ドラゴンズドグマ :感想レビュー

2012-05-31 19:32:00 | ゲーム GAME
PS3 ドラゴンズドグマ (カプコン オープンワールドアクションRPG)

■ゲーム感想レビュー(レベル20ほど)

お話
ドラゴンに心臓を奪われた主人公が「覚者(かくしゃ)」となり、不思議な従者「ポーン」を連れドラゴンを倒す旅に出ると言うお話。
主にメインとサブクエストを受注し(複数可)完了すれば新しいクエストが出現します。

フィールドを歩く楽しさと辛さ
広い世界がオープンワールドで出来ており、継ぎ目なしで繋がった広大な世界が楽しめます。
(町、ダンジョンへ入る際は読み込みあり)
そして移動は全て徒歩(走り)
さらに日の出、日の入りがあり、夜はモンスターが昼間いなかった場所に出現するので、遠出には朝早くでかけ、夜になる前に帰るという計画性が必要になってきます。もし帰れない時はランタンの明かりをだけが頼りという心細さ。
(もちろん帰還アイテム(ルーラ程度の)はありますが、高価でかなり特殊アイテム)
このあたりドラクエ初期の雰囲気もありますね。RPG遠足はウチに着くまでが遠足、面倒なようですが、それがいい。


(専属ポーン:左 とプレイヤーの覚者:右 どちらの外見もカスタム可)

ポーン
専属ポーンは性別、外見、職業カスタマイズで自分だけの従者を一人つくれます。
パーティーは最大四人で、残り二人は他のユーザーの作成したポーンの分身を借りる、というシステム。
オンに縛られたくない自分には、この緩いつながりがいいですね。
また貸したポーンはアイテムやレンタル先ユーザーの評価を持ち帰ることもあり、それもまた楽しい。
このシステムのおかげでつい自分プレイヤーキャラよりポーンの方をいい装備にしてしまいたくなります。

モンスターや美術デザイン
非常にスタンダードな中世ファンタジーダー、モンスターはゴブリンやサイクロプス、ヒドラ、キメラ等、あくまで使えるのは剣と魔法と体術のみ。銃や空飛ぶオーバーテクノロジーや不思議科学のたぐいは一切なし(今のところ)
そして登場人物の服装、容姿も他の国産RPGに比べびっくりするくらい地味ですが、それだけにとても受け入れ易い世界となっています。
懐かしいところではウイザードリー末弥純先生のイラストがそのまま動く世界でしょうかね。今貴重なくらいの王道です。

バトル
マップ上シームレスでバトルが始まり、アクションが得意なカプコンらしく、プレイヤーとポーンは非常にキビキビとした動き爽快感ある戦いをしてくれます。
敵も大きな物はサイクロップスやヒドラやキメラに立ち向かう姿は正に狩りゲー、部位破壊もあって同社のモンハンを思わせる雰囲気。
美術設定は地味と書きましたが、バトルは非常に派手とバランスが取れてます。
また経験値出の成長と、ポイントで技スキルを手に入れ、転職で様々な職業が楽しめます。

例えるなら「ドラクエ+モンハン」
海外主流のオープンワールド系と狩り+やり込みが上手く合わさった、海外的でもあり実に日本的でもあるRPG
難度もダークソウルほどシビアでなく適度なゆるさ。
正統派中世RPGを楽しみたい方、昔RPGにはまっていた方、モンハン+ストーリークエストを楽しみたい方、ダークソウルに心折れた方(笑)にお勧めです。