リュウケンドー52話感想(前編)

2007-01-14 01:29:47 | 魔弾戦記リュウケンドー RYUKENDO
リュウケンドー52話「さらば魔弾戦士」感想(前編)

さらばあけぼの町
さらば魔弾龍
さらば魔弾戦記リュウケンドー!

玩具擬人化画像追加しました。注!これは感想の前半です。
(文章が長過ぎて一回でアップできませんでした)
この先、最終回ネタバレがあります。




○年の瀬を迎え、新年の準備に忙しいあけぼの町。
魔物との戦いを生き抜いた商店街はいつものように賑やかで、忙しく日々をおくっています。
肉の猪俣も今日は屋台仕様?ご苦労様です

この感想は年明けに書いているのですが、当日もちょうど大晦日。きっとお子さん達はものすごい親近感を感じていたんでしょうね。
つくづくリアルタイムで見れなかったのは残念です。

「フローリスト野瀬」の前には見慣れた黒コートの男、白波です。
とうとう白波も素直になって、かおりさんに会いに来た?...と思いましたが、彼女を確認すると通り過ぎてゆきました。
気付いたかおりさんが追いかけますが、すでに立ち去った後。
積極的なかおりさんに奥手な白波。まだまだ二人の春は遠いといったところでしょうか。

「次はどうするの?」
豚々亭では剣二が年越しソバならぬ年越しラーメンの真っ最中。
しかも海さん鈴に両側を挟まれ、文字通り両手に花ですな、うらやましい。
その剣二を挟んでの話題は「これから」のこと。
魔物軍団ジャマンガは滅び、元凶の大魔王も今は無く、唯一心残りだったライバルジャークムーンも先週昇天。
刑事を続けるのか、それとも田舎に戻って鳴神流を継ぐのか?
なんだ先週あれだけ鈴との仲が盛り上がっていましたが、こりゃ海さんにも可能性があるってことですかね?
いや、田舎には鈴を連れ帰っても良い訳だし。
海さんとしてはむしろ師範=剣二の祖父の後を継ぐ気があるのかが心配なのかも?
う~ん剣二どうするの?

「いや、全然考えてなかった!」
やっぱバカだコイツ(笑)

あけぼの町を見下ろす丘の公園。
ベンチに座る剣二はゴッドゲキリュウケンにはなしかけます。
「これからどうすればいいと思う?」
Gゲキリュウケンの答えはひと言。
「お前が決めるんだ」
確かにその通り、他人の意見は聞いても選ぶのは自分。誰の物でもない、自分の人生なのだから。
けど、こういう時に不安になる剣二の心もわからないでもありません。
「けど俺とお前一心同体だし」
「親友でも他人ならいつか別れは来るものだ」
寂しいこというなよゲキリュウケン....

そのころ、存在をすっかり忘れていたパワースポットが活性化。
巨大で不思議な輝きを放つクリスタルが発生し(いや、これこそがパワースポットの正体だったのかも」
魔力エネルギーが勢い良く吹き出します。
それは黒い霧になったかと思えば凝縮し複数の塊に姿をかえ、その形はジャマンガの魔物そっくりに変貌するのでした。
真っ黒で解りにくいですが、泥棒ゲックス、硬くてやわらかマコード、人真似のネマノン、パオーことジャマインド、っていうところでしょうか?

降り立った黒い魔物モドキはお正月準備のあけぼの町や、あけぼの署を暴れ回ります。
異変に気がついた剣二、さっそく魔物につかみかかりますが、霧のように分裂し、その拳は宙を舞うばかりで全く効果がありません。
市子律子のバズーカや対戦車ライフルもムダだろうなあ。
物理攻撃の効かない敵、こりゃ厄介ですよ。

未知の敵。これに対してSHOT本部では御厨博士の解説がはじまります。
魔物モドキは「ジャマンガの魔物」とはまるで違う物である(魔的波動がまるで違うby白衣の瀬戸山さん)魔的エネルギーがその姿を映した記憶のようなもの。
これらは予兆であり、警戒すべきはその後の「大規模魔法爆発」である、と。
大魔王の影響を受けたパワースポットの暴走。
使用したアルティメットキーの効果である膨大な魔力の流出が関係しているのは間違いないでしょうね。
御厨博士はつづけます。
「剛一君が以前ヨーロッパでの魔法爆発の際、回避方法をみつけていたようだ」
剣二と不動さん、さっそく白波に強力をあおぎますが、どうも協力的な態度ではありません。
「なにも出来る事は無い。爆発に備え、避難するしかない」

うわ、素っ気ないところが昔の白波だ!?
二人を振り切った白波に話しかけるザンリュウジン。
「教えてやれば良いのに、気を使ってるのか?」
「おれは親友を失い、お前が必要なんだ」
「剛一にはこの町で、もっと必要な物が出来たはずだろ」

白波って急に幼く見えるときがありますよね(剣二とじゃれ合う時とか)
両親を失ったときから、彼は他人を寄せ付けないことで己を守って来たのかもしれません。
反面その心はその時から成長出来ていないのかもしれませんね。
そんなことさえ感じさせます。
しかし「友人を失うかもしれない方法」というのは...これはやはり...そうなんですね。

SHOT本部ではさらに解析がすすみますが、出てくるのはさらに悲観的な結果ばかり。
残り時間はあと二日、しかも魔法爆発の規模は日本が吹き飛ぶというもの!
打つ手の無い剣二と不動さんはパワースポット調査に来ていた白波の元へ。
彼も事の大きさを把握したのか、パワースポット封印の方法を話し始めます。
「三つの魔弾龍を使えば封印出来る」
安心する二人。
しかし魔弾龍達は気付きます。
なぜヨーロッパではその方法を行わなかったのか?
それこそが白波が躊躇した理由でした。
封印には魔弾龍のコアの力全てが必要であり、それを行えばコアは異次元へと飛ばされてしまう...つまり。

魔弾龍とは永遠の別れ。

激しく動揺する魔弾戦士達。
それはそうでしょう、その付き合いの長さはそれぞれですが、互いに唯一無二の相棒と認める存在です。
その相棒を犠牲にしなければならないなんて。
あの不動さんでさえ任務と割り切れず苦しみ、剣二にいたってはSHOT基地から飛び出してしまいます。
たどり着いたのは町を見下ろす丘の公園。
そこで剣二は小町さんに諭されます。
「私も多くの別れを経験したからその悲しさは知っている、けど、別れは新しい出会いでもあるの」

明治からあけぼの町を見守って来た小町さんだかから言える重い言葉。だけど今の剣二にはそれを納得できない、受け入れられません。
しかし、Gゲキリュウケンの言葉が剣二を動かします。
「あ~、がっかりだぜ。男と見込んで一年コンビを組んだが、お前は全く成長していない」
「成長するっていうのは相棒を見捨てても平気になることなのかよ!」
「違う!友が安心して旅立てるようにような...大人になるってことだ」

その言葉に剣二は覚悟を決めたようにつぶやきます。
「ゲキリュウケン、もう少し子供の俺につき合ってくれ」
「...ああ」

はい、ここで前半パート終了。
アイキャッチもいつもの勇ましいテーマではなく「魔弾戦記リュウケンドー」のピアノソロ。
そして映像はノーマルリュウケンドー...いやでも最終回を感じさせて、心にグッと来ますよ。
マダンマグナムCMの勇ましいマグナも見納めか~。
そしてBパートはいつものテーマとゴッドリュウケンドーで始まります。


○絵は前半から印象的なシーン、剣二を叱るGゲキリュウケンそれを見守る小町さん。モバイル魔弾龍が揃ってのシーンと、かおりさんを見つめる白波からです。





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