秋田県森吉山

2010-08-30 17:18:26 | 
8月29日
秋田県森吉山にトレッキングしてきました。
初夏の頃に登山した時はかなりの登山客で賑わっていたのに、昨日の登山客はまばらでした。
今年は残暑厳しいので、やはり涼しい山へと登山客が流れているのでしょうか。

昨日の街の気温は30度を軽く超えてましたが、山は日差しはまだ暑い感じでしたが、爽やかな風が時おり吹いて、涼しく感じましたよ


上記写真はブナ帯コースから山頂に上がる為、ゴンドラに乗ること約18分。



ゴンドラを降りて、ブナ林やオオシラビソ(アオモリトドマツ)の樹林帯を抜けると、



奥には森吉山(1454m)山頂が見えてきます

途中、ミニ湿地帯があり、トンボが池の回りを飛んでいました。

今年は暑いせいか、街中でも一度見ましたが、山では鬼ヤンマが沢山飛んでいました。
トンボよりも大きい羽で悠々と私達の頭の上を飛んでいる様子を見ると、迫力を感じます。



更に進むと、途中に
「熊に注意」
「魔除け。幸福の鐘」
という看板がありました。
熊には出会わなかったけど、鐘は一回だけ鳴らしてみたら、凄い響きでした(*^^*)



1時間と少し歩いて頂上につきました。大小の岩石がゴロゴロあり、お昼のおにぎりを食べるのには、ちょうど良い椅子がわりになりました。


頂上からは、私達が通り越してきた阿仁避難小屋が見えます。

頂上で登山客から熊に遭遇した話や凄く効く虫除けスプレーの話などを聞き、私達の他にも登山客がいらしゃってて良かったなぁ
と思いながら、頂上を後にしました。



もと来た登山道を戻ると、森吉避難小屋とその後ろにある神社の屋根と冠岩が遠くに見えます。



雪の重みのせいか、少し曲がった鳥居と神社の前に到着。


神社の後ろにある奇妙な形で積み重なっているこの巨岩が冠岩と言い、神社のご神体とのこと。

巨石には坂上田村麻呂に追われた蝦夷の首長の大滝丸が積み上げたとする伝説が残されていて、説によると「大滝丸」は「東北の覇者アテルイ」と同人とか。

由緒書きには、
「森吉山の岩山に住み、参拝人に鬼神として恐れられていた大滝丸を、坂上田村麻呂が退治した。それを顕彰するために大同2年807年に神社を創立した」
と書かれています。
う~ん、またしても坂上田村麻呂の登場ですか(^_^;)



参拝を済ませ、下山する途中にうっすらと綺麗な薄紫色の雲が横に一直線に見えました(写真では分かりづらいですが)

すれ違う登山客に話をしたらそれは「彩雲」とのこと。
またまた良いことを聞きました
感謝です

景色は美しかったし、山の霊気に包まれて充実した登山日和でした(*^^*)

終わり

追記です


頂上近くになると登山道の両脇で、リンドウの群生がお出迎えしてくれました。

夏の花
「エゾオヤマリンドウ」だそうです。

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