旅人のにちじょう

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ブータンあれこれ(6)

2006-09-15 |  ブータン
10ヌルタム札・約25円

<龍王の国ブータン>

「ブータン(Kingdom of Bhutan)」というのは
元々はインド人がチベットを指して呼んだ言葉らしい
それが欧米人の間に定着しているという
ブータンの言葉では「雷龍の国(Druk Yul)」で
国旗には宝玉をつかんだ龍が描かれている

そしてブータンは君主制の国である
元首はジグメ・シンゲ・ワンチュク国王
1972年に16歳という若さで即位した

レストランやホテルには国王の写真が飾られ
お札にもそのお顔が印刷されている
民族衣装着用を義務付けたのも今の国王である

端正なお顔立ちの国王にはなんと
4人のお后がいるんだそうだ
しかも4姉妹・・・
姉妹で一人の夫っていうのはどんな気持ちなんだろう


私たちの泊まったマンダラ・リゾートは
現地の旅行会社が経営するホテルである
ブータン最後の夜その社長が夕食に登場し
「今夜の飲み物はウチのおごりです」と言った

しかも「飲み放題」である
添乗員が「最初の一杯」を持つことはよくあるけど
どんなに飲んでもおっけえだという

見るからに福々しい社長は
最初の挨拶だけなのかと思ったら
テーブルの真ん中にどっしりと座り
何とニコニコと話に加わるじゃありませんか

折角なので「社長と一枚」と写真を頼むと
何のためらいもなくがっしりとハグ
もしかして普通に酔っ払いだったり?(笑)

社長は国王とご学友であったと語り
あろうことか
「国王は奥さん4人だけど私は5人」とのたまった

えっ?それってネタ?
だって昨日民族衣装試着の時に現れた夫人
すっごい綺麗な人だったよ?
一同騒然としたが社長はニコニコ

それならと「じゃあ私を6人目にして」と
冗談かましたら「オッケーオッケー」だって
やっぱりノリのいい酔っ払いだあ
結局社長は宴会の最後までしっかりいました(笑)

散々飲んで部屋に引き上げると間もなく
ドアがノックされ「ここで二次会するから」
とツアーの人が有無を言わさず入って来た(驚)

何でも社長がビールやらワインやらジュースやらを
最後に出た人に持たせてくれたんだって
私の部屋はホテルのレストランから一番近く
しかも他の部屋より広かったらしく
都合よく二次会場に設定されちゃったのであった

社長~~~
どこまで気前いいんですか~~~
そんな大盤振る舞いするなんて
ツアー代金どんな使い方してるんですか~~~

そういえば添乗員を夢見るツアーのおにーちゃんは
「嫁も世話するから来なさい」と言われてたな
現地ガイド提案の「ナイトハンティングツアー」も
「ノープロブレム!」と力強く肯定しちゃうし
ホントに奥さん5人いるのかも・・・



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