旅人のにちじょう

ねごと・たわごと・よまいごと

帰ってから日記(6)

2011-09-26 |  トルコ
チグリス川の水はさわれませんでした

8月12日(金)

<この日のスケジュール>

・ミニバスでネムルート山へ
・東のテラス、西のテラス
・ジェンデレ橋
・バスでディヤルバクルへ
・マルディン門、チグリス川にかかる10のアーチ橋


モーニングコール2:30出発3:10
ネムルート山で日の出を迎えるためだ

真っ暗な中山を登る
そんなに足元も悪くないし急でもないが
何しろS社の皆さんは健脚揃いなので
あっという間に取り残されてしまった(涙)

懐中電灯を頼りに上を目指し
時々休憩しているヨーロピアンに
道があっているかどうか尋ねる
ほぼ一本道だけどちょっとアップダウンがあるし

階段状のステージみたいなところで
トルコ人やヨーロピアンと一緒に日の出を待つ
里帰り中だというデュッセルドルフ在住の家族に
さかんに話しかけられるが英語だということに
しばらく気がつかなかった・・・

太陽はちょっとずつ昇ってくる






日の出を堪能して振り返ると
東のテラスが朝日をあびていた


思ったよりこじんまりしているし
石像が整然と並んでいる

もっと首だけの石像が無造作に転がっている
そんなイメージを持っていたのだが
どうやら整備しちゃってるらしい

西のテラスは少し無秩序っぽい


こちらは夕日をあびると美しいらしい


でも夕日落ちるとすぐ暗くなっちゃうから
速攻山を降りないと危ないとか


九合目にあるショップでは
様々なネムルートグッズがあり
いろいろ買っちゃった♪


ホテルにもこんな銅版があったりして

世界遺産のネムルート山は
非常にコンパクトな観光地であった

ちなみにネムルート山は
コンマゲネ王の陵墓という説と
宗教施設であるという説があり結論は出ていない
小石が人工的に積み上げられていて
崩落の可能性が高く発掘したとしても
復元できないかもしれないので
発掘調査自体ができないのだそうな


帰ってから日記(5)

2011-09-25 |  トルコ
ホテルの窓に巣作り中?

8月11日(木)

<この日のスケジュール>

・バスでキャフタへ
・アタチュルクダム
・ユーフラテス川
・ホテル着後ミニバスに乗りかえて
 カラクシュ、アルサメイア



道路脇に広がるピスタチオ畑で写真ストップ

まだ収穫には早いピスタチオは
果物みたいで食べたら甘そう
ちゃんと触ってくればよかったなあ

歴史の教科書で有名なユーフラテス川

水がとっても冷たいのに何故泳ぐ・・・


昼食のレストランはビールも飲めたし
果物の盛り合わせもちょっとおしゃれ

食べ物を狙って猫の家族が頑張る

猫達は皆尻尾がしゅっとしてた
尻尾の短い猫ってトルコにはいないのかな

カラクシュはコンマゲネ王の母や姉の陵墓

小高い丘からの眺めはいいが暑い・・・

アルサメイアはコンマゲネ王の夏の離宮跡
王がヘラクレスと握手しているレリーフが有名

見晴らしのいいところにレプリカがある


天辺まで頑張って登りふと見ると
スルーガイドがくたびれていた
断食中の夕方はそりゃ疲れるだろう

「まだ若いんだから頑張れ」と声をかけると
34歳の彼は
「トルコ人の平均寿命からすると
 もう人生折り返しだから」と言った

平均寿命で人生カウントダウンするなんて
考えたこともなかったなあ


イズミール出身イスタンブール在住の人も
こんな厳しい景色を見ると人生考えちゃうんだろうか


トルコでラマザン(2)

2011-09-21 |  トルコ
トルコはイスラムの国だがお酒が飲める
観光客ばかりでなくトルコ人も結構飲む
国産ビールのエフェスはくせのない
すっきりとした味わいで飲みやすいし
絨毯屋では絨毯広げながらワインを飲ませる
水と混ぜると白濁するラクは結構なアルコール度数だ

そんなトルコでも
さすがにラマザンでは飲めないかも?
ってのが今回の裏テーマであった(笑)

シャンルウルファの夜は
ホテルのプールサイドで音楽を聴きながら、だ

昼間あれだけ暑い中歩き回ったんだから
飲むよ飲んじゃうよ飲ませろ~~~~

なのに
ああそれなのに
「聖地に近いのでビールはありません」
ですって!?
観光客もっ!!??

東トルコ敬虔な土地らしい
聞けば昼間町に買い出しに行った人が
どこにも売っていなかったとぼやいていた

どうしても飲みたかったので
ダッシュで部屋に戻りお土産用に買ってあった
缶のエフェスを冷蔵庫に投入
ご飯のあと無理矢理飲んだ


その後の調査によれば(笑)
昼間は町なかはダメだけど
観光地では割と飲めたし

夜は概ね問題なかった(高いけど)


最後のトラブゾンではホテルにないのに
町の酒屋にはタルまで売られていたのが謎


ちなみにお土産はその後買い直した
ロング缶にしました

できればコロンとした形の瓶にしたかったけどな~

結論
トルコはラマザン中でも結構飲める


帰ってから日記(4)

2011-09-18 |  トルコ
そのまんまハチミツ

8月10日(水)

<この日のスケジュール>

・バスでシャンルウルファへ
・聖なる魚の池
・イブラヒム生誕地
・ウルファ城
・ハラン遺跡


聖なる魚の池には伝説のおかげで
魚がうようよいる(鯉らしい)
暑いんだからもっと日陰で説明しようよ~
とか
階段あるんだから座ろうよ~
とか
とにかく説明を聞く気があまりなくて
魚の餌を買いやってみた


うわ~阿鼻叫喚
意味も無く「蜘蛛の糸」を思い出した

イブラヒムの生誕地の洞窟には
水が湧き出ているので皆が汲みに来る

入り口が男女別でガイドの説明がよく聞こえず
まったりしていたらおばちゃんに手招きされた

おばちゃんはこの洞窟の謂れを
とても熱心に説明してくれた
そして最後に
「さあ!あなたもイスラム教徒に!」
って勧誘された
ちゃんと頭にスカーフを巻き
腕も足も出していないから見込まれたのかも(笑)

ウルファ城からは町が一望できるが

とにかく凶悪に暑い・・・

ハランの丘に着く頃には
もう説明とかどうでもよくなってきた

シリア国境も近いはずなんだけどねえ

ハランにはビーハイブハウスという
日干しレンガでできた家々があり
一部観光客に公開されている



中に入るとさすがに過ごしやすいが
涼しくはないかな・・・


外の土産物屋件茶店でお茶でもということだけど
折角なので中で雰囲気だしてみることにした



でも
やっぱり暑い~


暑いときに暑いところで熱いチャイ
気温50℃近いと
とにかくじっとしていたい
S社の客にはあるまじき発想の私・・・


トルコでラマザン(1)

2011-09-13 |  トルコ
S社のツアーは基本的には一カ国周遊である
なので一つの国で二度目はあまりない
もう一度があったとしてもリストの下の方になる

トルコは10年位前に行った
といっても
ポルトガルに行く前にちょっと寄っとく?
くらいの感じで
イスタンブールとカッパドキアに3泊ずつだけ

パムッカレもトロイも行ってないけど
まあそのうちね、な国だったのに
そして今別地域に重点を置いているのに
なぜまたトルコだったのか

5年ぶりに復活したS社の東トルコのツアーで
世界遺産のネムルート山を見たい!というのは
もちろんあったのだが
それにしてもどうしてもこの夏行きたかったのは
なぜかといえば・・・それは

ラマダン真っ只中だったから

イスラム暦の9月ラマダンは
西暦よりイスラム暦が11日ほど短いため
毎年ちょっとずつずれていく
おととしリビアに行ったときには帰る頃
「もうじきラマダンになります」だった

今年は8月1日~29日
来年は7月20日~8月18日
この夏を逃すと私の休みと合うのは当分先だ

バリバリのイスラム国だとちょっと怖いが
トルコなら何とかなりそう~
ってなわけで東トルコが急上昇したのであった

ちなみに
非アラビア語圏ではラマダンではなく
ラマザンということが多いらしい

ラマザンは朝が早い
日の出ている間は飲食ができないので
その前に食べるだけ食べておくのだ

日の出と日没に合わせて
毎日時間が分刻みで決められており
その時間がくるとアザーンが流れる

更にアザーンだけでなく
太鼓を叩いて知らせるのだ
「起きろ~飯を食え~~」とばかりに
ドンドコドンドコ太鼓を叩いて街中を練り歩く
しかも念入りに何周も!

これがね
2時半とかなんですよ
真夜中じゃん
そんなに念入りにされたら嫌でも起きるって

ちなみに太鼓を叩く人は
輪番とか名誉職とかではなく
専門の人を雇うらしい

日没と同時に食べまくり
ちょっと寝て
すぐ起きてまた食べる

ラマザンって体に悪いんじゃないか
いや健康のためにやるのではないのだが
消化器官によろしくないばかりか
完全に寝不足だよねえ

どおりで
昼間公園とかジャミイ前で
皆ゴロゴロダラダラしているわけだ

ああ
朝日が眩しい・・・



帰ってから日記(3)

2011-09-11 |  トルコ
トルコ航空国内線の昼ご飯

8月9日(火)

<この日のスケジュール>

・飛行機でガジアンテップへ
・モザイク博物館見学後ホテルへ



モザイク博物館は最近改修されたとかで
急遽入館し見学することになった


結構な規模なモザイクの数々は
ダム建設で沈んでしまった
ゼウグマ遺跡から運んだきたものだそうだ


壁画だったり


床画(?)だったり


細かい仕事がいっぱい

一番有名なのが「ジプシーの少女」
一つだけ物々しいコーナーに展示されている


暗い中にライトアップされているので
写真的には今ひとつ

なんとかちゃんと撮れないかとカメラを操作し
しまった!フラッシュでちゃった!


ここは全館フラッシュ禁止なのである
うわ~やってもうたと
でも違う感じでもう一枚


係の人がえらい剣幕で
近くの人を捕まえて怒っていたが
ごめんよ~(汗)

ホテルに着いて
近くのミニスーパーに出かけてみた
1.5リットルの水が0.4リラと激安!
いいわ~地元のスーパー

ヨーグルト、バケツで売ってるし(笑)

そんな中
連れがスープの素を吟味していたら
おじさんが無言で彼女の持っていたのを戻し
代わりにこれ、とばかり他のを持たせた!

「これ最高だから」と何度もうなづき
満足気に去って行った
おじさんが熱烈勧めたスープは
エゾゲリン・チョルバス(花嫁のスープ)で
定番中の定番らしく早速晩ご飯で出たので
めっちゃウケた



トルコのお金

2011-09-08 |  トルコ
トルコの通貨はトルコリラ
補助通貨は1リラ=100クルシュ
昔は呆れるほどゼロがいっぱいで
雑貨を買うのにも頭を使ったものだったが
今はいたってフツーなので物足りない(笑)


お札が5, 10, 20, 50, 100, 200リラの6種類
コインは1リラとクルシュが1, 5, 10, 25, 50で
これも6種類あるが
200リラ札と1クルシュはお目にかかれなかった

S社のしおりには
1ドル=1.7トルコリラ
1ユーロ=2.4トルコリラ、とあったけど
イスタンブールでは日本円から両替できる

レートは銀行や両替屋それぞれ
前回は2時間くらいでレートが変わってる
なんてことも楽しい思い出だったけど
今回3日間同じ店で両替したら
いつでも1万円=200トルコリラであった

おお~
わかりやすい
1リラ=50円
10リラ=500円
20リラ=1000円だねえ

物価は少なくとも観光客相手の土産物屋や
ホテルやレストランでは東京と変わらず
ホントにいたってフツーのお買い物であった

ちなみに
イスタンブールの土産物屋でも
米ドル払いは拒否されたこともあったし
免税店はユーロ表示となっており
トルコは何が何でもEU入りをしたい模様
ユーロは使い慣れてないから
パッと見、いくらだかよくわからないのよね・・・

この夏は円高と騒がれてて
米ドルもちょっと替えて持っていったけど
結局使う機会はなかったから
世界的に円高なのか米ドル安なのかは
今一つ不明なのであった


イスタンブールの両替屋
お世話になりました


帰ってから日記(2)

2011-09-07 |  トルコ
下半身だけのマネキン・・・しかも子供用

8月8日(月)

<この日のスケジュール>

・終日フリー


前回来た時にイスタンブールの有名どころは
あらかた回っていたので今回はパス
連れの知人夫妻がグランドバザールを
案内してくれその後一緒に夕食の予定なので
待ち合わせの3時まではフリー

大きな街でフリーっていったらもう
S社のツアーではありえない

買い物だ~~~

最終日のイスタンブールは予定がタイトで
エジプシャンバザールには寄るものの
きっとたいした時間はもらえないだろうし
下見くらいはしておかないとね

ということで
まずイェ二・ジャミイで旅の無事を祈願し


エジプシャンバザールでカラスミを味見し

リンゴのチャイを振る舞われ
陶器屋をひやかしアクセサリーを買い
なんかうだうだ午前中を過ごしてみた

そして普段絶対あり得ないお菓子三昧


でもやっぱりしょっぱいものも食べたい(笑)


ホテルの近くで服まで買ったのはいいけど
リラが足りなくなり前日に引き続き両替屋へ
う~ん豪遊って感じ?

グランドバザールは記憶よりずっときれい

昔はもっと薄暗くて迷子になりそうだったのにね

ツアーでは行けないようなところや
歴史的に重要なところを見せてもらって
もうくったくた

奥まったところの2階は怪しい


ナザールボンジュー(トルコの青い目玉)の問屋には
そんなに目をつけてどうするのって時計を発見


ランプ屋のレイアウトは美しく


裏手にはこんなしっとりとした場所もあった


もちろんお土産も買いザクロティーを飲んでまったり

夕食は昔の宮廷料理を再現するレストラン


旋回する人も見たし


もう
イスタンブールは充分かも・・・


帰ってから日記(1)

2011-09-04 |  トルコ
往きは直行便で楽ちん♪

8月7日(日)

<この日のスケジュール>

・成田から飛行機でイスタンブールへ


今回ツアーに先駆けて
イスタンブールに2泊した
関空便は深夜に出て翌日の早朝に着くのだが
成田便は昼に出てその日の夕方に着くので
出発は前日でも2泊できちゃうのである

ホテルの送迎サービスで来たお兄ちゃんは
運転中携帯でずっと話していたばかりか
ホテルのすぐ近くまで来て道に迷い
2回ほど通行人に尋ねやっと到着

選んだホテルは立地条件もよく
チェックインをしてすぐ出かけた
目指すはサバサンド!
前に来た時に食べ損ねて心残りだったのだ

歩いて10分ほどで到着
日が落ちたばかりでサバサンド屋台は激混み
それにしてもあんな揺れる船内で
手際よく仕事ができるもんだ


ちょっと並んで念願のサバサンドと対面


時々小骨があるけど美味い!
機内食を食べてそんな時間もたってないので
2人で1つを分けて満足であった
これでイスタンブールに心残りはない(笑)


晩ご飯を食べる人や涼んでいる人をかきわけ
ライトアップされたイェ二・ジャミイを眺めつつ
途中エフェスビールを買ってホテルに戻った

時差は6時間(サマータイムのため)
さすがに疲れた~