絵描きが喰えるソーシャル 喰えないショーシャル

長文アップします。タイトル付けるなら「絵描きが喰えるソーシャル　喰えないショーシャル」
知り合いでちょこちょこ話が出たり、カード仕事先方との雑談したりで最近思った事を書いて行きます。


ソーシャルはどれも安い？
■一言で言えば「喰えるソーシャル」と「喰えないソーシャル」があるということ。
まず今のお仕事。これは一点に差分あり。自分が通常受けるカードイラスト+αくらいのお値段です。値段もそこそこ、差分の作業に対価がある。これは「喰えるソーシャル」

釣り合わない
■一方カードイラストと同じサイズで差分あり、稿料はカードイラストの1/2。まず基本料が少ない上差分の対価も無い、残念ですがこれが実際会った「喰えないソーシャル」
「相場」ではなく自分が生活する上で制作にかかる日数と対価が釣り合っているか？基準はこれです。

実際仕事を受けた方で、もっと大変だった方も大勢いると思います。
今まで同人だけ、そんなとき仕事の話が来て受けたら大変な目に会った等。
未経験が不幸な結果になることもあったでしょう。

受ける前に■安い、と思ったら交渉を。しないで相手の提案を呑むのは損です。（まあ実際後者の件では「これこれ時間もかかるので値段をあげてください」と話し結果断られましたが…それでも何もしないよりはマシ）こちらの希望を伝えましょう。

断る
■釣り合わないとおもったら勇気を持って断る。
「これを断ったら後が無いかも」とモヤモヤとしたものをかかえると制作にも身が入らない。
これで修正でも来た日には「なんで俺こんな仕事やっているんだろう…」ということに。
相手側にも「この人はこの値段で受けてもらえた。じゃあ他の人も良いだろう」
とお互い不幸。

さらに受ける前に
■受ける以上は納得して受けましょう。
内容（サイズ、差分有る無し、クオリティ）相手側の用意する仕様は十分か？（テキスト、資料は用意してくれる？）　稿料は税込み？抜き？　発注書、契約書の有無（今は交わすのが普通。その話がでないのは危ない）稿料振込はいつ？（納品してから翌々月等）

仕事を出す方へ
■差分は作業です（あたりまえですが）元絵との合わせ、調整等時間がかかります。差分有りの場合はそれらへの対価を用意してください。
（一定の力量をもったプロほどそのあたりに厳しくなります）
今この時だけあればいいではなく、この先も絵師作家と付き合い、この業界を維持して行くためにも。

以上、Ｍがんぢーが感じた最近の「ソーシャル」界隈について、ちょっと真面目に絵描き視点から書いてみました。絵描きな故思慮の足りない点、舌足らずな点、乱筆乱文ご容赦くださいませ。