旅人のにちじょう

ねごと・たわごと・よまいごと

帰ってから日記(3)

2009-09-14 |  リビア
ナールートのカスル(食物貯蔵庫)

8月9日(日)

<この日のスケジュール>
・バスでガダメスへ
・途中ナールート見学
・着後4WDでサハラの砂丘へ
・夕食後ガダメスダンスショー

サハラで夕日を眺める、が
この日のメインであった
間に合わないといけないので
予定より1時間早く出発
それでも予定より1時間遅れで到着
砂漠で放牧ラクダ見たりしてたからなあ

4WDに分乗してサハラに出かけるのに
くじ引きとかの割りふりはなし
ドライバーも見当たらず車のみで選んだ
TOYOTAでアクセサリーが若めのヤツ
ドライバーはビーサンのおにいちゃんだった

このおにいちゃん他の車に勝負を挑まれ
受けて立ったのはいいけどテクなしで
途中でスタックしてしまったヘタレ
勝負をしかけた方に運転を代わってもらって
やっと脱出し到着したのはビリ・・・
車だけで選ぶのってギャンブルだなあ(笑)

どうにか日没に間に合ったので
お茶とパンをいただいてちょっと休憩


なんで休憩かというと
車の中でも嫌な予感がしていたが
サハラ「砂丘」なんだな

つまり夕日を眺めるには
砂丘を登らなければならないのだ
ああモロッコの初日の出が思い出される
砂丘登るの大変なんだよぅ・・・

こんな入り口の先には


見るには美しい「丘」が・・・


砂はまだ熱いしすべるし斜面だし
嫌々登っていたら現地ガイドに
「キミには運動が必要だね」と言われる始末

「わかってるってばっ」と繰り返し
根性出して登ったけど
遠くにまだまだ沈みそうもない元気な太陽・・・

しばらく座り込んで写真を撮りつつまったり
砂が岩盤浴ですかってくらいで
このまま砂風呂とかにしたら気持ちいいかも
なんて思ってしまった


やっと日没
ズームをしないとこんな感じ


サハラに沈む夕日
イメージでは見渡す限りの砂漠の地平線に
ゆっくり沈んでいく真っ赤な太陽だったけどね
そういえばエジプトの夕日もこんな感じだったかな

ちなみに「日の沈む国」モロッコの
何の変哲もない道端で見た20世紀最後の夕日


夕日を撮るって難しいなあ


また直っちゃった・・・

2009-08-31 |  リビア
今回スーツケースが破損した
縦に置いたときの取っ手付近が
約15cmほどザックリ割れた

どう見ても古いし
相応に汚れているし
何度も修理に出しているし
S社のステッカーは重ね貼りされてるし(笑)
クレーム入れてもダメかと思ったのに
ANAの係員が「お直しします」
と、言ったので修理に出した

場合によっては修理できないこともある
って確認書には書いてあったので
さすがに無理かも~と覚悟していたけど
直っちゃったのよ、しかも一週間きっちりで

さすがだ
でもさあ実は
今度壊れたら
新しいの買おうと思ってたんだ

あまりに古いので本体自体が重いうえに
キャリータイプじゃないので
持ち運び結構大変なんだよ
なのに直っちゃうんだよねえ・・・

ううむ
憧れの軽いスーツケースで
颯爽と歩く日はいつになるやら

大きな声ではいえないけど
壊したのリビアの国内線なんだよね・・・


行きのエミレーツ

2009-08-29 |  リビア
長距離便の天井は暗くなると星空になる

上海ードバイートリポリは
エミレーツ航空の乗り継ぎだった
エミレーツといえば就航当時
サービスがいいとか聞いた覚えがあって
ちょびっと期待していたのだが
そこはエコノミー、普通であった

せいぜい個人モニター画面がタッチパネル、とか
小皿がみんな三角形だ、とかそんな感想だったが
そんなことより何よりもまずエミレーツは寒い
さすがのヨーロピアンがブランケットを
正しく使用しているくらい寒かった
いったい何基準の温度設定なんだろう・・・(謎)

エミレーツだろうと何だろうと
乗り合わせた人々は大抵面白い
今回も深夜便にも関わらず
いろんな人がやってくれちゃってくれた

その1「まわりのドイツ人たち」
上海ードバイで通路を隔てた10人位のグループ
席に着いたら何人もやおらバックから
「マイヘッドフォン」を出してセット
それも結構ごっつい耳全体をすっぽり覆うタイプ

飛行機では常に携帯なんだろうか
そしてそんなにいい音で聞こえるんだろうか
ヘッドフォンが苦手で滅多に使用しない私には
到底理解できない現象であった
そしてお笑いいたずら映像で大声で笑ってた・・・

その2「マイペースな中国人」
上海ードバイの隣の席は若い中国人女性
この子は「マイ空間」がとても広く
食事時はおろかしょっちゅうひじが当たってきた

そして真夜中皆が寝静まった頃
ヘッドフォンを首にかけたまま寝てしまい
雑音がダダ漏れ・・・
迷惑なのでつい声をかけてしまったが
一度直したもののふと気づくと同じことの繰り返し
二度目は問答無用で画面本体を切ってやった
タッチパネルって便利だなあ(笑)
きっと自動で切れたと思っているはず

その3「自由すぎるヨーロピアン」
ドバイートリポリの隣の肉厚なヨーロピアン
ブランケットをもう一枚頼んだときは
「こんな肉厚なのに寒がり?」と感動したけど
ドリンクサービスでビールを頼んでおきながら
CAがプルタブ開けて渡したのを
「ぬるい」とつき返し違うビールも却下し
結局赤ワインを受け取った時にはびっくりした

さらに「ラム・オア・チキン?」で
ラムを頼みあらかた食べてからCAを呼び止め
「美味しくなかったからチキンとかえろ」と
言い出したときには「こいつ何様?」と呆れた

パンも飲み物もお代わりしてたしな~
もしかして機内では頼んでナンボなんだろうか・・・

それにしてもANAは着陸15分前には
モニター画面のサービスを有無を言わさず打ち切るけど
エミレーツは着陸してからも延々と流してた
ベルトサインが消えないうちに動き出す客対策か
それとも単に面倒くさいだけなのか

そして上海ードバイ便で結構中国人が乗っていても
機内アナウンスもCAもアラビア語と英語のみなのは
作業効率重視なのか単に面倒くさいだけなのか

初エミレーツ
深夜・早朝便なのにおちおち寝てもいられなかった(笑)


帰ってから日記(2)

2009-08-27 |  リビア
トリポリのスーク・ダハラマーケットにて

8月8日(土)

<この日のスケジュール>
・ドバイから飛行機でトリポリへ
・ホテルで休養後スーク、アルジェリア広場見学

ドバイ空港で過ごすこと6時間あまり
やっとトリポリ行きのゲートが開いたが
入ろうとして係員に止められた
「1000ドル持ってる?見せて」

お金を使うところに連れていかれないS社の場合
現金はそんなに必要ではない
でも今回はリビア入国時に必要なのだ

係員がヘラヘラしているので
「あ~ちゃんと持っているから~」で通った
でもツアーの人がもう一人の係員に
なかなか放してもらえないのを見た次の係員が
パスポートを見て航空券を切ったくせに
「アンタももう一度行ってこい」と差し戻した

なんだよ~いいって言ったじゃん
ブツブツ戻ったら添乗員に真顔で
「規則ですから」と戒められてしまった

財布を出して一万円札を見せると
「ドルも見せろ」だって
現金は分けて持ってるから面倒なんだぞ~

別に一枚一枚数えるわけでもないのに
やけにヘラヘラとしつこかった
絶対あいつら暇つぶしでやってるぞ
中国系のビジネスマンたちはスルーじゃないか

てっきりトリポリの税関で
チェックされるんだと思ったら
「入国しちゃってからでは遅い」んだそうだ
入っちゃったら現金調達できないもんね~
だから飛行機に乗る前にやるのか

ドバイ空港の係員では
そりゃどうでもいいことだわな
レクっぽくなるわけだ

結局リビアで使ったのは150ドルだけどな(笑)

なにはともあれ
それから飛行機に乗ること約5時間
成田を出て25時間以上かかって
やっとトリポリ空港に到着したのであった

ホテルが大混乱だったのは
本館に書いたとおり
着いただけでもうお腹いっぱいって感じ(笑)


帰ってから日記(1)

2009-08-26 |  リビア
ドバイ空港民芸品店のラクダたち

8月7日(金)

<この日のスケジュール>
・成田から飛行機で上海へ
・関西、中部組と合流後飛行機でドバイへ

成田集合は午後4時10分
今回は気が大きくなっていて
新宿からリムジンバスに乗ってみた

首都高に入ったときはちょっと渋滞で
ちょっと焦ったけど順調に到着
3時半には先に送ったスーツケースも引き取れた

いつもなら集合場所には早目にS社の人が
カートに旗を立てて待っているのだが
4時になってもどうにも見当たらない

どうしたものかとふと見ると
見覚えのある旅のしおりで確認している人発見!
思わず声をかけてしまった・・・

S社のしおりと荷物タグが目立つのか
それとも同じ匂いを感じ取ったのか
ほどなく参加者が自主的に集合完了

結局S社の人が一番最後という
なんとも笑えない展開となった
(時間的にはギリギリセーフだったけど)

添乗員は関西組なので説明を聞いてチェックイン
このコース本来は関西からドバイなのだが
今回事情により上海ードバイしか取れなかったとか

どうやら不催行になりかけて
チケットを早々手放してしまったらしい
帰りは上海ー関西しか押さえられなかったし
S社綱渡りの営業のようである・・・

上海で効率よく集合・解散するために
行きも帰りも一度中国に入国し
すぐに出国手続きをしなければならず
若干面倒くさかった

上海まで約3時間弱(意外と近い)
上海で乗り継ぎで3時間半
そしてドバイまでは8時間
目指すトリポリには未だ着かず・・・

リビアって遠い・・・

ところで関西空港だけ
どうして「かんくう」なんだろう
成田空港は「なりくう」にはならないよねえ


本館更新しました

2009-08-24 |  リビア
リビアの太陽は朝8時で既に気合充分

同僚との
「どこへ行ってきたんですか?」
「リビア」
「・・・?」
って会話にも飽きたので

エジプトの隣の国!

と答えることにした
これなら
「へえ~?」で済みそうだ(笑)


今日はサーバーにつながるようなので
本館☆いつかは世界一周☆
リビア編をアップしました

この頃小ネタはこっちに書いてしまうので
メインページの「せかいちず」だけですが
よろしければお立ち寄りくださいまし

S社からのレポートも届いたことだし
帰ってから日記もボチボチ始めましょう
ぐずぐずしていると冬になっちゃうし

新型インフルエンザどうなるかなあ・・・


行ってきます@ 成田

2009-08-07 |  リビア
中国人家族が楽しそうに写真を撮っていたオブジェ

珍しく夕方の便でまずは上海へ
一度入国するんだって
ちょっと面倒だけど
乗り継ぎでロストバゲージするよりマシ
とはツアーの方のお言葉
東京組は全員お一人様でした

五歳児は中部から来るらしい
女の子の名前だ
どうなることやら…

では行ってきます!

旅のしおりより

2009-08-06 |  リビア
荷造りが年々いい加減になっており
一足早くスーツケースを送り出したものの
結構細かいものを忘れてて
手荷物のキャリーが重くなってしまった・・・

ってことで
明日からリビア行ってきます
S社には珍しく夕方の便なので
何か今ひとつ現実味がないんだけどね

ところでS社から送られた旅のしおりには
こんなことが書いてある


持ち込み外貨について
リビアは入国時$1000相当額以上の所持が
義務付けられています。近年この規制が
一層厳しくなってきていますので
日本円、米ドル合わせて$1000以上
おもちになるようにしてください。


だから今回はお金持ちだ
でもその次に


両替について
(略)・・・リビア原産の特別な産物は
多くありません。トアレグ族のアクセサリーや
トリポリでの本など、お土産になるものは
乏しい国ですので、あまり支出はないかと思います。


金は持ってこい
でも
買うものはないぞ
ってか

リビア
観光立国になるには
まだ先の話みたいである

いくらS社的に買うものがないといわれても
私は買うよ~わけのわからないものをね(笑)


信じられない!

2009-08-01 |  リビア
S社の添乗員から挨拶の電話があった
自己紹介もそこそこに
「何か質問はありませんか?」ときた
どうやら積極的な注意事項はないらしい

ドバイで4時間半乗り継ぎの時間があるけど
空港ホテルの手配は5時間からですと
「一日中開いているので
 帰りの買い物の下見ができます」
って散々飛行機乗った挙句現地時間で朝5時だよ

トリポリに着いてその日はホテルで休養だけど
ホテルのチェックインまでは時間がかかるとか
「現地に着いてみないとわかりません」
ハマムとか行ってくれないかなあ

絵葉書とかカダフィグッズとかは買えるか、は
「お金を使うところはほとんどありません」
まあ、S社の添乗員が土産物に疎いのは
いつものことだからな、現地ガイド知ってるかも

とにかくリビアならでは、の注意事項はないらしい

でも彼女がポロッと言った一言に大驚愕した

今回はお子さんがいるので・・・

しかも5歳となっ

えええええ~~~~~っ
で、ある

5歳児が母とリビア
5歳児がS社のツアーでリビア
ありえないでしょ~~?

いえね
5歳児が旅行しちゃいけないっていうんじゃないのよ?
ツアーに参加しちゃいけないっていうのでもないのよ?
でもでもでもね
くどいようだがS社でリビアはないんでないかい?

たとえどんなにお利口な子どもでも
そこはやっぱりまだ5歳
大人の思惑通りに動くとは限らない

時間で動くツアー
真夏の遺跡巡りツアー
夜討ち朝駆けのS社のツアー
大人だって時にはリタイアするんだぞ?
そして今回は結構な高額である

どんな母子かはわからないけど
設定の段階で無理がある
楽しく過ごせるか・・・いきなり気が重くなった