自己肯定感に関する本などには、「ありのままの自分を認める」とか「そのままの自分を受け入れる」ということが書かれています。
未だに「受け入れる」とはどういうことなんだろうなどと思ってしまうのは、きっと受け入れられていないからだと思うのです。どうやったら受け入れたことになるのだろうか、と疑問に思ってしまう。自己主張が苦手なところとか、人の目を気になって結局自分がどうしたいかよくわからないとかのコンプレックスを抱え、何か悲しい思いをするたびに割り切れない気持ちになる。どうすれば改善できるのかもわからないが、拘ってしまうのはきっと諦めきれていないのだ。受け入れるということは、おそらく仕方がないと投げやりに諦めることとも違うし、改善しようとしないこととも違うのだとは思うのですが。
人を値踏みし、ないがしろにする身近な人々に嫌悪したり、偉そうな人やお金持ちが偉くなっていく社会に暗い気持ちになったり、はたまたそういうことに自分が加担していないとも言い切れない。
どうやら人があまりいない場所にいたほうが平和に過ごせる気がするけれど、子供を放って家を出るわけにもいかず、いや子供がいなくてもどこかへ向かう勇気も便利な街を捨てる勇気もなく月日が過ぎる。
そして最大の問題は、こんな私に育てられた子供達が、この世を生き抜いていく力を持てるのかどうかだ。