Live in STB 139

六本木のスイートベイジルへ『六角幸生　Ｌｉｖｅ　ｉｎ　ＳＴＢ１３９』を聴きに(見に？)行ってきました。
彼は大学時代の同級生で日本では数少ない男性ジャズヴォーカリストです。
学生時代は『ブルーマウンテンボーイズ』というウェスタンのバンドにいましたが卒業後はジャズ歌手としてアメリカへ渡り勉強をしながらカーネギー小ホールで歌った事もあるそうです。

Ｍｕｓｉｃｉａｎｓはピアノ、ドラム、ベース、ギター、それにゲストとしてハーモニカの続木力さんが途中から加わります。
ジャズに疎い私は耳にした事がある曲が少ないのですが、続木さんのハーモニカは大好きで今回もパンフレットに彼の名前を見て楽しみにしていました。
数種類のハーモニカを見事に操り『これがハーモニカの音なの』という素敵な演奏を聞かせてくれます。

それと今回は新しい試みとして日本の歌謡曲をピアノの田中裕士さんがジャズにアレンジ。
これが今まで聞きなれた曲とは思えない新しい感覚でとても良かったです。
曲は『黄昏のビギン(水原弘)』『粋な別れ(石原裕次郎)』『真っ赤な太陽(美空ひばり)』『愛燦々(美空ひばり)』と最後に『初恋』。

『初恋』は石川啄木の短歌“砂山の砂に腹ばい初恋の思いを遠くおもいいずる日”に青山学院高等部の音楽教師　越谷達之助氏が曲をつけたもので、六角幸生さんはコンサートでよく歌います。
伊丹雅博さんのギターと続木さんのハーモニカと共に心に染み入りました。

美味しい食事(スイートベイジルはイタリアンで食べ物が美味しい)とナマの音楽、楽しい夜でした。

彼もトシをとりました。同級生だから当たり前ですけどね・・・