Drマサ非公認ブログ

予約の発熱外来

 アメリカでは1日4000人コロナで死んでいるようですね。中国ではあまりないようですね。どちらが国民の命を守ろうとするのか?あるいは自由を守ろうとするのか?対照的ですね。

 さて、ここのところ病院で働く友人から、よく電話が入るようになりました。以前は数ヶ月に1回程度でしたが、ここのところ週に1回という感じです。コロナ対応で、鬱憤が溜まっているようで、僕に話をすることで、多少晴らしているようです。

 笑い話として、話を面白くしてくれるのですが、やっぱり大変なようです。その中の印象的な話をひとつ。

 彼が働く病院では、電話予約での発熱外来運用になっているそうです。朝9時ちょうどから電話予約が始まるそうですが、その少し前から予約希望の電話がひっきりなしに続くそうです。電話口で「9時から」「少し早い」「まだ切り替わっていない」などと答えているそうです。そうすると、すぐ電話を切ってくれるそうです。

 さて9時開始で、この予約電話の方法を患者側も理解しているのか当初30分で予約枠が埋まったということですが、昨日の話だと10分で埋まってしまうとか。

 友人は冗談めかして、「ジャパネットかよ?」「チケットぴあかよ?」などと大変もうすでにであることをどうにか笑いに転化しているようです。こんなことも言っていました。「Lawsonで先行予約にしたらいいかなあ」

 これは医療崩壊ですよ。友人はそう言っていましたし、僕も同感です。そういえば、僕もそろそろ心不全の経過観察で病院にいかなければならないのですが、行きたくないですね。

 結局政府も病院も準備不足なのでしょう。それが日本人のデフォルト。もうすでに検査も治療もできないわけです。PCRは先着優先。治療は勝手にご自宅で。そういえ病院でPCRをやっても、翌日結果は知らされないようです。4日ぐらいかかるとも。話が違うよ。

 通常医療も限定され、初診は避けられる。社会機能も影響。まあそのうち終わるだろうとの政府の態度に見えるのですが、そうすると国民もそう受け取るが、発熱があれば不安が生じる。そんな状況なのでしょう。

 そのうち終わる、それは事実でしょう。でも無策でいい訳はない。日本はアメリカ的なんでしょうか?

 友人が面白いことを言っていた。夜間の救急の時間でもあまり変わらないことがある。「赤ん坊が生まれることと、患者が死ぬこと」。生と死。人間の最初と最期は変わらない。ひとつの真理でしょうか。

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