旅人のにちじょう

ねごと・たわごと・よまいごと

トルクメンバシ死去

2006-12-22 |  中央アジア
トルクメニスタンの大統領が亡くなったそうだ
トルクメンバシことニヤゾフ大統領は
あちこちに黄金の像をたてるわ

ビルに自分の絵を描かせるわ

国立博物館では偉業を係員に語らせるわ


最近では「中央アジアの北朝鮮」と言われるほど
独裁者として名を馳せていた

観光客が自国の言葉で「独裁者」と言っても
ガイドが咎められるので注意が必要と
滞在中はツアーのメンバーがあらぬことを
口走るのではないかとドキドキしてしまった

そうかあ
亡くなったのか

記事によると

ロシアは「ニヤゾフ後」の情勢に強い関心を持っており、
専門家には「トルクメニスタンには部族間対立の問題があり、
レバノンのような内戦に発展する可能性がある」
との見方も出ている、だそうだ

トルクメニスタンには
ちょっとしかいなかったけど
地元の人のパーティーに参加したり
トイレのお姉さんに怒られたり
「メロンの日」が祝日だったり
楽しい体験がたくさんある

内戦が勃発したり
ロシアやアメリカに干渉されたりして
あのちょっとシャイだけど陽気な人達の
生活や生命が危うくならないといいな


原宿でお買い物

2006-11-23 |  中央アジア
キルギスの彼女とやっと会えた
先週金曜日に来ていたんだけど
K氏と一緒に京都・奈良に行っていたとかで
ずっと忙しかったみたいである
(K氏についてはサイトの中央アジアのページにあります)

待ち合わせ場所は「原宿」
彼女がそこならわかるというので
JR原宿駅の表参道口に12時という
普段ありえない状況にドキドキ(笑)

そしてなんと今日はK氏の誕生日だそうで
一緒にプレゼントを選んで欲しいとのこと
おお~~原宿で買い物って
もしかして人生初かもしれないぞぅ
普段新宿か稀に銀座をウロウロしてるので

竹下通りからスタートして
表参道をブラブラしつつ表参道ヒルズデビュー
ほほう・・・ここがね・・・
外国人の彼女より観光客かも(笑)
こじゃれた店の品揃えはいまいち趣味と予算に
フィットしなかったので速攻退散
久しぶりの原宿はちょっと敷居が高かった

結局竹下通りに戻ってミッション終了
ドトールコーヒーでまったりとトーク
去年と同じように
日本に来てからずっと体調が悪いんだって
多分低地障害(そんな言葉があるかはわからないけど)
キルギスは標高2500mくらいが普通なので
頭痛に悩まされていると言っていた
食欲も余りなくて昨日は果物だけだったとか

「日本に来たら痩せられるわ」と
彼女は笑っていたけど大丈夫かなあ
ブータンのガイドくんも今日本に来てるから
体調はどうか聞いてみようっと

帰ってK氏の誕生日会だという彼女と別れ
念願の干しぶどうをいただいたので
実家に届けに行ったら妹が
水曜どうでしょうのDVDを見ていた
思わず見入ってしまったよ・・・
トークメインの番組なので風景があまり映らず
母にはちょっと不評だったけど面白かった

K氏はプレゼントを気に入ってくれただろうか
彼女がキルギスに帰る前にもう一度会えそうだから
干しぶどうとキルギスグッズのお礼を買おう
何がいいかなあ


キルギスのぶどう

2006-10-17 |  中央アジア
イシク・クル湖近くの市場にて

去年の夏のツアーでカザフ・キルギス担当の
現地ガイドさんと仲良くなった
一緒にカザフのイケメン探しをしたり
スーパーの買い出しに一緒に行ったり
帰ってからも時々メールのやりとりをしている

そんな彼女が去年に続いて
今年も日本にやって来ることになった
「何か欲しいものがあったら教えて」と言われ
しばし悩んでしまった・・・

だってキルギス2日しかいなかったんだもん
「石人くん」狙いだったので
その他はあまり力を入れてなかったし
今にして思えばちょっと高地だったから記憶が(汗)

う~~ん
発見できなかったTシャツにしようか
でも着るものって危険だよなあ
メロン美味しかったけどナマモノはダメだよなあ

ナマモノ・・・そうだっ!
干しぶどうって良くないか?
ブランデー作っているくらいだから
ぶどうは豊富に違いない
きっと干しぶどうもあるはず

実は中央アジアに出かける前に
母が「お土産は干しぶどうがいい」と言った
何か思い入れがあったらしい
添乗員に相談したら「買える時に買いましょう」と
2日目のタシケントのバザールで購入し
ずっと大事にスーツケースにしまって持って帰った

荷物になるし暑さで傷むかもしれないから
そんなにたくさん買えなかった干しぶどうを
母が大事に大事に食べてるのを見て
もっと買ってくればよかったと後悔していたのだ

そうだ干しぶどうにしよう
あるといいなあ・・・とメールしたらすぐに返事が来て
バザールで買ってきてくれるとのことである

うわ~~い
嬉しいな
お礼に何か用意しなきゃ

仕事で来るのであんまり遊べないけど
彼女が喜ぶ企画を何か考えなくては
来月が楽しみ楽しみ♪


帰ってから日記(19)

2005-11-14 |  中央アジア
ウズベキスタンのピラフ
「これで最後ですよ」と
宴会の最後に出てくるらしい

8月20日(土)

<この日のスケジュール>
・ソウルで飛行機を乗り換えて成田へ

朝ソウルに着いて
乗り継ぎ時間が一時間もないというので
慌てて免税店で買い物へ
と思ったら急なゲーリー
全く最後まで過敏な胃腸であった

いつも職場にはチョコレート一箱を買うんだけど
ツアー行程中どこにも発見できなかったので
せめて韓国海苔でも買っておかねばなんて
吟味してたら疲れた
韓国の免税店って米ドルなんだね

成田へ向かう飛行機の中は
なんとなく華やかだった
満員のお客さんは
ちょっと韓国まで、なんて
気軽にちょくちょくお出かけになっている風の
おば様やおねえ様たちと
これから日本へ観光にっていう
韓国の若者たち

隣の席の女の子は
ガイドブックの原宿のページを
熱心に見ながら何かメモしていた
一人旅なのかしら楽しい旅行になるといいね

そして成田では
そんな観光客に紛れて
何食わぬ顔で税関を抜けてみた
とってもゲーリーだったんだけどね(笑)
とりあえずその後ちゃんと復活したから
変な菌は持ち込んでいないはず・・・

中央アジア楽しかったぞう


帰ってから日記(18)

2005-11-11 |  中央アジア
羊を捧げる人々
わかりづらいけど先頭の人は
羊をひいています

8月19日(金)

<この日のスケジュール>
・サマルカンド観光
  シャーヒジィンダ廟群、ウルグ・ベクの天文台
  アフラシアブの丘、預言者ダニエル廟
  レギスタン広場
・その後バスでタシケントへ
・夕食後飛行機でソウルへ

ダニエルは旧約聖書に出てくる預言者である
その17mもある廟を3周すると願いが叶うらしい
その廟はちょっとずつ長くなっており
それが地球をぐるっと一周してくっついた時に
この世は天国になるとか・・・

そんなダニエル廟の近くには聖水が湧き
ウズベキスタンのミネラルウォーターは
ここの水がつめられているという話であった

見学を終えてバスに戻ろうとしたとき
聖水の湧く小屋の近くに止まっているワゴン車から
両足を縛られた羊が降ろされていた

多分この羊はダニエルに捧げられるんでしょう
という添乗員の説明があり
見届けたい気持ちはやまやまながら
時間の都合上バスへと戻らなければならなかった

あの羊はその後どうなったんだろう
捧げるっていうのはどういう風になっちゃうんだろう
イスラムの気配は余り感じられなかったけど
ウズベクの人々の信じているものは何なんだろうな


これ買いました(4)

2005-11-09 |  中央アジア
ウズベキスタンの土産物屋に必ずある
呑気なおじさんの置き物
小さなものも大きなものも
わははと声がしそうに笑っている
「イスラムの一休さん」ナッサルディーンを
模しているんだとブハラで思った

写真上段の3つはヒワのイチャンカラで買ったもの
別に3つセットというわけではなく
1つ買おうと吟味していたら選べなかったし
1つじゃ値切れなかったのでどうせなら
全部買っちゃえ~と買い占めてみた
3つしか置いてなかったので(笑)

中段の2つはブハラのホテルで買ったもの
ツアーの人がスイカとメロンを両脇に抱えたのを
すかさず購入したのがとても羨ましくて
そこにはそれ1つしかなかったので
ブハラの観光中ずっと探したんだけど
どうしても見つからず・・・
朝出発前にお店がやっと開いたのを待ち構えて
結局スイカとメロンを別々に持っている2つを
まるでセットのように買ったのであった

下段はサマルカンドでもらったもの
値切る時に使おうと思ってペットボトルの
おまけについていたお茶の葉を持っていった
値切りバトルにはあんまり役にたたなかったけど
写真を撮らせてもらった人なんかにあげてみた
ちょっとした買い物をしたお店のおばちゃんが
とても可愛らしかったので写真を撮らせてもらって
お茶の小袋を渡したらそのおばちゃんは
「ウズベキスタンの思い出に」と
このナッサルディーンをくれたのであった
ちょっと思案げなのが渋いわあ

あとメロンにまたがっているマグネットも買ったけど
人にあげてしまった
いつもカメ・カエルしか買わないわけじゃないのよ


帰ってから日記(17)

2005-11-07 |  中央アジア
ウズベキスタンのラグマン
どうしても食べたいと言ったら昼食に出た

8月18日(木)

<この日のスケジュール>
・バスで国境を越えタジキスタンへ
   ペンジケント遺跡、バザール、ペンジケント博物館
   現地ガイドさんのお宅拝見
・ウズベキスタンへ戻りサマルカンド市内観光
   グル・エミル、ビビハヌム・モスク
   ロシア風ハマム、ルホバッド廟

タジキスタンの国境はお昼時には閉鎖されるらしい
皆でご飯を食べるからだって本当かな
運よく無事にウズベキスタンに戻って来られた
さあ青のサマルカンド、レギスタン広場へGO!

HPの方にも書いたとおり
音楽祭のリハーサルの関係で4時に閉まる
とのことだったので3時に到着したのに
「今日は3時まで」と入れてもらえなかった

ウズベキスタンといえばサマルカンド
サマルカンドといえばレギスタン広場
と誰もが思っていたのに入れないってどういうこと?
明日は必ずって絶対だなあ?

しかも折角携帯の待ち受けに「あの」写真をと思ってたのに
観客席なんてものが出来ていて
広場の全景がちゃんと撮れないこともわかり
テンション下がりまくり

とりあえず他を回りましょう、と
観光を再開したものの気分は盛り上がらない
音楽祭に向けてかどうかは知らないけど
街路樹がバサバサ切られてるし

ダラダラと街なかを歩いていると
物売りのおばちゃんから声がかかる
セニョーラね、はいはい買わないよ~
どうしてスペイン語なんだかなあ・・・
・・・え?セニョーラ!?そう見えちゃうの!?

おっかしいなあ
ついこの間までセニョリタだったのに
そんなに老けちゃったのかしら私

ぐったり感倍増である
ツアーの人にしっかり聞かれていて
晩御飯のネタにされちゃったりして
余計に凹んだ・・・
マダムって呼びかけられるよりヤかも(笑)


帰ってから日記(16)

2005-10-31 |  中央アジア
ツアーの人のリクエストに応えて
ポーズをとってくれるメロン屋さんたち

8月17日(水)

<この日のスケジュール>
・バスでサマルカンドへ
・途中シャフリサブス観光
  アク・サライ宮殿、コク・クンバズ・モスク

トイレストップでバスが止まったところは
果物畑の広がる普通の道端であった
段差もないし畑じゃ人が来るかもしれないし
何より10mくらい後方には
バスの待合所みたいなところがあって
人の気配がするのでいくらなんでも青空は嫌だと
バスのトイレを開けてもらった
緊急時用って言われてたけどいいじゃないの

バスがなかなか出発しないのでどうしたかと思ったら
エアコンの調子が悪いので直しているとのこと
後方にあった待合所みたいなところへ移動すると
どこからか人がやってきて敷物を出してくれた
機嫌よくメロンを食べたりしていたんだけど
結局エアコンはサマルカンドについてから直すので
出発となった

スペイン製と思われる二階建て大型バスは
最初から窓を開ける設計にはなっていない
エアコンが効かないとなるとバス内は大変
かろうじて天井が2ヶ所開くけど
風が通るかわりに直射日光もあたるので
席によってはさらに暑くなっちゃったりした

バス内温度は38℃
体温を超えてしまった・・・
見学のためバスを降りると涼しいこと涼しいこと

気のいいドライバーさんが一生懸命直していたけど
午前中はなんとかもつけど午後になるともう駄目
最終日タシケントまでのロングドライブで
とうとう具合が悪くなり最後の晩御飯が食べられなかった
どうやら熱中症だったらしい

炎天下の見学は平気だったのに
バスで熱中症ってのはねえ


これ買いました(3)

2005-10-28 |  中央アジア
ブハラで買った素敵なハサミ

中央アジア5カ国の中では
ウズベキスタンが群を抜いて観光地だった
さあ稼ぐぞ~~~って感じがみなぎり
やる気満々な商売人たちも多かった

っていうか
他の国の見学地がやる気なさ過ぎ・・・
見て回るのが遺跡と博物館と地元のバザールなので
観光客に何かを売ろうという体制が
まだ整っていないのかもしれない

ヒワのイチャンカラは城壁に囲まれた
こじんまりしたところなので
お土産物屋さんものんびりしたものだった
観光客もあんまりいなかったし

サマルカンドは普通の街に
モスクや廟が点在しているので
お土産物屋さんもまとまりがなかった
慌しすぎて寄ってる暇もなかったし

結局一番物を買ったのはブハラ
ヒワより広くて品数も多いし
サマルカンドよりもまとまっている
それまであまりにも買うものがなかったので
購買意欲にも火がついたって感じ?(笑)

ツアーのコンセプト上見学しているときは
無闇にお店に入ってはいけないって言われてたけど
このお店は立ち止まるでしょう
だって織物や刺繍物が並ぶ中で刃物だもの

これはさすがに男性でも興味あるらしく
店の中に入って説明を聞くことにした
何代目か忘れちゃったけど
いかにも職人といったおにいさんが
ハサミを使って目の前で実演してくれる

半分に折った紙を軽快に切り
それを開いたら美しいイスラム文様が出来上がり
日本にもこんな伝統芸をやっている人いるよねえ
鼻歌まじりに影絵みたいな作品を即座に作る人

このハサミ欲しい!鳥の形してる匠の技のハサミ
しかも匠自ら実演してくれたそのハサミがいいの
と即買いしたのが写真のハサミ
ガイドブックにも載っている有名な店らしい

最初父へのお土産にしようと思ったけど
もったいないので自分用にしちゃった
もっぱら見せびらかし用ね(笑)


帰ってから日記(15)

2005-10-27 |  中央アジア
エアコンに毛布・・・

8月16日(火)

<この日のスケジュール>
・ブハラ観光
  ボロハウズ、アルク城、預言者ヨブの泉、
  カリヤン・モスク、タキ、シナゴーク など
・民族舞踊とファッションショーを見ながら夕食

ホテルの部屋に入ってまずすること
水まわりの確認
後でどこに泊まったか思い出すために写真撮影
エアコンのチェック

私はエアコンが苦手である
そして暑い国ほどサービスでガンガンに冷えている
寒すぎると思うと設定温度が15℃くらいだったり
日差し対策で着ていた長袖が防寒具に早がわり(笑)

中央アジアは暑いと言っても湿度は低いし
陽が落ちると結構涼しくなるので
エアコンなしで快適に眠れるのである
よって部屋のエアコンは問答無用でスイッチオフ

ブハラのホテルの部屋は
エアコンのスイッチが見当たらなかった
ベッドに乗ったりしてくまなく探したけど
とうとう発見できずにその晩は諦めて
毛布にくるまって寝た

翌日添乗員に聞いてみたら
「このホテル
セントラルクーリングシステム
 なんで調節できないんですよ
 寒かったら冷風の吹き出し口に毛布かけてください」
ですって

冬にセントラルヒーティングで暖めるのなら
夏はそのシステムで冷やすわけね
旧ソ連のシステムが残るところだと
町全体がそうなっていることもあるらしい

そういえばモンゴルのウランバートルは
地下に管を張り巡らせていて
冬は暖かいんだって言ってたっけ
マンホールチルドレンはだから生きていける
って話だし

ポルトガルのお城ホテルも
やっぱりセントラルクーリングだったけど
寒いって言ったら温度を上げてくれたんだけどな

初めて日本人のツアー客に会ったくらい
(ヒワでバックパッカー2人には会ったけど
 今までとんとお目にかかれなかったのよ)
日本人がたくさん泊まるホテルなんだけど
皆毛布をかけて凌いでいるんだろうか