明海大学大学院応用言語学研究科

Meikai Graduate School of Applied Linguistics

浦安キャンパス公開講座 参会記 その3

2013年10月23日 | 学会、セミナー、講座の参会記

 今回は、「通訳と翻訳の世界」と言う題名で、明海大学で公開講座が行われました。

 会場は、350名が定員で有りましたが、それ以上多くの方が、会場へ駆けつけ、とても賑やかに開会されました。

 通訳の代表として鳥飼玖美子先生、翻訳の代表として松岡ハリス裕子先生にお越しいただきご講演をしていただきました。

 鳥飼先生のお話の中では、ある人が過去政治の場面で通訳をして誤訳をしたとして、皆から非難を浴びたという話がとても印象的でした。私も、中国語の通訳をしているので、悪いことがあると通訳のせいにされるという恐ろしさが他人事ではなくて、考えさせられました。

 松岡先生の話では、自身のハリーポッターの翻訳の裏話、苦労話が聞けて、よりハリーポッターの世界に興味を持ちました。また、世界各地のハリーポッターの翻訳者が集まり、翻訳者会議を主催したという話を聞きました。作者に、「ここはどういう意味だ」と聞けると言うところが意外に思いました。

 講演の後は、本学の山岸勝榮先生と小林裕子先生のお話を頂き、パネルディスカッションを開きました。会場からも質問を受け付けており、私も質問をさせていただきました。

 それは、通訳の際に早口な講演者を止めて「聴衆に聞きやすいようにもっとゆっくり話してください」など言うことはできるかという質問でした。答えは、「よくない。事前に話し合う」という趣旨の回答を頂きました。

 通訳、翻訳の実践から理論面までわかりやすく話されより学びたいという気持ちが出ました。しかし、13時から15時半ととても短い時間で、もっと長く先生方の話を聞いていたかったです。【鴨川 潤一 D2】



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