<従二位の杉>
鎌倉前期の歌人で宮内卿従二位藤原家隆が手植えし奉納したという樹齢800年、周囲5mの巨木がありましたが、私はその異形さに、ショヴォー氏とルノー君のお話集の「子どもを食べる大きな木」を想起し、走り回っている女の子がちょっと心配になりました。
<芭蕉忍者説>
奥の細道の行程が異常に早いのは、伊賀出身で忍者だという説があります。しかし忍者の時代ではないし、曽良の随行日記でおくのほそ道の日程の創作性も明らかになっています。実は公儀隠密の曽良が芭蕉を隠れ蓑にしていた・・なんちゃって。
<芭蕉像>
芭蕉像は関の森公園にもありますが、奥の細道の始まり地点(千住付近と曖昧なため、もめている隅田川両岸の荒川区と足立区でも、劣勢な方が最近銅像を建てたそうです。飯坂温泉には一句書いてほしかったラヂウム卵碑の側に芭蕉像があります。各地にあまた建てられた「芭蕉さんを巡る本物は誰だの旅」も一考かな。
これにて、白河巡検~芭蕉編はおしまいです。
S先生を囲む門下生の会~白河の陣2015
白河の陣2015-1 境の明神は連星イスカンダル~ガミラスだった。
白河の陣2015-2 白河の関(続き)
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