旅人のにちじょう

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トルコでラマザン(1)

2011-09-13 |  トルコ
S社のツアーは基本的には一カ国周遊である
なので一つの国で二度目はあまりない
もう一度があったとしてもリストの下の方になる

トルコは10年位前に行った
といっても
ポルトガルに行く前にちょっと寄っとく?
くらいの感じで
イスタンブールとカッパドキアに3泊ずつだけ

パムッカレもトロイも行ってないけど
まあそのうちね、な国だったのに
そして今別地域に重点を置いているのに
なぜまたトルコだったのか

5年ぶりに復活したS社の東トルコのツアーで
世界遺産のネムルート山を見たい!というのは
もちろんあったのだが
それにしてもどうしてもこの夏行きたかったのは
なぜかといえば・・・それは

ラマダン真っ只中だったから

イスラム暦の9月ラマダンは
西暦よりイスラム暦が11日ほど短いため
毎年ちょっとずつずれていく
おととしリビアに行ったときには帰る頃
「もうじきラマダンになります」だった

今年は8月1日~29日
来年は7月20日~8月18日
この夏を逃すと私の休みと合うのは当分先だ

バリバリのイスラム国だとちょっと怖いが
トルコなら何とかなりそう~
ってなわけで東トルコが急上昇したのであった

ちなみに
非アラビア語圏ではラマダンではなく
ラマザンということが多いらしい

ラマザンは朝が早い
日の出ている間は飲食ができないので
その前に食べるだけ食べておくのだ

日の出と日没に合わせて
毎日時間が分刻みで決められており
その時間がくるとアザーンが流れる

更にアザーンだけでなく
太鼓を叩いて知らせるのだ
「起きろ~飯を食え~~」とばかりに
ドンドコドンドコ太鼓を叩いて街中を練り歩く
しかも念入りに何周も!

これがね
2時半とかなんですよ
真夜中じゃん
そんなに念入りにされたら嫌でも起きるって

ちなみに太鼓を叩く人は
輪番とか名誉職とかではなく
専門の人を雇うらしい

日没と同時に食べまくり
ちょっと寝て
すぐ起きてまた食べる

ラマザンって体に悪いんじゃないか
いや健康のためにやるのではないのだが
消化器官によろしくないばかりか
完全に寝不足だよねえ

どおりで
昼間公園とかジャミイ前で
皆ゴロゴロダラダラしているわけだ

ああ
朝日が眩しい・・・




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