさん達は各自の仮設住宅へ住み、自宅の再建を待つ状態となりました。

完全に流されてしまった家。
私も子供の時、大人になっても良く遊びに行きました。とても思い出深い家でした。
自宅兼お店(美容室)そして、おじさんの漁の道具等もあったので、多大な損害だったと思います。

いつも港にあった船が、こんな街中まで...。

泥の中から位牌が出てきた時には大変嬉しかったと後に聞きました。
それは、幼くして亡くなった長男さんの位牌。家族が皆助かったのも、長男が守ってくれたのかなと、おばさんは目を細めて話してくれました。私もきっとそう思います✨

自分達が大変な中、私の結婚式にも親族一同で参加してくれました。
「出席するから。」という言葉をそのまま受け、来てもらった訳ですが、準備する物も多く、本当に後から思い返すと、申し訳なかったなと、有り難さと同時に反省しました。
自分の事よりもいつも私達の事を考えてくれる優しさに、いつも甘えてばかりです。

本当にお世話になりっぱなしで、復興のお手伝いにも行かずに、日々の生活をしていました。
買って送るだけだった私。
そんな中、父の行動はやや無謀ではあったかも知れませんが、すごいなと今改めて思いました。

震災後、何度か気仙沼に行きましたが、何もかも無くなった港周辺も少しずつ新たな建物が建ち、元気になって来ています。
船に乗ってウミネコに餌をやったり、海を回遊出来たり、観光にも力を入れている様です。

無事に、おじさん、おばさん達の家も場所を移し、高台に新居が完成しました。
ゆったりのんびり出来ているのかな。
大変だった分、元気で楽しく過ごしてほしいものです。

また家族で、そして父とほっとする場所"気仙沼"に遊びに行きたいなと思っています。