写真は「鳥頭対談」という本です。
副題は「何を言っても三歩で忘れる」。
図書館で除籍になり、欲しい人どうぞコーナーにあったので、
鳥という文字に惹かれて貰って来ました。
ビロウな話でもあるし鳥には全く関係ないので、中身の話はしませんが、
「鳥頭」というと、私は主治医にしている鳥の先生を思い出します。
あまり愛想はよくなく、たまに厳しいことも言いますが、
でもきちんと向き合ってくれるその先生は女性です。
なぜこの先生を思い出すのかというと、それは
「鳥は鳥頭なんかじゃないのよ~!」と
ちょっと興奮気味に語ったのが印象的だったから。
この先生は、大体一羽につき30分の時間を取り、
診察が終わっても、残った時間で色々と話をしてくれます。
先生の目的は、そうやって人間たちが話している間に
リラックスした鳥がどういう行動をするか、
それをさりげなく観察することにあるようです。
前に、ケージを丸ごと持って行き、
備長炭の止まり木を齧るメイを見て、
「この仔、これを齧ってるけどこれは炭? だめよ炭なんか齧らせちゃ」
と言って、ひとしきり炭の講義を受けたことも。
まぁその話はともかく、鳥頭の話ですね。
それはあることで受診した際、
何の話からそうなったかは覚えていませんが、
「鳥には感情がある」という話になったのです。
先生曰く、
「例えば鳥を独りで置いて旅行に出かけると、1日、2日はスネてる。
なんでアタシを置いてったのよ、なんで独りにしたのよ、と言って、
飼主が帰ってきてもすぐには寄ってこない。
こっちが、ごめんね~、XXちゃん元気だった?ってご機嫌をとると
本当は凄く嬉しいのにしぶしぶ寄って来たりする。
それが4日、5日と独りで放って置かれると
捨てられたのかしら?とでもいうように不安が募ってきて、
気持ちに余裕がなくなり、スネてる場合じゃなくなる。
そんな時に飼主が帰ってくると、もう嬉しくて嬉しくて、
飼主にまとわりつくような態度をとる。
そうやって鳥にもちゃんと感情があるの。
覚えてるの。賢いのよ。
何日か前の新聞に、ある大学教授が、
ハトは、自分が映ったビデオを見て自分だと認識することが
出来ることを証明したという記事が載ってたけど、(→多分これ)
そんなのは前から分かってるのよ!
鳥は鳥頭なんかじゃないのよ~!」
話しているうちに段々興奮してきたようで、
いつも冷静な先生には珍しいなと思ったので記憶に残りました。
それだけの話なんですけどね(笑)
この鳥頭!とは言われないようにしたいものですが、
鳥になれるものなら、なってみたいな。
ちなみに、鳥頭の鳥とはニワトリのことで、
物忘れ=ニワトリは三歩歩くと忘れる=鳥頭、となったようです。
なぜニワトリは三歩歩くと忘れるのかは、ぐぐってくださいね(笑)
ポヨちゃんが迷子です。詳細はこちらです。
お心当たりのある方は御協力ください。
里親募集をしています(無償譲渡)。東京、大阪方面です。
詳細はこちらです。