ちいさいやつら

わが家のセキセイインコとアキクサインコのお話

リュープリン

2012-09-23 20:13:31 | 病院関連
(すみません、この記事、凄く長いです)

さて、綾子ですが、
ひとつ、皆様にお話してないことがあります。

先に言い訳をさせていただけるなら、
先月、ホームステイしている仔がいて、
病院関連の話より
楽しい話題の方がいいなと思い
ちょっと後回しにしたことで
お話する機会を失ってしまいました。

退院したら改めてお話すればいいかと
考えていたのですが、
思ったよりも長引き、
今日までお話できませんでした。


何の話かというと、実は綾子、
入院中にリュープリンを打ちました。
発情を抑える注射です。


順を追ってお話しますね。


8/1に血便が出て入院したのですが、
でも10日ほどで、自力では食べないけれど
とりあえず元気になったので、
バリウムを飲ませてレントゲンを撮ったのです。





それで分かったことは、
約一年半前と比べると
薬の効果で、肝臓は小さくなったけど、
代わりに、卵巣が大きく腫れてること。

これが↓一年半前の画像です。




(2011.1.4)

ショックでした。
発情抑制のためにエリカラをつけ始めて
これも1年半以上が経ち、
大きな発情は抑えられていると思っていたから。

これが、
持続する微発情の怖さというところでしょうか…。

このレントゲンを診て、
先生から提案がありました。

発情を抑制するホルモン剤である
リュープリンを打ったらどうか。
一年半前は
卵巣はさほど腫れてなかったので見送ったけれど、
今回は肝臓も小さくなってるし、
これは好機ではないかと。


リュープリンの詳しい説明はコチラ↓で。
http://blog.goo.ne.jp/mfugitive/e/a14db63fbf7c361663a690c9ae637784

リュープリンには副作用は無いといわれてますが、
肝臓に負担をかけること、
そしてその効果は、
やってみなけりゃ分からないところがあります。

それでも、
まず第一に考えなければならないのは、
綾子には卵を持たせられないということ。
次に卵を持ったら落鳥する可能性が高い…。

だから発情抑制として
色んなことをやって来たわけで、
嫌がるエリカラまで着けさせたけれど、
胃炎持ちの綾子にとっては
これも限界だと感じていて、
もう手立てが無いところまで来た感があり…。
なので私は、
リュープリンを打つことに決めました。


ただ、そのリュープリンには急性期があり、
打った2日後に具合が悪くなったり、
羽がドバっと抜けたりすることがあるそうで、
でも丁度入院中ということもあり、
綾子も回復してきたので、
8月中旬に初めてのリュープリンを打ちました。

心配だった急性期も
綾子は具合が悪くならず、
この仔にはリュープリンが合ってるのかも?と
ちょっと嬉しく思ったりしました。

ただ、その後は
なかなか自力で食べなかったのですが…。

その頃、私は
食べないのはリュープリンのせいではないのですか?
と訊いたのですが
「違うと思う、胃炎の方から来てると思う」と。

結局、一週間くらい食べない時期があったけれど、
徐々にオーツを食べ始めたので
退院ということになったのですが、
でも、綾子が急にゲコゲコむせて、それも延期。

ただ、むせた原因をさぐるために
レントゲンを撮った結果、
二週間で卵巣が小さくなってるのがわかり、
リュープリンの効果が認められました。
(むせの原因は不明)





そうこうするうちに、
また次のリュープリンを打つ時期がやってきたので、
(始めのうち、リュープリンは2週間に1本)
打って、様子を見てから退院にしましょう、と。

そして8月下旬に2本目を打ち、
急性期の2日間が過ぎても
綾子の様子に変わりがなかったので、
打って3日目に退院しました。

でも、、、
退院した日は家でもオーツを食べてたのですが、
翌日には吐いて絶食状態になり、
再び入院になったのが9/3でした。

この時の私は、
綾子をそっと連れ帰って来ただけなのに吐くなんて、
何か変だなと思いつつ、
それはリュープリンのせいではなく、
ただ単に、移動や環境の変化からくる
不調だと思っていました。

そして再入院後、
綾子は給餌を受けて体重が回復し、
オーツも食べるようになった頃、
3回目のリュープリンを打ちました。

その3日後、ゴボっと吐き、
リュープリン効果で激しい換羽が来たことで
体重がガクッと落ちました(31→27.5g)
これが最近のことです。

この時になって私はやーっと
全ての謎が解けたというか・・・(>_<)・・・

綾子がずっと食べない理由も、
一度退院した時に、家で吐いてしまった理由も、
すべてリュープリンが原因だろうと
思い至ったのです。

綾子の急性期の症状は2日目ではなく、
3日目とか4日目に出て、
さらにそれを過ぎたらOKなのではなく、
食べない不調がその後ずっと続くこと、
それがリュープリンのせいなのだと
やっと最近分かりました。

リュープリンは換羽を起こさせる薬でもあるので、
換羽が鬼門な綾子にとって
気持ち悪くて食べられないということは
充分あり得ることです。

それに、回を追うごとに
急性期の症状も強く出てきて
不調が長引いているようなので、
結局、リュープリンは
止めてもらうことにしました。

先生は、打つ間隔を
2週間ではなく1ヶ月に一度に延ばすことを
考えていたようですが、
私にはそれでも綾子には負担が大きいと思うので
やめて欲しいとハッキリ伝えました。
ちょっと今は打つことは考えられないとも。

卵巣のことだけを考えたら
続けた方がいいのかもしれませんが、
その度に入院し、
給餌してもらいながら生きるのは
なんだか違うだろうと思って。

綾子には長い入院生活を送らせる羽目になってしまい、
もう本当にごめんね、というより他ないです。

1回目の注射の後、食べない綾子をみて、
何かがおかしいと感じていて、
これはリュープリンのせいなのでは?と
訊いたりもしたのに、
先生も分からなかったのだと思うけれど、
違うと言われて、そうなのかと納得してしまい、
結局、何かがおかしいと思いながらも
3回打つまで漫然と過ごしてしまったことに
なんともいいようのない罪悪感が湧き、
最近は夜中に何度も目が覚めてしまいます。

せめて再入院の時に気付いていれば
3回目は打たずに済んだのに…。

でも、リュープリンを打った結果
卵巣は小さくなり、一定の効果は得られたのだから
前向きに考えようとは思っていますが、
綾子が元気になるまではあれこれ考えてしまうでしょう。

最近の綾子は、激しい換羽で
給餌しても体重が思うように増えないそうです。

リュープリンをやめて
今後、抑制をどうするかは悩ましいところですが、
今はそれよりも
とにかく綾子に元気になってほしいと思っています。

―――という、長いご報告でした。

(最後までお付き合いくださり、ありがとうございます)

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