バンドの中心人物が初めてソロアルバムを出すと言うとそれなりに注目を浴びる。それが最強のロックバンドの1つThe Rolling StonesのフロントマンであるMick Jagger ならばそれだけでハードルはかなり高くなる。ファンならずともあのMick Jagger がどんな音を聴かせてくれるのか興味が湧く。
長年のStones Fan の僕もMickが遂に初ソロアルバムをリリースするというアナウンスが流れた時はびっくりした。
Mick Jagger がソロアルバムを出す〜!
どんな感じのアルバムになるんだろう?
Keithがいなくても大丈夫?
このアナウンスはファンにとって嬉しいような嬉しくないような複雑な気持ちだった。
Stonesを超えるアルバムを出されたら困るけど無様な内容のものは出して欲しくないなぁー!
タイトルはShe's The Boss!好きな女性に向かってあんたがボスだぜ!とMickが歌ってるのか?と思った。
PVのJust Another Nightはなかなかカッコ良かったのでアルバム自体どんなふうに仕上がっているかとても気になった。
まずオープニングを飾るLonely At The Topは
Stonesのアウトテイクのリメイクだ。Jeff Beck のギター🎸はやっぱりカッコ良い。ブートでこの曲聴いたことがあるけどもう少しテンポはゆっくりしてた。
バックはストーンズと違って演奏がタイトで隙がない。Mick のヴォーカルは元気いっぱいだ。
ウォーミングアップとしては良い選曲をしたのかもしれない。StonesからソロアーティストMick Jagger へと渡す橋の様な位置付けの様なナンバーだ。
勿論Stonesのナンバー全てがJagger & Richardsの共作でないのは分かっている。でもKeith Richards と言うパートナーがいてこそのMickだと思っていたので果たしてこのソロアルバムの曲がどんな風に仕上がっているかがとても気になった。
2曲めの1/2 A Loafのギター🎸の入りはカッコイイ。音自体は今風でとても都会的だ。当時最先端の音を奏でるビル・ラズウェルやナイルロジャースが参加しているから当然か?
きっとライブで聴いたらカッコいいだろうなと思いながらアルバムを聴き進めていく。
演奏が上手い!音が詰まってる!ストーンズみたいにスカスカではないぞ!
3曲目のRunning Out Of Luck とその次のTurn The Girl Looseは黒っぽくてそれでいて今風の感じがした。とにかくStonesとは違った事をやりたい〜!感が全面的に出ている。
唯一ほっこり出来るのがレコード時代だとA面最後の曲のバラードHard Womanだ。この曲はソロで来日した時にライブで是非歌って欲しかったナンバーの一つだ。
ミックもなかなか良い曲書くやん!
そう思いながらレコードをひっくり返したのだった。
◆She's The Boss◆
発売日 1985年 2月25日
最高位 全米13位
Track Listing
1.Lonely At The Top
2.1/2 A Loaf
3.Running Out Of Luck
4.Turn The Girl Loose
5.Hard Woman
6.Just Another Night
7.Lucky In Love
8.Secrets
9.She's The Boss
2.1/2 A Loaf
3.Running Out Of Luck
4.Turn The Girl Loose
5.Hard Woman
6.Just Another Night
7.Lucky In Love
8.Secrets
9.She's The Boss
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