旅人のにちじょう

ねごと・たわごと・よまいごと

世界秘境全集

2009-02-15 |  ザンスカール
昨日の昼間何気なくチャンネルをかえたら
なんか見覚えのある風景が映っていた
「ん?チベット?」と思ったら
ザンスカールのカルシャ僧院だった

でも微妙に違う
冬だというだけでなく荒涼としている
そしてナレーションが
「これから4時間かけて登る」と言った

カルシャ僧院車で行ったぞ?
一体いつの話だ?
とりあえず見ていたらCMになり

テレビ東京が20年の歳月をかけて取材した世界の秘境。
貴重な映像をまとめたDVD-BOX「世界秘境全集」
の映像が延々と流れた

最初の放送は平成5年3月
今から16年近くも前の番組だった
さらに去年の12月20日にも放送され
今回はその再放送らしい・・・

気がつかなかったなあ
土曜日の昼間なんてロクにテレビ見てないもん
残念な時間に放送されてしまったようだ

メインはラダックでダラムサラもちょっと出てた
最初の30分を見逃してしまったので
どんな入りだったのかは不明

う~ん全集買っちゃおうかなあ
カイラス編もあるんだよね
物凄いタイトルだけどさ

ちなみにこれが去年の夏私が見たカルシャ僧院
16年経ってもまだ「秘境」である


道路も出来てだいぶ行きやすくなったけど


別館更新しました

2009-01-18 |  ザンスカール
帰ってから日記パキスタン編に
取りかかる前に
サイト別館イツカハ世界一周
夏に行ったザンスカール編を
仕上げなければ・・・と
今日頑張ってみました

見直してみると
本当に空が青かったなあ
雲もプクプクとして近かった
乗れるんじゃないかと思ったもの

実は本館も別館も
ザンスカール編どころか
ラオス編だって完成していない
細かいコーナーがまだまだなのだ

今年前半の目標
「夏までにちゃんと更新する」
・・・大丈夫だろうか

とりあえず〆に
パドゥムの噴火する雪山


・・・雲ですが(笑)
別館も是非お立ち寄りくださいませ


もらっちゃった♪

2008-12-21 |  ザンスカール
ザンスカールで仲良くしていただいた方から
プレゼントをもらった

彼女とは
峠でもれなく踊り
村人と一緒に踊り
毎日お灯明をあげ
靴下を探しに出かけ
暗がりでフリーチベットし
西と東のアクセントについて語り
シェー王宮と聞けばあのポーズをキメた

マトリョーシカに呼ばれたときにも
お買い物に付き合っていただいた
本当は一緒にマッサージにいくはずだったのに
一人で行かせてしまって申し訳なかった

日本に帰ってきてからも
画像の加工ソフトを教えてもらったし
手作りの栗の渋皮煮まで送ってくださった

そして
そして
今回また
こんなナイスな贈り物がっ



いやん
めっちゃラブリー♪
何て素敵なカエルたち
カメ模様のパッチワーク☆

師匠~
ご覧になっていますか~~
バッグはパキスタンに連れていきます!
いただいてばかりでごめんなさい
いい布見つけてきますから!

うふふ~


帰ってから日記(16)

2008-12-05 |  ザンスカール
標高5600mで見上げた青空
シャボン玉を飛ばしました

8月31日(日)

<この日のスケジュール>
・成田に到着後解散


ムンバイからの飛行機はほぼ満席
具合が悪かったのでトイレに近い席がよかったけど
通路側を確保するのが精一杯だった

隣のヒンディー青年二人連れが
うるさくてあんまり寝られなかったし
翌日からフル稼働で仕事だったので
実家にも寄らず直帰
手荷物にお土産をつめてたんだけどねえ

いつもはスカイライナーで帰るんだけど
暑いし乗り換えるもの面倒だったから
久しぶりにリムジンバスに乗ってみた

う~ん快適
バスってこんなに安定した乗り物なのね
高速道路ってなんて速いんでしょう

あっという間に新宿に着いたら
思ったほど暑くなかった
ちょうど過ごしやすい気温でよかったよ

前の日からロクなものを食べておらず
ベトナムのフォー麺屋に寄って帰った
成田で送ったスーツケースも届き
洗濯をガンガンし翌日目一杯働いたら
ザンスカールの日々が幻になってしまっていた


帰ってから日記(15)

2008-12-01 |  ザンスカール
豪華ホテルはトイレまで素敵
バラの花びらを綺麗に浮かべた水鉢

8月30日(土)

<この日のスケジュール>
・午前中自由行動
・ガンディー・スミリティー博物館
・オールドデリーを車窓から見学
・ラージ・ガート
・ガンディー博物館
・飛行機で成田へ


本当は皆が国立博物館に行っている間に
マッサージに行くはずだった
前日の午後に予約を入れることもできたけど
クラフト博物館は興味あったし
お買い物にも行きたかったので
朝慌しいけど午前中にしてもらったのだ

ああ
それなのに
断念せざるをえないとは
何たる無念・・・
詳しくはサイトの事件簿で

ちゃんと立っていられないほどの私を見て
「午後も部屋を取っておきましょうか?」と
Kさんに心配されたけどパスするわけにはいかなかった

「ラージ・ガートに行きたい」というのは
私がリクエストしたからだ
インド建国の父マハトマ・ガンディーが
荼毘に付された場所ラージ・ガートには
絶対行きたかったし
それに合わせてアレンジしてくれた
ガンディー・スミリティー博物館と
ガンディー博物館にもどうしても行きたかった

もう根性のみ
ただでさえ暑いデリー
例え元気だとしても気合がいるのだ


ガンディーが暗殺された場所に作られた
ガンディー・スミリティー博物館で涙し


ラージ・ガートでは献花して祈り
ガンディー博物館で彼の声を聞いたあたりで
気力が尽きてギブアップ
皆が見学している間写真パネルのある1階で休憩した

ラダック&ザンスカールでは
毎日あんなに元気だったのになあ
最後の最後で「インドにいるんだ」と
思い知らされた気がした

調子良ければ
テーブルが足踏みミシンだったり

ブッフェ台がクラシックカーだったりする

ツッコミどころ満載のレストランで
「バナナとリンゴ」なんて別メニューなこともなく
旅を楽しく締めくくれたのになあ

やっぱりインドはもういいや(笑)


呼ばれちゃった

2008-11-30 |  ザンスカール
カーンマーケットで
あらかたお買い物は済んだけど
ばらまき用のスナック菓子が見つからず
添乗員Kさんにもう一度聞こうと
集合場所のマックへと急いでいた

時間を過ぎると怒る人がいるので
必死に歩いていたんだけど
ふと目に入ったものがあった

それは普通なら絶対入らない店
しかも店頭に並んでいたわけではなく
奥の壁際に何種類か並んでいた中の一つ

ドア越しに見つけてしまったらもう
急いでいるにも関わらず確認するしかない
その店は土産物屋ではない
どっちかというとインドの物でもないかも
どう見ても高級なおもちゃ屋さんである

遠目にも何が目に止まったかと言うと
これだ

これってカエルだよねえ
しかももしかしてマトリョーシカでしょ?
きゃ~~~~~~どうして~~?
どうして目の血走ったカエルがマトリョーシカ?

買っていいものか一瞬迷った
でもでもでも
カエルよっ
マトリョーシカよっ

店のお兄さんが嬉々として並べてくれた
9ピースもあるじゃないかっ
ああ眩暈すらする(笑)
小さいサイズも見せてくれたが
それでは5ピースしかない
やっぱり大きい方よねえええええ

値段を聞いた
・・・高い
先程気持ちが大きくなってしまい
うっかり買ってしまったショールより高い

念のために値切ってみた
・・・フィックスプライスだって
でもでもでも・・・欲しい
買っちゃえ!買うぞ!

請求書を見たら更に高くなっていた
税別かいっ
さすが「マダム」と呼ぶ店だけあるな
ラダック&ザンスカールの夢の世界から
はっきりと我にかえった瞬間だった(笑)

それでは渾身のお買い物
インドのマトリョーシカカエル一挙公開

横一列で


縦一列で


ダンスユニット風で


この子たち
絶対私を呼んだな
「買って~」っと念を送ったに違いない
結局この旅行で一番高い買い物となったが
いつ見ても思わず顔がほころぶわあ♪


帰ってから日記(14)

2008-11-24 |  ザンスカール
ヒマラヤを越えました

8月29日(金)

<この日のスケジュール>
・飛行機でデリーへ
・クラフト博物館
・カーンマーケット

インドの国内線はセキュリティが厳しいが
とりわけレーからデリーに入る便は
めっちゃ厳しかった・・・

前日添乗員Kさんからの注意で
「手荷物は貴重品のみ」と言い渡され
キャリーにお土産品を詰める予定の私は焦る
「キャリーには本を1冊程度で」だって

「いざとなったら私がねじ込みます」
とKさんは言ったけど
レーを去るのに嫌な思いはしたくないので
気合を入れてパッキングしてみた

スーツケースに無理矢理詰め込み
どうしても入らない日用品はKさんにあげ
Tシャツ1枚とサヨナラをした
靴下とは毎日サヨナラしていたんだけど
これからは旅行に出かけるたびに
Tシャツともサヨナラすることに決めた

ヨーロピアンに比べたら
非常にコンパクトな荷造りの私たち
体重も含め総重量で勝負したい気分である

何はともあれ無事飛行機に乗り
デリーに戻ってきたら暑い!混んでる!
このまま日本に帰ったら
美しい思い出だけが残るのになあ

ローカルレストランのケバブは微妙
辛いばかりでしかも生っぽいし
もうタンドリーチキンもカレーもいいや



クラフト博物館は思ったより楽しかったけど
ゆっくり回る扇風機しかないのでぐったり
唯一エアコンが入っているショップに入るも
そそられるものはなく涼んだだけでおしまい

カーンマーケットは食料品や日用品から
ドアマンがいるような高級店もあり
いつもは買わないようなショール買っちゃった


マサララーメンはツアーの人が買い占めたので
写真だけ撮らせてもらった
美味しいのかなあ・・・

買い物タイムの集合場所はマクドナルド
実は事前にこっそりリクエストしていた
でも買い物が忙しくてメニューを確認する暇もなく
せめて写真だけでもと一枚撮ったところで
店員がすっ飛んできた

なんと!マック撮影禁止ですと?
なぜだ!何を隠す必要がある?
まさか100%ビーフを売っているとか?
牛肉を食べない国でばれたら大変だから?

現地ガイドさんも「知らなかった」と
首をひねっていたけど新しい規則なのかしら
楽しいお買い物だったのにテンションダウン
インド国内どこのマックも撮影不可なのかしら


ダライ・ラマ

2008-11-19 |  ザンスカール
チベットではダライ・ラマは禁句だった
漢人ガイドは「パンチェン・ラマの方が偉い」
と、言い続けていた
亡命政府のあるダラムサラにこそ行かないが
今回はインドのチベット文化圏
ダライ・ラマにどんな風に出会えるのか
不安でもあり楽しみでもあった

ラダックの中心レーでは
ドライバーくんがいきなり
フリーチベットのTシャツを着ていた

お店でTシャツは発見できなかったが
旗はいろんなサイズのものが売られていた
さすがに旗は買っても使い道が見当たらないので
小さなバッグを買ってみた


そのお店のおねえさんに
「ダライ・ラマの写真とかある?」と聞いたら
「写真はないけどそれ持って行っていいわよ」
とくれたのはダライ・ラマのお言葉つきのしおり


ザンスカールでは
ダライ・ラマが訪れた僧院には
お写真が飾られていたり


ステッカーが貼られていたり


「このステッカーが欲しい」と尋ねたら
「ダライ・ラマがいらした特別なときにしか
 売られないから今は無理」と言われたけど
レーに戻って来てメインバザールの脇の暗がりで
怪しげに束で売られているのを発見!
非合法かとドキドキしながら一枚買ってみた




ヒンディーの本屋では
絵葉書が他の3倍の値段で売られてた
割とあこぎな商売だった

と、いうわけで
ラダック&ザンスカールでは
ダライ・ラマはとってもポピュラーであった
さすがに「ダライ・ラマ・マグ」とかはなかったけど

月初めに来日と聞いたときには
両国国技館に行こうかと思ったけど
平日の昼間だったので断念

でも
あとでニュースで元柔道の石井某が
しょうもない相談をして
お言葉をもらっているのを見たら
一体何の集まりなのかわからなくなった

モンゴルのチンギスハーンホテルで
握手してもらえばよかったなあ



ヨーロピアンたち

2008-10-30 |  ザンスカール
ザンスカールではヨーロピアンはおろか
観光客に出会うことすら稀だったけど
ラダックに入ったらドッと増えた

ラマユル僧院あたりから
道が格段に良くなるからか
よくわからない集団が出てきた


奥の方にラマユル僧院


それはハーレー軍団である
アメリカのロードムービーに出てくるような
ヒゲ、サングラス、黒の革ジャンの人たち
たまにいる女性もワイルドで
レーまでの道のりをぶっ飛ばしているのだ

わざわざラダックまでツーリングですか?
バイクは空輸なんですかねえ・・・

もっとわからないのは
カルドゥン・ラまで自転車で行こうとする
サイクリスト軍団だ
5602mなんて空気の薄い山道を
どうして人力で登ろうとするんだろう

ヨーロピアンのコンセプトは「征服」なんだろうか

「前のツアーで骨折者が出たので
 絶対無理しないでくださいね」と注意された頂上
たくさんのタルチョを踏まないように
どうしてもまたがなければならない時は
「ごめんなさい通ります」と唱えながら
へっぴり腰で登る私を追い越して
ヨーロピアンがガッツンガッツン登っていく



挙句の果てにタルチョを踏みつけて
てっぺんに立ちこぶしを挙げて
「I'm on the top of the world!」
なんて雄叫びをあげるのだ

何か嫌だなあ

ティクセ僧院では儀式の最中に
砂マンダラを見せていただけるというので
静かに拝見していたら
ヨーロピアンの団体が押し寄せてきて
フラッシュ付きで写真を撮りまくり
添乗員が大声で説明し始めた

グループの最後尾にいた私は
その団体にはじかれてしまって立ち往生
親切そうな人にお願いして
とりあえず写真は一枚撮ってみた


ヨーロピアンは何を目指して来るんだろう
同じものを見ているはずだけど
思うことは全然違うんだろうな
同じツアー客だって違うんだから


帰ってから日記(13)

2008-10-27 |  ザンスカール
ティクセ僧院からの眺め

8月28日(木)

<この日のスケジュール>

・カルドゥン・ラ(自動車道世界最高地点)
・ティクセ僧院
・シェー王宮
・金剛界五仏の磨崖仏
・チョグラムサル


ザンスカールと比べると
ラダックの中心レーは観光地である
何しろ人が多い(笑)
レーに着いて買い物に出かけたら
あまりの人ごみに酔いそうになった

カルドゥン・ラへ向かう道で
軍の車両がエンストしてしまったら
その後ろに車の行列ができた



5000mを超えると氷柱があるほど寒いが
車から降りてえびせんの記録を撮っていたら
アメリカ人のおねーさんにえらくウケ
通行再開までおしゃべりできちゃうほどだ

ティクセ僧院は団体客で大混雑だった
ヨーロピアンの見学はあっさりしているので
最後にはうちのグループだけになってしまったが

でもね
何が観光地ってティクセ僧院には
こんなものがあるんだよ~

思わず指さして爆笑しちゃったもの

以前来たことのある人の話によると
何年か前にはこんなのなかったらしい
建物もピカピカだし繁盛しているんだね
(僧院に対して不謹慎な言い方だけど)

ラダックだけのツアーもあるんだけど
もしそっちに参加していたら
去年のチベットの二の舞になっていたかも
それほどザンスカールは何にもなかったのだ
人々の暮らしと共にある僧院だった

観光地ではホテルの夕食も違う
メニューとしてはいつもと変わらないけど
ちゃんと給仕してくれるのだ
大概給仕に来る前に皆が皿を回してしまうので
そのまま放置されていたんだけど
最後の夜くらいはゆっくりしたいのよね、と
全部ついでくれるまで待ってみた


完成品がこれ
左上のはラダックのモモ
ほとんど餃子だよねえ

レーのホテルのスタッフは皆フレンドリーで
人の髪を褒めたり握手を求めてきたり
観光地にしては今思えば素朴な人たちだった

ただフロントのパソコンの壁紙が
いかついボディービルダーだったことだけが
妙といえば妙だったんだけど(笑)