Drマサ非公認ブログ

「幸せ」と「仕合せ」

 ニュース見ていたら、本日の東証の日経平均株価がバブル期と比較しても最高値だそうだ。コロナで職を失った人、事業収益が下がった人、格差や貧困が広がっているにも関わらずだ。

 東証に上場している企業にとってはコロナと無関係なのだろうか。株というのは本当に人間味がないというか、生身の人間と無関係に自律運動するシステムなのだろう。下の者は切り捨てられているのだろう。僕は気が狂っていると思う。

 経世済民ではなく、貨殖興利。そういう経済システムを“お勉強する”経済学に意味があるとしたら、そういう経済システムを批判し、(安易な言い方をさせてもらえば)人間に経世済民を取り戻す学問しかない。新自由主義の批判だけでは足りない。

(参考)

https://blog.goo.ne.jp/meix1012/e/d2e0ec0c76ac3b33c7c5bec0c41749c2

 さて安倍前首相は起訴を逃れたようだ。ただ検察審査会や国会での証人喚問という方法もある。まだそこには期待している。それにしても、これだけ平気で嘘をつき続けて良心の呵責が生じないとしたら、人格破綻者である。

 国会で100回以上嘘をつき、政府および自民党はその嘘を誤魔化し加担している。彼らは人格破綻している集団だ。また国民もそれを許容してきたといっていいい。みんな狂っている。しかも、それが嘘だとみんな知っている。もう日本人の道徳や美学は死んだ。政治の問題は日本の文化の問題だから、文化思想を鍛える時だ。

 もちろん今年はコロナであった。政府や行政の対応に苛立ちを覚えた。多少コロナを恐れていない人を見ると、現実を観ることができないでいるのではないかと疑問はあった。それはいま東京でコロナが1000人超えしそうな勢いにあるのに、人々の行動が変化しないのを見ても同様だ。

 テレビを観ていて、「コロナでストレス」「コロナ疲れ」などとの話題が出ているが、僕自身はコロナでストレスはあまり感じないどころか、なかなかいい生活のペースである。仕事の都合で週1で電車に乗る機会があるが、まず混むことはない。コロナ前だと、満員電車に乗ることも多々あったが、その必要がないので、その部分でストレスはない。仕事はオンラインで、当初要領がつかめなかったが、時が解決してくれ、仕事の質は向上していると思う。

 ということで、stay homeなわけだが、妻との時間が増えたので、その分楽しく過ごしている。かといって、楽しむために何かはじめたりせず、それまで通りというか、自然体で過ごしている。働きすぎだったことがよくわかった。気が狂ってた。社会全体が働きすぎでなければならないわけだから、変な社会システムだ。これもまたラディカルな批判が必要だ。

 コロナとの戦いは少なくともまだ1年続くと思う。日本では「幸せ」はそもそも「仕合せ(巡り合わせ)」。ストレスが解消されるのは「幸せ」だけど、ちょっとした心理的なhappy。

 たまたまストレスが解消されたらhappyとなる「巡り合わせ」ですから、そんなこと気にしてはやってられません。なんせ「巡り合わせ」は人間の意志を乗り超えていますから。コロナであれば、できることはやっておくだけですかね。

 皆さんに良い年が巡ってきますことをお祈り申し上げます。

 あ、妻が来年のカレンダーに貼り替えている。

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