続々・歩く速度

歩く速度で思い出したことがある
その昔１ヶ月程イギリスで暮らした時のことだ

ホームステイ初日
確か平日だったんだと思う
着いてすぐ位にホストマザーが
ちょっと出かけなければならないから
その辺散歩でもしてくれば？と言った

駅なら歩いて１５分くらいだからと教えられ
これから利用することも多いだろうから
行ってみることにした

ところが行けども行けども駅に着く気配がない
２０分は確かに歩いたと思うんだけど
ちっとも辿り着かないのである
簡単な道程のはずなのに気が動転していたのか
道を間違えたのかと思って不安になり
行っては戻り、戻っては進みを繰り返して
散々歩いてやっと駅に到着した

一生懸命歩いたのにこんなにかかるのは
歩いて１５分がウソなのか
イギリス人の足がよっぽど速いのか・・・

当時は素直に驚いたけど
今同じ道を歩いたら楽勝かもしれない

ちなみに右往左往していた私は
とても挙動不審だったらしく
「ヘンな日本人が歩いている」と
ご近所のウワサになっていたそうである

ああ～
何て懐かしい思い出なんだろう