今年の入試を振り返って、
駒場東邦中の
【1】(4)「今まで算数を学んできた中で、
という問題でした。
受験した生徒に聞いてみると、「僕は売買算のことを書いた~」
「どんなことを?」と突っ込んでみると、「買い物をするときに、
2020年に大学入試が変わるということで、
記述力、思考力、
日常に目を向けるということは、大事なことだと思います。
日々勉強していることが、どこで役に立つのか。
算数なんて足し算、
算数、数学は様々な「考えのもと」が詰まっていると思います。
初めを正しいとして次々とその後を証明していく「帰納法」
一旦否定しておいて、矛盾を見つけて証明する「背理法」
などなど。高校で証明問題をやっているとき、
感動したことを覚えています。
それがいま役立っているかはわかりませんが、
だから学んで知っておくということは大事なんでしょう。
小学生のころ、学校に行く途中でやっていたことがあります。
通学路に坂があったのですが、
その丸い模様のつけ方の規則性を毎日探っていたのです。
あと、
数えたりしていました。下ばかり向いていたんですね(笑)
皆さんもやってみてください。
学校に行く途中にいろいろありますよ。
車のナンバーを使って、
さて、
本日は、3月23日なので、
323は前から読んでも、後ろから読んでも323ですね。
こういう数字を俗に「とまと数」と言います。
では、
323-232=?
434-343=?
858-585=?
なんでしょうか。
答えは、
323-232=91
434-343=91
858-585=273
ですね。何か規則性はないでしょうか?
または、上2つと下1つの式の違いはなんでしょうか。
ヒントは、
例えば、646-464=182です。
91と182は、2倍の関係になっています。
わかりましたか。
323や434は差が1の数字が2つ使われています。
646は6と4の差が2になっています。
そうすると、
また、858は8と5の差が3になっているので、
ほかの数字でも試してやってみてください。
本当にそうなっているのか、
そして、なぜ91という数字がでてくるのでしょうか。
これはちょっと考えてみてください。
身近にあるものに目を向けて、あれ?どうして?
そして自分で解決してみようと試みることが大事だということを
今回のメッセージとしたいと思います。